旅するウメボシイソギンチャク

アートと自然を私なりの視線で紹介します。虫眼鏡を持って歩くも好し。深い海を夢想するも好し。

沼津千本浜を歩く

2015-10-20 14:03:07 | 日記
ジオツアー三島31「千本浜と高尾山古墳出土遺物」
に参加しました

東海道線片浜駅から東へ
沼津市埋蔵文化センターに立ち寄ります
可愛らしい鳥形土器




三世紀中頃といわれる高尾山古墳の出土品が整理されていました
首長は舟の形をした「舟形木棺」に納められたと考えられ
内側には朱(硫化水銀を原料とした赤色顔料)が塗られたそうです
木棺の遺存例は少ないので貴重です
勾玉をつくったガラス鋳型が展示され、そのあたり興味深々 




千本浜の岩石は強い沿岸流にのって東から運ばれてきました
浜辺とよく似た形の良い石が乗運寺の庭にもみられました






新中川という名称より地元では「囚人堀」で知られている河口 






昭和10年代に工事が行われ、当時刑務所の囚人を使って
切り開いたといわれる排水路です
沼津駅北部一帯には当時沼津海軍工廠(工員養成所)があり
電波探信儀(レーダー)や航空用無線機が製造されていたそうです
新中川は浄化され、ゆるやかに駿河湾に流れているのでしょうか




ムクドリの数がすごい
 

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3 コメント

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恐怖の首塚(笑) (コメットハンター)
2015-10-21 21:25:10
 高尾山前方後方墳の出土品の見学、良かったですね。「スルガの王 大いに塚を造る」のDVDは印字しました(笑)。今度、静大で「静大キャンパスの歴史~縄文から静大まで」という実地講座があるので、その講師の篠原和大教授に「割られた銅鏡」の理由を聞いてみようと思います。
 以前、仕事の時、千本浜の首塚のところで夜中に年中うろうろしていたのですが、その時「悪霊に祟られたら---」と気味が悪かったのですが、そこには首は無いという話を聞いて安心しました。昔は女性も戦いに参加していたンですね。
怖いものみたさ (つるちゃん)
2015-10-23 11:22:19
沼津の人に聞いたところ首塚や囚人堀は、こどものころから恐れられていたスポットだったみたいですね。
墓場でも古墳に入るような時の権力者もあれば、野戦の戦死者がどっさりというケースも。「割られた銅鏡」の理由がわかったらまた教えてください。

東京大学総合博物館に行ったことありますか?企画がかわるので今は公開しているかどうかわかりませんが、頭骨ばかりを展示していたことがありました。う~んんん、こういう世界もあるのかと思いました 
銅鏡の関係は、不明でした。 (コメットハンター)
2015-10-24 20:04:54
 今日、静大付近の古墳等の実地踏査をやったので、先生に「割られた銅鏡」の事を聞いてみましたが「当時のしきたりなので、なぜ割るのかは分らない」との事でした。よって理由は不明です。高尾山古墳の資料を見ると、高尾山より前は銅鏡は割られていて、それ以降はあまり割られていないですね。
 東京の博物館は、行った事はないですが、頭蓋骨ばかりの展示じゃちょっと(笑)----骨から復元した「顔」がついていれば面白いのに(笑)。

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