上海ウエブサイト

上海の経済、都市計画、住宅等の情報を中心に投資の視点から、もろもろの話を書きたいと思っております。

上海の住宅価格脅威の値上がり

2005-03-30 23:01:56 | Weblog
上海市の下町に楊浦区があり、この区には有名な復旦大学、理工系の名門同済大学、大きな黄興公園等があり、下町といえども落ち着いた雰囲気のあるところである。

ここに、上海での拠点を置くため、条件を示しマンションを探してもらった。
3っのマンションを見て、気に入った1っを購入した。

半年後、内装が完了したとの連絡を受け、上海に行って見ると、この地区の空マンションは私が購入後、1ヶ月のうちにすべて売り切れてしまったという。

なんと、地下鉄8号線が計画され、それが発表されたという。
しかも、隣にあったホテルが壊されて、そこに地下鉄駅が出来るという。
なんという幸運、駅前通りの1等地に化けてしまった。
想像だにしなかったことである。

お蔭様で購入後半年で評価価格が3割も上昇してしまった。

この話はこれでおしまいではなかった。

その後、区北西部の五角場が副都心として再開発が決まり、発表されると付近の不動産は4年で倍になってしまった。
上海の発展スピードの脅威を実感できた体験であった。

          著作権 ネットシステムズ


上海で住宅を購入するのは大変だ。

2005-03-29 22:08:39 | Weblog
上海では住宅を購入する場合、建築の躯体部分と内装部分は別立てである。
躯体は周りの環境とか、交通の便、部屋の広さ、間取り等が気に入れば購入し登記をすればそれで終わりだ。
問題は手間がかかる内装の部分だ。

先ず、設計事務所に希望の仕様を話し、それを図面化してもらう。
その図面を元に大工、左官、ガス、水道、電気等の会社と交渉する。
さらに、バスタブ、ガスレンジ、タイル配管材料などは自分で手配し購入しなければならない。
建築資材が何でも揃う大きな市場はあるが、素人には皆目見当がつかないのが配管等の材質であろう。
配管等の材質、間違った機器の組み立てで事故が発生する。

内装を一括で請け負う会社もあるが新築物件で手一杯である。
個人の仕事は請け負ってはくれない。

この辺の事情は政府も判っているようで、、2005年までには100%内装つきで販売するとのことであったが、現在の所進捗率は30%ぐらいらしい。
内装のシックハウス症候群のようなトラブルも発生しており気が抜けない。

どうも、上海人は進捗管理とか品質管理とかが苦手のようだ。

それはどのようなことが原因なのか、まだ良く判らないが、面子の問題が絡んでいるような気がする。

日本で内装の管理技術をお持ちの方、上海進出をご検討されたら如何でしょうか。

           著作権 ネットシステムズ

日本の旨い米

2005-03-25 20:23:30 | Weblog
私の上海滞在中は中国で生産された米を食べている。
醤油と味噌は日本から持っていく。
中国米も滞在期間が長くなるにつれて馴れてくるせいか不味さを感じなくなる。

日本に帰って日本で生産された米を食べると旨さがヒシヒシと感じられる。
日本の米はまったく旨い。

中国人も日本の米を国に持ち帰り、親戚、知人などにお土産として配る。
上海の米の価格は1kg42円、日本のは330円。
この単価を単純に比較すると約8倍になる。
中国人が日本米の値段を聞いて驚くらしい。

確かに旨いけど生活が成り立たないと。

日本は米あまりを経験し、その後旨い米を目指して品質改良を積み重ねている。
中国ではまだ量産を目指している段階で、旨い米の生産までには目が向いてはいない。

13億の人口を養う中国で米あまりが発生するのは隋分先のことであろう。
中国での旨い米はあきらめざるを得ない。

それから精米機の問題もある。
中国米は石の混入が多い。
日本でも戦後石の混入が見られたが、精米機の改良でこの問題を解決している。

日本の優秀な精米機を輸出して、この問題を解決してもらいたいものである。

          著作権 ネットシステムズ


上海の地下鉄とバトル

2005-03-23 23:31:05 | Weblog
上海の地下鉄は21世紀に入って開業したものが殆どである。
現在も方々の場所で新線を建設中である。
その中でも、目玉は地下鉄の環状線である。
出来上がった所から、区間を区切り開業している。
だから、駅舎も設備もホームも新しいところが多い。
線路は広軌であるから電車内部は広いし、ゆれも少なく快適である。

しかし、快適でないものもある。
物乞いとスリと乗車マナーである。

物乞いが駅構内や車両の中にいて、乗客に金をせびる。
ボスがいて小さな子供を使い金を集める。
親子で物乞いをしている。

地下鉄職員より稼ぎが多いらしい。

スリは集団で役目が決まっており、刃物を持っているので抵抗しないほうが被害が少なくてすむそうである。

公安(警察)の取締りの日にはスリ集団とのバトルが見られる。
警察は事前に周到に準備しているから、このバトルは警察の圧勝に終わる。
スリは後ろ手錠でホームに転がされ、足で蹴飛ばされ、踏みつけられ、スリ団にとっては惨めなショーであるらしい。

マナーは電車の乗り降りに馴れていないせいか、ドアーが開くと降りる人も、乗る人も同時に入り口に殺到する。
通勤ラッシュでは、出入り口付近は男女入り乱れてのプロレスのバトルロイヤル状態になる。
女性も決して男に負けてはいない。
目尻を吊り上げ、蹴飛ばし、肘鉄など技の多彩なこと男性以上である。
まー、気の弱い人はラッシュの地下鉄は避けたほうが無難である。

それにしても、上海の地下鉄とはまったく関係ないことだが、上海の離婚率の高さが納得出来たような気がした。

            著作権 ネットシステムズ