旅するウメボシイソギンチャク

アートと自然を私なりの視線で紹介します。虫眼鏡を持って歩くも好し。深い海を夢想するも好し。

初夏の群馬・下仁田ジオパーク

2024-04-30 19:16:45 | 日記
小雨降る寒さから一転した翌日はいきなりの夏日。気温差の激しい4月にウメボシ夫婦は群馬を訪れました。

最初に訪問したのは有名な下仁田こんにゃくパークです。こんにゃくの製造ラインを見学してから試食バイキング😋 
いきなりのお土産は「ぐんまくんクリアファイル」「こんにゃく、ネギ、焼きまんじゅう」 この素朴さがいい😍 
しょうゆ味のカツ丼もあっさりしていて美味しい! 増し増しの肉で満腹!  









次いで群馬県立自然史博物館を訪れました。化石の充実した常設展と企画展「紳士と淑女のための鉱物展」です。
















個性的な展示の仕方です。フルイドアートでイメージした作品や卵の殻を使った作品も、鉱物同様に楽しめました。
常設展のペルーで発掘された体長10mほどのクジラの化石。このクジラが700~800万年前に生息していたインカクジラの新種であることが判明したというニュースが! 訪問した日のビックリでした。 「インカフォーダイセイ」と名付けられたそうです。


また下仁田ジオパークの拠点「下仁田町自然史館」を訪れました。以下展示資料などから抜粋します。

・下仁田町を横切る中央構造線の断層
・三波川帯の御荷鉾(みかぼ)緑色岩類の上に約1億2千年前の跡倉層(根なし山・クリッペ)が横から移動して乗っている
・約950万年前下仁田西部に激しい火山活動が起き、本宿を中心に直径約10kmの範囲が陥没し、おもに安山岩質の溶岩、溶結凝灰岩が溜まった
・さらに湖ができて昆虫や植物化石が残された
・青倉・金剛萱の山頂部に大規模な地すべりでできた緩斜面に金剛萱遺跡があり、約3.5万年前の後期旧石器時代のナイフ形石器や局部磨製石斧が発見されている











上の画像は跡倉クリッペのすべり面と大桑原のしゅう曲。
そして兜層の化石ホソカミキリ属の一種、鹿岳(かなたけ)のふたつの岩峰・火道です。クマの耳みたい😀 



大昔の海底火山の噴出物でできた緑色の岩畳が特徴の青岩公園。ちょうど鏑川(かぶらがわ)と南牧川(なんもくがわ)の合流点で、川原は色とりどりの石でにぎやかです。

群馬県の石は「鶏冠石」(西ノ牧鉱山)です。ヒ素の硫化鉱物で真っ赤な色は光があたるとオレンジ色に変色。パラ鶏冠石に変わるそうです。
群馬って、廃鉱がたくさんあった😃 



コメント
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