日々是後悔也 ver.3.60

備忘録代わりのちょっとした旅行記と書き物

井川線を行く

2014-09-01 00:27:03 | Weblog
夏特有のとげとげした暑さというのがなくなってきました。

すっかりご無沙汰していましたがいかがお過ごしでしょうか。
この夏は忙しいのもあいまってどこも行く気になりませんでしたが、お盆休みに少しだけ。
K君からのリクエストで「お盆休みにどっかジュニアを連れて行きたい」とのこと。うーん・・・。そんなお手軽なところあるのかねぇ?
ジュニア君はどうやら松阪に出来たという噂の模型カフェに行きたいらしい。でもおら模型鉄じゃないし。
ということでトーマスが走っている大井川に行くことに。
・・・しかし、あのえぐい色のトーマスと客車を見ることになるのか・・・。


前日早めに出発してのんびり行きたいとのことだったのでK君宅を0時過ぎ着。なにやらジュニア君は興奮しすぎてあんまり寝てくれなかったらしい。
到着を千頭に8時くらいとアバウトに決め出発。R302から153,301とつなぎ、なぜか新城から山の中へ。え?そこまで来たら別にR1でもいいような気もするけどナビの指定はよくわかりませんw
細江から浜名湖の北を通り浜松へ。結局R1の浜名バイパスへと出たので「ぐるっと回った」だけ。

のんびりしすぎて千頭に着いたのは9時を回ったところ。トーマス展には多くの観光客が来るらしく、臨時の駐車場に車を止めましたが他府県ナンバーばかりでした。
千頭まで来たまではよかったのですが出発時に降り出していた雨は山間部に来て結構な雨量。傘がないと厳しいくらい。いつもなら車の中にあるはずの傘が今回に限ってはありませんw どうやら直前にK君の奥さんは傘をおろしてしまった模様。
・・・ということでせっかく千頭についていながらコンビニまで傘を買いに逆戻り。
まあ、そもそもがもんびりいくという考えの元なので少々遅れてもねw

予定のトーマス号着は千頭を12時。出発が2時ということなので私の未乗区間である井川線の先に乗ることになりました。
実はこの年になるまで本線の方は何度も来ていたり乗ったりしましたが、井川までは行ったことがありません。従ってアプト式が導入されて既に20年がたとうとしているのにこれすら未経験だったり。
同じような経ち位置の鉄道としては黒部峡谷があがりますが、あちらは762mm。まあ客車の小ささはどちらも似たようなものですが。


さて。10:20過ぎ発の井川行きに乗り込みます。が、本線からの接続待ちで20分ほど延発。
今改正でさらに本数が少なくなったので1本逃すと次が計算できなくなりますしね。

ようやく出発。
大井川沿いを遡っていきますが、先日来の大雨のため川はまるで泥水のよう。ジュニア君は「コーヒー牛乳みたーい」と喜んでいましたが。




中央アルプスの山すそを通るため山自体が大変険しい。


沿線がずっとこんなカーブ。フランジのかかるカーブとトンネルの連続。ダム建設のためとはいえ、よくもまあこんなところに鉄路を通したもんだと感心します。


ずっと雲の中を通過している感じ。山の中腹に雲がかかりファンタジックな光景が続きます。


そうするうちに井川線最大のお楽しみともいえるアプト式の始まり、アプトいちしろに。

大人も子どももこぞって連結作業を見に降りてきます。
大井川は専門の係員が常駐してではなく、車掌さんと運転士さんが連結作業をするのですね。

アプト区間と併走して

旧線の線路も見えます。こっちの方が興奮しますがw(画像は帰りに撮ったもの)


