宇都宮大学 森林政策学研究室

宇都宮大学 農学部 森林科学科 森林政策学研究室のメンバーによる、森を愛する全ての人のためのブログ。

新連載!「目撃!宇大林政史を振り返れ!」

2015-05-05 23:10:51 | 歴史

5月です。皐月ですね。

 今年のGWはどう過ごされていますか。栃木県は連日の晴れ模様で観光日和が続いています。日光東照宮などはさぞ人で一杯なのでしょう。一方、林政の研究室は実家に帰省する人が多く、閑散としております。

 

 さて、そんな人の少ない森林政策学研究室から新企画、

目撃!宇大林政史を振り返れ!

をお送りします!

 ゼミや調査などで報告することがない時に、その穴埋め的な記事として不定期に載せていきたいと思っています。内容は宇都宮大学の前身である、宇都宮高等農林学校時代から現在までの大学と林政の歴史を振り返るというものです。僕が卒業するまでには完結させる予定です。では、さっそく第一回目の記事です。

 

第一回「森林政策学研究室とは?

 

 まず、はじめにこの研究室について簡単に説明します。

 森林政策学研究室では、総合科学の体系を持つ森林科学の中で、社会科学分野、すなわち経済学、政策学、法律学、歴史、地理等に関わる総領域をカバーしています。森林と人とが関わる社会的事象すべてがその対象領域となりうるため、幅広い知識と、未知の情報を収集するための好奇心、根気も必要とします。

 

 2006年末に笠原教授が退職された後、2014年9月まで教員は一人体制で、毎年度3~4人の卒業生を送り出していました。2014年10月から林宇一助教授が加わり、教員は二人体制となっています。学生達は、学部3年間で森林科学の基礎を学んだ後、研究室で社会調査の方法について学び、研究テーマを模索しながら実際に野外へ出て様々な調査を実施します。あるときは、揺れる騒々しい車内で、またあるときは農家の軒先や役所のテーブルで、時には山道を歩きながら、など様々なケースが考えられます。若い学生を歓迎してくれてお土産を持たせてくれることもあるかと思えば、調査の理解が得られずに門前払いされることもあり、まさに現実社会の縮図へ丸ごと飛び込んでいくことになるのです。

 

 このような実証調査を通して、学生達はひと周りもふた周りも大きく成長していきます。学部でみっちり実証研究を行った後、修士課程へ進む場合は、さらにより多くの文献・資料に触れ、理論的な背景について補強し、理論と実証の両面を備えた質実剛健たる森林科学徒として社会の要請に応えるようになります。

 

 また、過去に在籍された教員は以下のようになっています。

大正12年~昭和10年:鈴木秀雄教授

昭和4年~10年:斎藤基夫助手

昭和11年~17年:塩谷勉教授

昭和18年~51年:大崎六郎教授

昭和35年~平成10年:鷲尾良司教授

昭和51年~平成18年:笠原義人教授

平成25年~:山本美穂教授

 

 

 とりあえず初回はこれぐらいで。

因みにこれ、山本先生の許可をとらずにやっております。( ̄□ ̄;)!!

見切り発進もいいとこです。もしかしたら、次回の連載2回目にして打ち切りになる可能性が・・・・・・。

 

次回予告

第2回「駅弁大学と駅弁」

お楽しみに!


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