日々是後悔也 ver.3.60

備忘録代わりのちょっとした旅行記と書き物

ひとつの時代の終焉

2015-09-11 22:42:00 | Weblog
やはり雨が降る続いたり凄い勢いで降り続けると時節柄ですが東海豪雨をどうしても思い出します。
あの雨は幸いながらうちに被害はありませんでしたが、刈谷から西は次の日どこも通れなかったのです。
今回の北関東から南東北の豪雨と洪水は思い出すのに十分すぎました。
被害にあわれた方には謹んでお見舞い申し上げます。



そんな台風接近の中、@なかのひとは茅野へ連続14時間の仕事に出かけておりましたw
愛知を出たとたんに晴れになりましたがね。







先月。とうとう青函トンネルが北海道新幹線への供用と試験のため北斗星が廃止されることになりました。
ちょうど走り始めた年、大学生になった直後でお金もなく憧れだったのです。
(先輩たちはバイトもしていたせいか、よく「チケット取れたぜ~」と自慢していたのを聞いていましたが。

片道だけでB寝でも2万近く。

通過していくのを眺めるだけの高嶺の花。
これは20数年前。東北線の駅で撮ったもの。(どこで撮ったのかは忘れた。
カマの次位に入っている電源車はマニからの改造車なので今となってはレアですね。

夏にお客が裁ききれない時期もありました。

そんなときに臨時。B寝だけで編成された「エルム」。臨時だったせいもあってすぐに廃止されてしまいましたが。
北斗星はカシオペアができるまで結構本数があったのです。


臨時では夢空間の3両をつなげての運用もありましたねぇ。
カシオペアやトワイライト、七ッ星へとつながるご先祖でした。


憧れではありましたが年2回の有明巡礼(笑)をやめてしまってから東側はトンとご無沙汰。
その間にわたしの機材はフィルムからデジタルへと変化していきましたが、結局北斗星をデジタルで撮ったのは下の2枚。しかもコンデジ。
それならば「せめて機材の新しくなった最期ぐらいは見に行かねば」とO氏と話がまとまりました。・・・といってもわたしは金魚のフンですがw


8/22の夜。O氏に迎えに来ていただき一路東へ。
新東名から東名、東京ICから首都高を抜け東北道へ入ります。(1行で書いてますが23時に家を出発、首都高に入れたのは日も上がった4時半過ぎ。
東北道を北上し那須ICまでやはり随分遠いところです。

今回のポイントは栃木と福島のほぼ県境、豊原ー黒田原。行ったことのないポイントな上に関東からの人間のほうが時間の距離も有利。どれぐらいの同業者がいるのかすらわかりません。
案の定、最初に向かったポイントは6時過ぎにもかかわらず車の止めるところはありません。
「もう1つのポイントいこっか」ということで山の脇の道路から獣道のような道に入ると、ふと周りが開けて線路すぐ横に出てきました。
既に先行していた同業者が二人。山を削ったその上から少し見下ろす感じ。いやぁ、なんか東海地方にはない風景でいいですねぇ。



到着が6時半くらい。ちょっとのんびりしていたせいもあってすぐにセッティングしないと通過してしまいます。
下り貨物を見送りながら7時前

24-120mm(58mm) 1/1000 f5 ISO1600
DfなのでISOをガッツリ上げてシャッタースピードを稼ぎます。
線路際なので中途半端なスピードでは動体ブレを起こしますし。実際2丁切りをしたD200は640まで上げたものの動体ブレでしたorz

何となく中途半端艦は否めませんが10数年ぶりに北斗星を見れたのでもう満足。東北線に優等列車はもうないのであとはおまけみたいなものです。

80-200mm(110mm) 1/2500 f4.5 ISO1600
すっかりISOを戻すのを忘れてました。おかげでまっくろ。

どうやら朝は上り貨物がほとんどないようで、通過していくのは下りばかり。東海地方では金太郎を見ることはないので

80-200mm(110mm) 1/1250 f2.8 ISO400
ISO400にしても変わりませんねorz もうちょっと色が出るとよかったんですが空に引っ張られて色がでませんでした。




