2in20 nagoya ~トゥー・イン・トゥエンティ ナゴヤ~

名古屋発信のセクシュアルマイノリティとアライ(支援者)のための団体のブログです。活動紹介、ニュースなどを取り上げます。

結婚って何なんだ!?!?

2008年05月01日 03時36分00秒 | News
オーストラリアで、同性カップルにも婚姻と同等の権利を認める法律ができそうです。

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

以下はCNN.co.jpの記事です。
(http://www.cnn.co.jp/world/CNN200804300030.html)


同性カップルにも婚姻と同等の権利 オーストラリア

キャンベラ(AP) オーストラリア政府は23日、同性カップルに対する差別撤廃のため、100あまりの連邦法を改正すると発表した。ただし同性婚は認めない方針だ。

ロバート・マクレランド司法長官によると、法改正は、長期的関係を築いている同性カップルを、税制、年金、福祉などに関して婚姻カップルと同等に扱う内容。例えば子供を育てている同性カップルは、2人とも税制面や失業手当の優遇が受けられるようになる。

改正法案は5月以降に議会に提出し、2009年半ばまでにすべての改正を終える見通し。しかし「婚姻とは男女間のもの」(マクレランド司法長官)との考えから、婚姻法の改正は予定していない。

法改正について、同性愛者の権利保護団体は歓迎を表明する一方で、同性婚に反対してきた英国教会のピーター・ジェンセン司教は、同性愛カップルの法的権利を認めるなら、プラトニックな関係で長年共同生活をしている友人同士にも同じ権利を認めるべきだと主張した。

オーストラリアは同性カップルの権利を認めている州や準州が多く、連邦法の改正はこうした実態を追認するものとなる。

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



ふむ~~~。

ロバートちゃんは同性婚は認めない方針のようですが、だから同性カップルは勝手に頑張って生きてくださ~いというスタンスではないところはすばらしいですね。

キリスト教など同性愛に対して寛容でない価値観が根強い国や地域では『同性婚』という形で結婚を認めるのは難しいけれども、婚姻と同等の権利を認めますよという手段が採用されることもしばしばあります。

オーストラリアも、この『婚姻じゃないけど権利あげちゃう戦法』でいくんですね♪



さて、この機会にちょっと結婚について考えてみたいと思います。


まず、このロバちゃんはなんで、結婚が男女間のものだって普通に主張できるんだろう。
愛し合う二人が法的に結ばれるのが結婚じゃないのか?

結婚の定義ってなんだろう??

そりゃあ辞書をひいたら意味はバシッと出てくるだろうけど、ひとりひとりが違う定義を持っていてもいいと私は思います。



結婚ができる異性愛カップルでも、あえて籍は入れずに事実婚というスタイルをとるふたりもいます。
同性愛カップルの中には、異性愛カップルと同等の権利だけじゃなくて「結婚」がしたいんだ!
というふたりもいるかもしれません。


結婚について深~~く考えていくと、いろいろな考えが浮かんできます。

私も以前友人と結婚について話していたとき、

権利がしっかり与えられているならば結婚というカタチにこだわる意味はあるのだろうか?
そもそも、結婚っていう制度に憧れること自体がおかしくないか?
結婚という制度、さらには戸籍という制度もなくしてしまえ!
家単位、カップル単位を標準とせず、個人単位で生きていけばいいじゃないか!!

こんな主張を聞いたことがあります。




正直いって、私は深く考えれば考えるほど答えが出なくなります。


この記事の最後にもあるように「同性愛カップルの法的権利を認めるなら、プラトニックな関係で長年共同生活をしている友人同士にも同じ権利を認めるべき」という主張をする人もいて、ここまでくると疑問は制度に対してではなく『愛ってなんだ』という、ものすごく哲学的な問いになってきます。



制度・・・愛・・・なんかよくわかんないけれども、今はっきりしているのは自分の結婚願望の強さ。

よくわかんない「結婚」というものを知るためにも、一度してみるのがいいのかもしれません(笑)!


最新の画像もっと見る