イバラノツルヒコの華麗なる生活

ボンソワール、今夜も僕と素敵な話をしよう

それぞれの秋

2005-11-03 23:30:47 | 企画参加


文化の日だから、ってわけでもないんだけど、高校時代の友人がグループ展をやるというので観に行った。彼は美術系の学校に進学したから、学生の展示とはいってもかなり本格的だし、もうウェブの仕事なんかも請けたりしているみたいだ。

休みの日ということもあって会場はそこそこ混んでいたから、挨拶だけしてあとは一人で展示をみようと思っていたんだけど、時間があるから話そうよ、と言われて併設のカフェでお茶を頼んで、少し二人でゆっくりすることができた。

さすがにレベルの高い展示だね、と僕は言ったんだけど、彼からすると結構反省点も多いらしくて、今回はこれが限界だったけれど近い将来にはこうしたいとか、卒業後の展望とか、結構熱く語ってくれるのをみて、なんだか僕はうれしいような頼もしいような、でも正直ちょっと寂しいような複雑な気持ちになってしまった。

そういえば僕らが高校生の時には、彼は美術系の学校に進学するかどうかっていうことで結構悩んでいて、今思えば僕なんかは無責任に煽っちゃったものだから、卒業後もなんとなく気にしてはいたんだ。夏に会った時に元気そうだったからちょっと安心したんだけど、心配していたつもりの僕のほうがよっぽど危なっかしい学生生活を送っていたらしいや。

なんだか立派になっちゃったなあ、と正直な感想を言うと笑われて、何言ってるんだよ、俺なんか専門バカでつぶしがきかないから大変だよ、なんて言葉が返ってきた。なんだかそんな台詞まで随分余裕のある大人のそれにきこえちゃうんだから困ったものだ。

普段の僕なら、友達が自分と違う道を選んだり知らない事をはじめたりすると自分の世界まで広がるような気がして嬉しいんだけど、妙にこんな風に距離感を感じちゃったりするのは、やっぱり秋のせいで少しばかり感傷的になっているから、ってことにしておこうと思う。でも友人が元気で頑張っているのを見られて嬉しかったのは本当だよ。


・・・というわけで今日は実はここの企画「○○の秋」に参加させてもらったんだけど、出かける前は「芸術の秋」でいいや、と思っていたのにこういうことになっちゃった。他にもいろんな秋がみられるからリンクをみてみてね。

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2 コメント

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夢に向かって (メモル)
2005-11-05 17:13:59
輝いている人は、まぶしいですね。



友達が着実に一歩一歩自分の道を進んでいるのを感じて、ツルヒコさんは焦っちゃったのかな?



ツルヒコさんにもきっと輝ける未来が待ってますから、じっくり探してくださいね

>メモルさん (ツルヒコ)
2005-11-05 21:25:58
ああ、そうですね、なんだかちょっとまぶしい感じ。きっと彼には彼なりの迷いなんかもあるんでしょうけど、僕にはなんだかすごく自信がありそうにみえました。

>じっくり探して

そうします。・・・でもやっぱりちょっと焦りますね、焦ってもしょうがないんだけど。

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