昨日、息子の投球フォームの写真を何気なく見ていると、「おやっ
」と思う発見
が…
森○フォトスタジオのカメラマンが今まで撮ってきた写真の中に似たような写真があったなと思い、
過去の写真から必死こいて探し出した結果、ちょうど一年前の写真で
同じ方向、同じ角度からの写真を発見しました
二枚の写真を見比べてみると、去年の正月から始めた体幹トレーニングと今年のチームの冬練での
走り込みの成果が徐々にではありますが、出てきているのがはっきり分かります
※お時間がある人は写真をクリック
体幹がしっかりしてきた事で軸がぶれなくなり、走り込みの成果で下半身の粘り強さが少しずつではありますが、
出てきました
まだまだ身体も小さく、出来上がっていないので物足りなさはありますが、
それでもこの一年でかなりの進歩をしています
野球の技術の方もこれくらい進歩してくれると言う事ないんですが、
こっちの方はまだまだ全然です…
寂しいー
寂しすぎる
まあ、それでも先を見据えて、これからも地道に体幹トレを続けてほしいです
話題は変わって今度は親目線のお話しではなく、トレーナー目線でのお話し
お世話になっている直方ボーイズのピッチャーは一年生の間は変化球が禁止となっております。
これは監督さんが決められている事で、その子の将来を見据えて肩&肘に負担をかけないようにと
一貫して信念を曲げずに何年も続けている事です
これはとても素晴らしい事だと思います
で、本当はまだ一年生ですが、例年、春の大会から変化球が解禁となりますので、
その春の大会前最後の練習試合だったので、一人の一年生ピッチャーに変化球を教えました
この子の投球フォームがちょっと独特で…(決して悪い意味ではありません
)
この子の投げ方でどの変化球が一番投げやすく、しかも効果があり、極力肩&肘に負担がかからない
変化球は
というのを自分なりに考えました。
ちょっと専門的な話しになりますが、ボールを投げる時、腕を振る時は必ず内旋運動が働きます。
分かりやすく言うと、ボールを放す時に(腕を振る時に)親指が下側(地面側)に、小指が上側(空側)に
向くような腕のひねりが入ります
これはプロ野球中継のスーパースローを見てみるとすぐに分かりますが、
ストレートを投げる時、シュートを投げる時、スライダーを投げる時、フォークを投げる時、
全て同じ内旋運動になります、唯一違うのはカーブを投げる時
これは内旋運動とはちょっと違います。
元プロ野球選手の桑田真澄さんは、「ストレート、スライダー、シュート、フォークは家族、カーブは全くの他人」と
独特な表現で、この違いを説明しています。
で、この一年生ピッチャーの身体の使い方と腕の振りをみて、カーブを教える事は故障の危険が伴うと判断し、
腕の振りの内旋運動を利用して、尚且つこの子の独特な腕の振りを利用して、即効性のある変化球は
という事で選んだ球種はスライダー
以前、チェンジアップを教えていましたので、
その時と同じように、握りと手首の使い方、リリースの時のイメージなどを教え、
絶対に「曲げてやろう」とか「捻って投げよう」という意識は持つな
という事だけを
念押しして投げさせると…
教えた自分がビックリするくらいの、この子の吸収スピードと曲がり方
ものの7~8球で、ほぼ完璧にマスターしました
実戦でも何球か投げていましたが、もうちょっと場数を踏めば完全に自分の武器に出来ると思います
変化球を投げる事で、これからは今までなかった腕や肩のハリが出てくると思いますので、
身体のケアだけはしっかりやらせないといけませんね
ちょっと専門的な話しとなりましたが、今日はこの辺で
さよなら-