ラパン。やっぱり全然変わってない

フルモデルチェンジ、ですが、見た目はこんなにそっくり。

現行モデル。


ニューモデル。


ほんとそっくりですね。

それでいてニューモデルは、燃費24.5km/ℓ だそうですよ!
おおお~。
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翔太と猫のインサイトの夏休み

「わたくし率イン歯ー…」の感想にコメントをいただき、この本を紹介してもらった。
図書館にはなぜか置かれていなくて、文庫本だし本屋さんで買った。
(その時に、つい手に取った「負け犬の遠吠え」を買ってしまったのだけど。)

「感想」と簡単に書けないぐらい、うーむ、さすがに深いのお。

僕が一番読みたかったところは、この本では2章の部分。
でも、僕が一番興味のある「意識って何?」、「心ってどうやって生まれるの?」という問いについては、この本の中には答えが無かった。
「心がある」とは、他者から見て心ある振る舞いをしているようにしか見えないこと、という前提(?)で書かれているような感じで、僕は何度も本を読むのを中断して考えたのだけど、この前提にしていることが間違っているようにしか僕には思えず、ちっとも納得できなかったのだ。
そんなわけで、一番期待した2章が一番裏切られた気分でした。
他の章に書いてあったことは、子供の頃(僕の場合、中学から高校ぐらいまでかな)によく考えていたようなことで、その後の僕の考え方の基本になっているようなこととあまりズレていなくて、すんなりと読めた。

頭の中がぐわーっと沸騰したような過負荷状態で、考えを整理するために本に直接考えたことを書きなぐりながら読んだのだけど(ほとんど2章)、それを書き写す。

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一般化したって、他人に心がないかもしれないなんてことにはならない。一般化しすぎ。

言葉?

言葉を学びつつあるということと、心が形成されつつあるということは別ではないか。

信用したって、そいつに意識があるとみなしているってわけじゃない。

また「言葉」だ。???

心があるかどうかは他者が決めるってこと? 他者から見て「心ある振る舞い」をしていれば心がある??? 

「赤」とか「痛み」という言葉の定義はそうかもしれないけど、「心」という言葉は他人から見てそう見えるということとは関係ない話では?

逆はどうか? ある日突然全ての感覚が無くなっても心は考え続けるのでは?

全く原子1つまで全て同じならば、できるのでは?

「心」という言葉の定義なんてどうでもいいのに!

いるとするな! 

持ったりしない!

他者から見て? なんで他者が出てくるの?

疑う余地だらけ! なんでこんなに独断するのか。

「意味そのものを定めている」 ????

「なーるほど」 ←??? 翔太、納得すんな!

なんで心がないのに振る舞うんだよ!

「他人」? また「他人」???

そうは言うが、もう立花さんではないのでは?

なんで他者がどう思うかが基準なのか?

なんで??

可能??

納得すんな?

?? だから僕ではなく、僕と全く同じ心を持ったもう一つの自我だろ!


***********************************


納得できないからと言って、読んだ意味がなかったかというと全く逆で、すごく刺激的な体験だったのは確か。
そういう考えかたをする人もいるのか、でも僕とは考え方がちがうな、って感じ。
で、肝心の僕にとって一番興味のある、「そもそも意識って何?」「心って何?」ということに関しては、この人は答えてくれていない。というか、そんな問いは意味がないということなのか、あるいは哲学の対象ではないのだろうか。
とにかく残念。


いやしかし、知恵熱が出るんじゃないかってぐらい久しぶりに頭をフル回転させました。普段全然使わない部分をフル回転。なかなかこれはスゴイ体験だなぁ。

面白かったです。


昔から、こういうネタで話し始めると大抵の人が「俺、そういうめんどくさい話するの好きじゃない」とか言って興味を持ってもらえないので、あまりオススメはしませんが、こういうことを深く考えるのが好きな人にはオススメです。
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ラパンがついにフルモデルチェンジ

ラパンがついにフルモデルチェンジするらしいですね。

http://asekisei.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-c57d.html

これだけ安定してコンスタントに売れている車だから、ほとんどパッと見は変わっていない。よかったよかった。
丸っこくなっちゃったら、それはもうラパンじゃないからなぁ。
でも、少しだけは丸くなってしまっているらしい。
カクカクしているのがラパンなんだけどねぇ。

