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六月大歌舞伎 義経千本桜

2016-09-18 13:55:37 | 観劇記
六月大歌舞伎 義経千本桜
6月5日 第1部・第3部、12日 第1部・第2部


六月の歌舞伎座は『義経千本桜』の通し。
どの演目も単体では何度も目にするものの、こうやって通しで観ると頭の中がスッキリ整理され、『義経千本桜』という大きな作品の素晴らしさ・面白さをより実感できるような気がするので、非常に有難いです。

第一部は『碇知盛』。
染五郎さんの知盛はまさに私の理想の知盛。
壮絶っていうよりも悲壮感、哀しみの溢れる知盛。
カッコ良くて、凄まじくて、美しくて、哀しくて。。。
染さんって「哀しみ」をまとうのがほんと上手だし、「哀しみ」をまとった染さんが私はめっちゃ好きです。
銀平にもっと渋さがでたらほんと完璧だなと。
またやってくれるよね?

第二部は『いがみの権太』。
今月一番満足度が高かったです。
何度も観ているすし屋も木の実から観るとよりいっそう辛いし、なんと言っても役者が揃ってる!!
染さんも猿さんももう充分に歌舞伎座の真ん中で主役をやれる役者さんではあるのだけど、やっぱりたまには二人でベテランに囲まれて演技してほしいなぁと。
染さんや猿さんにはまだ出せない雰囲気を幸四郎さんや秀太郎さんが醸し出してるんよね。
ほんと贅沢なお芝居でした。
にしても猿之助さんのお里ちゃんが可愛すぎて、たまらなかったです。

第三部は『狐忠信』。
猿之助さんの踊りはやっぱ素敵です。
合戦の様子を舞う忠信の勇ましいこと!!
しかも染さんが静という。お雛様ポーズのところのふわっとした雰囲気がたまらなかったです。

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