アプトいちしろー長島ダム間だけが電化されているのもなんだか不思議な感覚。
日ごろは車のに乗っているので90‰という感覚もあまり実感はわきません。

山すそを登りきると

長島ダム。水煙が上がるほど放水が凄いことに。


接岨湖脇にはキャンプ場が整備されこんな風景が広がります。こんな山奥でキャンプは・・・とも思わないでもありませんがw

秘境駅探索な人にはたまらない

尾盛。降りてしまうと30分でやることがなくなってしまうとか何とか。
さすがにこの雨の中では降りる人はいませんでした。

2時間以上かけて

井川に到着。谷と道路がすぐまで迫り、よくこんなところに駅を作ったものだと感心します。


過去には本線隣に着回し線があったはずですが取り外してしまった模様。2,3年前でしたか、井川で起こった土砂崩れのときに外してしまったのかもしれません。

いろいろなサイトで紹介されていますが

この先は井川ダムを作ったときの貨物線。橋の下は道路でこの道路を行けば終点までいけるらしい。
鉄路を使っての旅客はここまで。たまに大井川主催で廃線ウォークをやるようなのでそっちはそっちで面白そうです。


井川駅の駅舎と駅前広場。
結構な大きさに感じますが広角10mmで撮っているので広く感じるだけ。10m四方ぐらいの感覚。


残るお客も見受けられましたがわれわれ14時に千頭にいないとトーマス号を見れません。20分ほどで折り返しになる列車に乗り込みます。「何しにいったんだ?」といわれると困りますね・・・。
再び折り返しの12:20発で千頭へ。

・(画像は行きと同じなので略w)というか、画像は帰りのもの

千頭着は14:30。あれ?トーマス号が見当たりません。よくよく駅の張り紙を見ると「トーマス号発車14:05」
あれま。一体何しにここまで来たのだか。
せっかくなのでK君とジュニア君は雨がやんだ直後にトーマス展を見に会場へ。
わたしはその間ボーっと構内見学。

おや。あれに見えるは

旧西武の351(だったか。
確かHDDの中に現役の頃のが・・・

ああ。ありました。リバーサルで撮っていた同じコマにはまだ動いていた頃のC12や廃車になって山中温泉の道の駅に里帰りしたしらさぎ号までありました。

その前には

あぁ・・・。E10がぼろぼろになって・・・。E-101,2も見当たらないもののそろそろ全検の時期。いぶきはまだ検査まで時間があるようではありますがどうなることやら。


トーマス号は見れなかったものの、トーマス展の方でK君ジュニアはおおむね満足した模様。ちょうど臨時駐車場行きのシャトルバスが待っていたのでこれに乗って帰ります。千頭の駅から駐車場まで歩いていけない距離ではありませんが、それは疲れがピークの子どもがいなければ、の話。
16時を回っての駐車場。温泉に行こうかこのまま帰るかの協議の結果、温泉へ。
その昔、千頭からバスに乗って行った覚えのあるところを再訪してみることにしました。K君ジュニアは露天風呂が初体験とのこと。

白沢温泉は炭酸泉。温度も少し低く長時間入っていてものぼせたりしません。18時過ぎぐらいまでのんびりしたあと帰途につきます。昔来たときには車は新金谷に放置して列車とバスで来ましたが、最終バスの時間があったのであまりゆっくりと出来なかった記憶があります。こういうときの車はとても便利w

R1を西進し時間は20時を越えました。このまま行くとまたもや夕食難民になってしまうので浜松のお好み焼き屋チェーン店で夕食。名古屋に帰ってこれたのは日が変わって3時。家に帰ってきたのは日も上ってしまっての7時となりました。
先回4月ののと鉄道のときのように0泊3日も覚悟しましたが週明けから仕事なのでさすがに・・・。































□今日の井川線。

以前より乗っては見たかったけど機会のなかった井川線。その理由のひとつに本数の少なさがあります。
3月改正で本線は本数が少なくなったのとが話題に上がりましたが、井川線はさらに減便され(確か)5往復。
専用鉄道の面影を色濃く残す路線として興味を引きますが、ますます鉄路でのアクセスが難しい路線でもあります。
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