めちゃくちゃ燃費が改善されるらしい。これうらやましいなぁ。
CVTの設定があるらしい。

SSはあるのかなぁ?
もし無ければ、慌てて現行モデルを買う人も出てくるか?
軽自動車をマニュアルでブイブイ運転できるなんて、なかなか無いだろうから。
SSは隠れた名車だからなぁ。どうなんだろう。

なんて言っても、買い換えるつもりは全くないけど。
まだ乗り始めて2年半だしね。
10年乗るぞ!が合言葉です。
新モデルが現行の雰囲気を踏襲しているということで、安心して今のラパンに乗り続けられるってものです。
もし、10年(今から8年)ぐらい乗って、その時もまだラパンがやっぱり好きならば、8年落ちの中古を買わなくても、新車を買えばおんなじ雰囲気のラパンが手に入るってことだから。
良かった良かった。

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負け犬の遠吠え / 酒井順子

数年前のベストセラー。
賛否両論、ものすごい論争になっていたような。

他の本を買いたくて本屋に行って、その本を見つけたあとにフラフラしてて、つい手に取って買ってしまった。
男で子供もいるお前が買うなよ、って思われそうだが、単純に面白かった。
この人の流れるような語り口調は素晴らしい。
今の東京に生きるある層の女性達についての見事な観察と分析、そして、楽しい語り口調。
正直、「負け犬」として語られる女性達が、ものすごい「勝ち組」の人だけで、こんな人達だけじゃないだろう!っていうか、こんな人達はごく少数派だろうと思うけど、少なくとも、そういう人達についての観察と分析は本当に見事。

まぁ、こんな本を「面白かった」と書いただけで、誰かからへんな誤解・反感・怒りを買ってしまいそうなので、この辺で。

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リアル8巻

「リアル」の8巻をセブンイレブンの棚で見つける。
出ていたのか。
最近、「のだめ」にしてもそうだけど、セブンイレブンで見つけて買うことが多い。
買ったのは、きのうの夜だけど、そのまま夜更かしして読んだりせず、今朝の通勤電車で読み始めた。

また泣いてしまった。
このマンガを電車の中で読むのはホント危険だ。
やばい。

ああ、早くタカハシくんがバスケを始めないかなぁ。
当然、いずれはバスケを始めるからこそ登場したのだろうし。
そして、父親と彼の関係だけじゃなくて、あのお父さんとあのお母さんがきっと、本気でバスケをして活躍する彼の姿を見て和解するんだ、きっと。バスケをしてキラキラと輝く息子の姿を見て、あの夫婦はようやくまた仲良くなれる、きっと。

あのオタクキャラの彼と、そして新しく同室になったプロレスラーの彼の存在、この2人がきっと大きな存在になるんだろうなぁ。

そして、ついに、ついに、野宮が始動。
もちろんプロバスケチームなんて無理に決まってる。
でもきっと何かを学ぶだろう。前に進むための何か。次につながる何か。
その野宮が、この車椅子バスケチームにどんな影響を与えるのか。
これも楽しみでしょうがない。

あー、早く続きが読みたい。
でもそれは1年先までお預けか。
楽しみだなぁ。
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MARIMARI RYTHMKILLER MACHINGUN / Since Yesterday


みずなしさんがコメントくれて、それで久しぶりにCD棚から引っ張りだした。

どういう経緯なのかちっとも知らないけど、この人は、なぜかフィッシュマンズのメンバーがすっごく絡んでいて、このCDのストローベリー・スイッチブレードの名曲「Since Yesterday」のカバーも、1曲目が佐藤シンジremix, 2曲目はZAKによるremixなのだ。

今あきらかにフィッシュマンズフォロワーみたいな音作りのバンドがけっこういたり、いまだにフィッシュマンズの人気は衰えない感じなんだけど、だから、今の若い人達が10年以上も前のフィッシュマンズのCDを買ったりしていると思うんだけど、こういうフィッシュマンズが音作りに絡んでいるCDまでは、なかなか知ることが難しいんじゃないかって思って、わざわざブログに書いてみました。

僕が今持っているのはこれだけだけど、柏原ユズルプロデュースでミニアルバムだしたりしてたし。

で、みずなしさんのコメント見て、ちょっと調べてみたら「人のセックスを笑うな」のサントラは、HAKASEによるもので、MARIMARIがなんとフィッシュマンズの“いかれたBaby”と“MY LIFE”をカバーしているんですね。
出演しているだけじゃないんだ!
ちょっと聞いてみたい。なにせHAKASEだし。

