名もなきブログ

考えたことメモ

ボーイズ・オン・ザ・ラン

2010-09-26 16:25:55 | 漫画
ボーイズ・オン・ザ・ランという花沢健吾という人が書いた漫画を読みました。

青年漫画です。

最近あまり漫画を読んでなかったからなのか分からなかったけど、
けっこう面白かったです。

主人公はダメな男です。

そのダメな男が色々気持ちいいことをやってくれるんですよね。

状況は最悪なことが多いんですが、
その中で主人公が痛快なことをやってのける。

最悪な状況にあがいてやる!って奮起する主人公の場面もまたワクワクさせられる。

痛快なことをやってのけるんだけども、
主人公はそれをするまでに葛藤するんです。ダメ男ですから。
それがまたリアルで感情移入も出来て、最初からやってやるうううう!
っていう単純な心じゃなくていいんですよね。

あと7巻くらいかな、ある場面が本当に最高で。
かっこよすぎるというか。まさにヒーロー見参って感じ。

最後らへんは本当に王道なんだけど上手く仕上がっていて、
あっ!やっぱりこれが本当の幸せだなって思わせられて、
行き着くところはここなんだなって思った。

10巻までです。是非読んで。

馬鹿者

2010-09-12 00:46:14 | 日記
ある日考えることの途方なさを感じた。

ある日やるかやらないかを考えた。

ある日やるかやらないかを考えることを、やるかやらないか考えた。

ある日分からないことはそのままでいいやと思った。

その日分からないならどうするかを考えた。

それはやるかやらないかを考えることだった。

その日考えることの途方なさを感じた。

夏の終わり

2010-09-09 23:32:25 | 日記
夏が終わる。切ないなぁ。この涼しい風が切ない。
夏休みも大学卒業したらなくなるなぁ。教師になったらあるけど。
夏休みってやっぱり何かやりたい休みなんだよね。
今回の夏休みは……う~ん、どうなんだろw
本を3冊読んだことと映画とチャットだったなw

例年よりは計画的だったと思う。まあ計画通りにはいかなかったけどw
本当は本は4、5冊は読みたかった。
夏の終わりに過去の夏休みのことを少し思い出してみる……
中学生の頃は部活をたくさんやったな。
3年になったら受験勉強やらないでゲームやってたな。
小学生の頃はよく旅行に連れてってもらったな。いとこと一緒にいった。楽しかった。

う~ん……ないものねだりなのかもしれないけど、
もう少し物理的な意味で動く休みでもよかったかもしれないw
高校2年生の時は確かキャンプにたくさん行った。
うん物理的な意味でアクティブだったよ。
動けばよかったな~もう少し。夏休みってやっぱり動くべきだよ。
天気が良い日に元気に動くのって楽しいんだろうなやっぱり。
夏の終わり……夏休みだし満たされる気がするんだけど、
やっぱりどこか満たされなくて、切ない。

今年の夏の感想でした。

異邦人

2010-09-08 11:48:38 | 小説
カミュの異邦人を読んでみた。

俺は小説をあまり読まなくて、この異邦人を読んだ時、
これが小説なのか~と思った。
以前村上春樹のノルウェイの森を読んだ時も思ったんだけど、
エンターテイメントというよりは、
もっと真面目な、色々考えさせられるようなものなんだな~って思った。
エンターテイメント的な小説もあるのだろうけど。

なんか幼稚な言い方だけどハッピーなことなんてほとんどなくて、
いやでも小川洋子の博士の愛した数式はそんなことなかったな!
まあいいやそれはおいておいて。とにかくこの異邦人はハッピーなことなんてなくて、
小説の主人公が特別楽しいことをするっていうよりは、
ありきたりな日常が描かれていて。後に日常的ではなくなるけど、
それでも少年漫画の冒険のようなワクワクするものではないし、
とにかく娯楽的な要素がなかった。

俺はけっこう娯楽的な要素あるやつばかりに慣れ親しんでいるから、
この小説が新鮮で。人間の生き方についてなのかな~、
うんでもノルウェイの森と同じような感じがしたな。
最終的にはその主人公を今の自分と照らし合わせるとか、
過去の自分と照らし合わせて、あ~こういうことあったな~、
とか共感してその小説にもう一つの自分の人生を見る。
そういう小説だった。

う~んでも主人公の性格をちゃんと理解出来たのかな~って思ったな。
主人公と同じようなこと思った過去があった気もするけど、
確信が持てない。

謎なところはしばしばあって、ノーベル賞とるくらいの人の本だから、
予想だにしない程の主人公の思想が思惟のあるものかもしれない。