8時を回りましたが遠いところということがあって午前中ぐらいしか撮影が出来ません。帰り道になってしかも撮って面白いところ・・・はなかなかありませんねぇ。
レールウェイマップルを広げながら「う~ん・・・」とうなっていましたが「真岡はどうだろう。あそこなら帰り道方向だしSLもいる」
と提案。調べてみるとその日も昼前から下りがあります。一般道を辿って2時間くらい。ポイントも知りませんがいってみることに。


北斗星の撮影で早朝の通過だったのでコンビニすら寄れず朝食をとりそびれました。「せめて牛丼屋の朝定食を・・・」と思っていましたがR294沿いではコンビニすらありません。とそのうち道の駅「東山道伊王野」を発見。「ここなら何か食べるものがあるだろ」と寄ってみます。
8時過ぎだというのに駐車場はいっぱい。どうやら朝取りの野菜を売っているようです。
ご飯におにぎり。オクラやアスパラは1つで100円。スイカは中玉で500円などなど・・・。多分ナンバーからすると地元の人ばっかりのようですがみんなよく知っていますねぇ。オクラとアスパラのほか、なしが6個で350円とスーパーではありえない新鮮さとお値段だったので買ってきました。


R294を南下。

茂木駅には11時過ぎ着。とりあえずお腹がすいたので道の駅で買ってきたおにぎりを食べてロケハンします。

真岡の線路沿いにポイントを探しつつ移動しますが、既に有名であろうポイントには2,30台の車とともに同業者がひな壇状態になっていました。もう少し戻って・・・としてる間にあまり時間もなくなってきました。
多田羅ー市塙、小学校のお隣の踏み切りに撮れそうなところがあったのでそこで。

80-200mm(170mm) 1/1250 f4.5 ISO400 トリミング済み
実はDfは失敗。なぜかCHのモードが動いていてミラーアップモードになっていて1枚しか撮れず。

D200も使って2丁切りをしていたのに

70-300mm(92mm) 1/1250 f5.6 ISO400 色修正あり
こっちはSLが真っ黒に。仕方ないのでソフト側で修正。うーん・・・。ちょっとついてないですな。



12時も回り今度こそ帰る方向に行かないと今日中に帰れなくなります。
栃木方向に向かっていくと東北道のIC。ふとレールウェイマップルを見ると"岩舟"の文字が。あれ、岩舟って秒速5センチメートルの1話にでてきたところ。映画を見てDVDも見てずっと尋ねたかったけども遠くてどうしても行く気がしなかったところです。茂木や真岡もそうですが、次にいつ来れる事か・・・。
「O氏、O氏。30分だけ寄り道お願いしていい?」と頼み込んで寄ってもらいます。


岩舟には15時を回っての着。残念ながら外見は既に作中の駅舎とは変わってしまっています。


変わらないのは画面左の建物。自転車預かりの(旧)商店のようですね。
駅前の道路は作中のようにずーっと直線が続いてるかと思っていましたが、実際は市道にぶつかる50mで終わっています。

駅は無人なのでちょっとお邪魔しましょう。

岩舟の駅名は実は名所案内。


小山寄り


桐生・伊勢崎寄り
ここは作中にそのままでてきますね。が、明里が貴樹と別れて電車に乗る場面、結婚前に両親と話すホーム上の2番には列車は入線しません。


伊勢崎行きは反対側の3番に、小山行きは実は1番に入るので2番は使用していません。
作中にもある岩舟山をバックに115がいく風景は見れますが、便の2/3はどうやら日光線から移動してきた107ばかりのようで。



さて。ホントに帰らないとえらいことになります(笑)。
R50から北関東道へ。関越道から上信越道に入りさすがにO氏がグロッキーに。

横川SAで1時間ほど仮眠してもらいます。


南には妙義山が見えるはずでしたが、残念ながら雲の中。


そのまま長野まで行かずに途中、佐久ICから鹿教湯、三才山トンネルを経由するR254から松本平へ抜け中央道へ。
駒ケ岳SAでご飯の後、帰ってこれたのは2時過ぎでした。































□今日の北斗星

やはり遠い、というのが感想。しかも夜行なので冬のような日の短くなる時期はほぼ撮影が不可能。
時間がかかるということはお金もかかるということ。何かないといけれません。
ほんとはDD重連の北海道での撮影が理想でしょうが、やろうとすると最低でも2泊。厳しいですね。
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