ってことで、フィッシュマンズを好きでマリマリ知らなかったそこのあなた、女性ボーカルの乗っかったフィッシュマンズサウンド、一聴の価値ありですよ。
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ポメラ

ポメラ、帰宅途中のヨドバシカメラでちょっと触ってきました。
いい感じ。
キーボード、奥行き方向の幅がもうちょっとあるとカンペキだけど、いや、これで十分打ちやすい。きっと慣れれば問題ないレベル。
ヨドバシでの価格は、24800円だった。10%のポイント還元を考えても、やっぱりネットのほうがずっと安い。
買うならネットかなぁ。

いや、しかし、結局のところ僕が欲しかったのはまさにコレだった気がする。
これが半年前に売り出されていたら、ネットブックU100は買わなかったかも。
やりたかったのは、結局、電車の中でブワーっとタッチタイプで文章を打ち込みたかった、それだけなのだ。

あ~、ほしい。
やっぱ買うだろうなぁ。
だって、これ一部ではものすごく注目されているけど、決して大ベストセラーとかになるほど「普通」の人から注目されているわけじゃない。
ってことは、気がついたら販売終了ってことになりかねない。
電池で動くんだし、今使わなくても、旅行の時とか、何年か先に使い始めてもいいじゃないか。
売っているうちに買っておきたい。手元に置いておきたい。

ウチは、デジカメも普通の乾電池で動くタイプにしています。
海外に行ったときとか、乾電池ならばどこでも売ってるんですよ。
日本にいるときだって、コンビニに走ればOK!
実はこないだの子供達の運動会も、途中の昼休みにコンビニに乾電池を買いに走りました。
この安心感は素晴らしい。充電池がヘタるってこともないしね。

あー、ほしい。
買っちゃおう、そうだ、買っちゃおう。



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少女隊ベスト、早瀬優香子「躁鬱」



Perfumeと女の子3人組アイドルつながりってことで少女隊。
高校時代に、BOOWYなんてクソだ!どうせボウイならBOWIEを聴けバカ!!とか叫んだり、当時すでに、えらそうに音楽についてぐだぐだゴタクを並べている痛いアホ少年だったのです。映画「ゴーストワールド」とかの痛さはもう、びしびし刺さってくるわけです。
が、当時そんなことを言いながら一方で少女隊とか聞いていたりして。
ま、アイドルっていうのは小学生ぐらいからの流れの中にあって、中学生ぐらいから始めた「高尚」な音楽趣味とは全然別の趣味という感覚だったわけだけど。(そういうことを思っているっていうのが、ものすごく痛いわけですが)。

少女隊は、ウチダと中野サンプラザで最前列で見たという思い出がある。
プリンスのチケット取るためにウドー音楽事務所の前に並ぶぜ!ぐらいの本気で取ったら簡単に最前列が取れちゃって。


で、当時好きだった人として、この早瀬優香子という人がいます。

この2枚を手に入れられるうちに手に入れておこうと思い、ヤフオクで落としました。

少女隊と早瀬優香子、共通点は「ささやき系」です。
少女隊は、レイコだけですが、「ささやき系」は。
レイコの歌い方って、単に声量が足りないだけなんだけど、早瀬優香子と非常に似ているわけです。

このCD2枚、今、20年ぶりぐらいに聞いてみると、早瀬優香子は今聞いてもかなり良い。あー、よみがえる高校時代。好きだったなぁ、この声。少女隊は、うーん、こんなチープな音作りだったっけ?
ま、思い出の音楽なので、手元に置いておければOKです。

で、この高校時代の経験が僕を「ささやき系」大好きな人に育ててしまいました。


そんなわけで、その後も実は「ウィスパーボイス」なんて聞くとすぐに手を出してしまうわけです。
Spiritual Vibes, SNAPSHOT, Stina Nordenstam
これ全部オススメです。


kahimi karie
この人については、説明の必要ないかな。
左上ので初めて出会って、それでクルーエルレーベルとか知るようになりました。
右下の白黒ジャケのが好きですね。


Claudine Longet
これはカヒミ・カリィがどこかで推薦していて買ってしまったわけです。
カヒミ・カリィの元ネタみたいな人ですね。

他にも色々買ったような気もしますが、CD棚から見つけられない。


僕を「ささやき系」にいざなった早瀬優香子ですが、最近は、これまた僕が気に入ってる安藤裕子がなんと「セシルはセシル」をカバーしたとかで、聞いてみたいなぁ。買うか、シングル。買っちゃうか。

