月曜日から3日間サマーボランティアで高校生が合計6人文福に来る事になっています。始めの班の3人が今日最後の日でした。それで私の家に来て、5時間を一緒に過ごしました。
昨日は事務所で顔を合わせていましたが、あまり話が通じないようだったので、まあいいや、家に来たら嫌でも聞かなければならないからと思っていました。昨日、猫が好きだというので、私の携帯に入っているななの写真を見せていたら、他の写真まで見たらしく、「お孫さんだ。かわいい」と3人で言っていたのです。それで文福に来た時のオリエンテーションで誰かが言っていたのかと、今日来た子に聞いたらそういう事でもないというのです。
いくら時代が変わったとは言え、まだ、障害者で重度と言われる者が結婚して子供を産み、育てて孫がいる人は少ないと思います。障害者の置かれている現状が全く分かっていない、高校2年だからそれが当たり前なのかも知れませんが、説明してようやくなるほどといった様子でした。
無知だから差別があるという事がわからない。それで、差別するという意識がない。良い意味でそれが当たり前だと思っている。自分の周りには障害者がいない、教育が別々の中で滅多に出会う機会がない状況だから、仕方がないんでしょうか。ハンセン病の事だって知らないで来たために多くの人たちが差別され続けて来たという歴史があるのだと思うと。やっぱり、無知は良くないと思います。
上に書いたような事が極普通な事になる社会なら良いのですが。
今日は良い勉強になったと思います。私にとってもね。