旧「猫の事務所」調査書

宮沢賢治に関わった女性の風評についての意見・感想を綴っていました。2023年11月1日に新ブログ開設。

「中傷行為」伝説について考える(3)

2008年06月30日 | 「中傷行為」について
1-2.本人及び周りの者の対応がない

約3年もの間この行為への対応を中傷の的となった賢治をはじめとして
周りの誰も何もしていないというのは何故なのでしょう。

賢治は当時臥床中で対応することが出来なかった、と考えられます。
または中傷というものを取るに足らないと放置していたのかも知れません。
もしくは臥床中の賢治に気を使って家族が「高瀬露(もしくは"ある女")が
賢治を中傷しているらしい」ということを賢治に知らせず、
賢治は関登久也氏に了解を求めに行った1932(昭和7)年秋になって
そのことを知ったとも考えられます。

しかしそれなら、周りの者が何らかの行動を起こすのが自然ではないでしょうか。
人というのは悪い噂をすぐに信じてしまうものです。
高瀬露に対する悪評が長い間、そして現在もまことしやかに語られ続け
信じられ続けて来ているという身近な例もありますから。

約3年間断続的に行われていたのであればなおさら、
最初は放置出来ていてもやがて耐えられなくなってしまうだろうし、
いずれ賢治本人の耳にも入ってしまう恐れだって考えられないはずはありません。
やはり周囲及び中傷をして回った張本人である高瀬露に
何らかの対応をするのが自然でしょう。

ところで、高瀬露自身も「かなり名誉を損なわれるようなこと」を、
花巻だけでなく全国区に広められ(現在進行形でもありますが)ましたが、
生涯「事実でないことが語り継がれている」と言ったのみで何ら弁解もしませんでしたし、
家族親族が対応に回るということもしていません。
(その代わりに賢治や宮沢家・関家を悪く言うこともしていませんが)
賢治やその家族親族の行動を不自然というなら、
高瀬露やその家族親族の行動も不自然ではあります。
……が、そのことはこのカテゴリーのまとめで考えたいと思います。

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2 コメント

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毎日新聞… (かりんとう)
2008-07-06 17:27:56
はじめまして 突然ですが、
毎日新聞の悪質な記事についてまとめた下記の動画を見ていただきたく書き込みました。

こちら毎日新聞です
http://jp.youtube.com/watch?v=R3xD8d6ERqs

"毎日新聞 変態"でネットで検索すると他にも情報があります。
各新聞新聞社・テレビ局はまったく触れず、わずかに週刊新潮(7月3日号)・週間ポスト(7月11日号)で各2ページの
扱いでした。

失礼いたしました。
返信する
似たものを感じます (tsumekusa)
2008-07-19 14:29:07
かりんとう様

はじめまして。書き込みありがとうございました。
レスが遅れて大変申し訳ありません。

この問題については私も承知しております。
本当に許せないことで、また沢山の人が
知っておくべきことだと思います。
当ブログで扱っている問題と似たものを感じますので
いずれ記事で触れたいと思います。

とはいえ、それができるのは
後々ということになってしまいますので、
近日中に「ブックマーク」に関連のサイトなどを
登録しておきたいと思います。
返信する

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