思えば、確かに安藤裕子の発声の、声を出す最後のところで舌でひっかけるように声を出す感じは、早瀬優香子に似ている感じもするなぁ。

で、一番最初に話を戻せば、僕の好きなささやき系ボイスですが、少女隊ではレイコですが、Perfumeではカシユカですね。カシユカ、顔は好きじゃないですが(すみなせん、ノッチ派です)声はバツグンにカシユカですね。
Perfumeを聴いて癒されるのは、実はカシユカの声にあのボコーダーが加わってなんとも絶妙な感じになってるあの声に癒されているんだと思っています。
期待してます、カシユカ。




******追記*******


大学の時に出てきたチャラのアルバムもソッコーで購入したのも、思えばこの「ささやき系」好きの流れの中にあった行為のように思います。
「ささやき系」というよりも、「舌ったらず系」かもしれませんけど。
で、チャラのモノマネみたいな安藤裕子を僕が好きになったのも、その安藤裕子が早瀬優香子の曲をカバーするのも、当然の流れのような気もしてきますね。


もう1枚紹介。
2ヶ月前ぐらいに新宿タワーレコードの「Perfume好きならこれも聞け」コーナーみたいなところで買ったのがこれです。
ミツキ・アイラって女の子の。
これもまた、絶妙に「ささやき系」っていうか、「舌ったらず系」っていうか、それにボコーダー処理っていうか、なんともいい感じです。
音作りは、Perfumeっぽいです。そういうコーナーで見つけたんだから当たり前ですが。


おしまい。

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葡萄缶!!

いろいろと紆余曲折あって、結局行くことが出来ました。
楽しかった。

客層は思ったより色々だった。
いかにもアイドル大好きって人もいたけど、もっともっと普通の、普通にカッコいい感じの男性も多かった。やっぱり音重視で好きになっている人が多いんだろうなぁ。
予想どおり、社会人率は非常に高い感じだったけど。スーツの人もたくさんいた。
おかげで僕なんかは全然普通なほうで、あんまり浮いてなかった。よかった。
近くに完全に音楽を聴きに来ている2人組がいて、ステージほとんど見ないで踊り狂ってたり。僕でもああは出来ない。やっぱり見たい。
ノッチ側だと思っていたがカシユカ側だった。誤算。ま、それもよし。
とにかく楽しかった。

最初のレーザー光線の演出はすごかった。
あと、すぐ後ろのあたりに中田ヤスタカがいた。1階席最前列。
開始1分前ぐらいに周りの人が振り向いていたから振り向いたらちょうど椅子に座るところだった。
イエー!とか言いながら拍手していたら照明が消えてカウントダウンの映像がスクリーンに流れコンサートスタート。
ステージ上から一瞬消えた3人が、中央の円形のところから突然現れて、緑色のレーザー光線が会場じゅうを。すごい演出。

3人は、中田ヤスタカが来ていることを知らなかった。
途中のMCのときに気付いてビックリしていた。

ライブってもの自体がものすごく久しぶりというのもあって、とにかく楽しかった。
あ、あと、けっこう狭く感じたな。
つまり、3人が近く感じた。嬉しい誤算。

あんまり細かいことは覚えていない。
全てを見てやるっていうんじゃなく、とにかく音に乗って踊っていたので。
腹を揺らす低音にとにかく乗っかって。

楽しい楽しいひと時でした。
夢のような。。。
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24アワー・パーティ・ピープル

すごい。
バンドと契約していないとか、すごい。
そうか、トニー・ウィルソン、こういう人がいて、ファクトリーという自由な場があって、それであのハッピーマンデーズのあの音楽が生まれたのか。
当時、マンチェスタームーブメントとか言われていたのは知っていたけど、僕は別にマンチェスターと呼ばれる他のバンドには興味がなく、いや興味が無いというか全く知らなくて、単にハッピーマンデーズが好きだった。ダンスミュージックとして好きだったという感じかな。
バンドサウンドというよりは、完全にダンスミュージックと感じていた。だからだろうか、他のバンドにまで手を延ばす気はしなかった。
ストーンローゼスには全く興味がなかった。まあ、ほとんど聞いてないだけだけど。

自分史的には、ボブ・マーリーしか聞かなかった1年間のあと、80年代のカシオトーン系打ち込みレゲエにあまりはまれずレゲエから離れかけたころダブという奥の深い世界に出会ってまたずっぽりとレゲエに戻りつつも、なぜかジョン・レノンのソロアルバムにもはまり、その後にまた、いろんな音楽に手当たり次第に手を出し始めた頃に出会ったのだった。
あのジャケットにひかれたのだろうか。
なぜ手にしたのか全然覚えていないけど。
とにかくハッピーマンデーズが好きでよく聞いていた。
大学の往復で何度も何度も聞いていた。
住んでいた吉祥寺の街をぶらぶら歩きつづけながら何度も何度も聞いていた。
なつかしい。

そうか、こういう環境で生まれた音楽だったのか。
ニューオーダーとか他のバンドとの関係も初めてわかった。
ハシエンダ、こういう場所があったのか。
映画の中で流れるハッピーマンデーズの曲は、やっぱり大好きだなぁ。

自分の会社が抱えているバンドがレコーディングもろくにしないで島で麻薬で遊びまくっていても特に怒るわけでもなく、この達観というか、この態度はほんとすごいなぁ。
トニー・ウィルソン。

支えてくれるパトロンがいて、芸術家がその才能を開花させるように、このトニー・ウィルソンという人が作った自由すぎる環境の中で偶然咲いたあだ花なんだな、あのハッピーマンデーズの曲たちは。ある意味、奇跡の音楽だ。

やっぱ、ちゃんとCDで買い直そう。
あいかわらずテープでしか持っていないってどういうことだ。

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ブラス!

病気でずっと寝ていた時に見た映画で、すっかりブログに書くのも忘れていた。

イギリスっぽい。
僕達が、ロックンロールの歌詞の中で聞いてきた、労働者階級のイギリス。
「おしゃれしてくるんだったわ」とか、湿ったジョークもまたいい感じ。

なぜか最近、こういう炭鉱閉鎖系(ってどんな系だ)映画にばっかり当たる。
炭鉱の閉鎖っていうのは、それまでの生活を支えていた基盤がある日すっかりなくなってしまうわけだから、ドラマが生まれやすい場所なんだろうけど。
いい映画が多いように思う。

指揮者のおじいちゃんがとても良かった。
あの病室の外で演奏するシーンは、まんま日本のドラマがパクっていたそうだ。
パクりたくなるほど良いシーンてことだよな。

最後、簡単にハッピーエンドにしないところもイギリスっぽい。
例え優勝したところで、炭鉱の閉鎖は何も変わらない。
自分達の街に戻れば、避けられない現実が待っている。
でも、親子のきずなや、夫婦のきずなや、何かを得た者達も。

日々の生活よりも、もっと大切なモノってあるよね、と。
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紀元前1万年

「アポカリプト」を思い出したけど、あれほど迫力があるわけではない。
あれほど引き込まれたわけではない、けど、面白かったなぁ。
やっぱりこういう系統の映画、大好きなんだな。

時代考証とか、まぁ、どうでもいいでしょ。
ローランド・エメリッヒだもんねぇ。
「インディペンス・デイ」で、新しい「ゴジラ」で、「デイ・アフター・トゥモロー」の監督なんだから。そんなのはなから期待しちゃいませんよ。

逆に、舞台を紀元前1万年にしちゃったことで、『神話の世界のファンタジー』として、十分楽しめました。舞台が現代だと、「あれだけ進歩した技術を持っている宇宙人に対して、今の地球のコンピュータウィルスなんて、そんなもん通用するわけねーだろ!」とか、「図書館の中で本を燃やすぐらいでどうにかなる寒さじゃねーだろ!」とか、ついつい突っ込んでしまうんだけど、この映画はもう神話・ファンタジーで全然オーケー、全てオーケーでした、僕は。

単純に、楽しめた。
父親が一人出て行った理由も、最初はよくわからなかったけど、ちゃんと段々と説明されてすっきりしたし。

こういう映画、他の人もどんどん作ってくれないかなぁ。
やっと、こういう時代を描いても自然に見えるだけCGが進歩したんだから。
宇宙とか、ロボットとか、未来もいいけど。
たくさん見たいなぁ、こういう映画。

「アポカリプト」をもう1回見たくなってしまった。
あれはほんとすごかった。
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