Fliegenfischen am Wochenende

Fly Fishing in Europe
(Bozemann Europe FFC, Tight Lines)

Don Quichotte

2008-07-27 | Fly Fishing Belgium
ベルギーサーフ探検隊。
7・8月のOV禁漁に合わせた初企画。

今回は筋金入りソルトフライフッシャーMさんと
ブルッキーさん(この企画を続けると夏の終わりはどう名前がどう変わるのだろう)の
3人で仏・白・蘭の海岸線で「シーバス・サバが熱いらしい」という
情報のみを頼りにGoogleマップとにらめっこ。
朝5時現地集合で情報収集に出かけてみた。

結果は・・・

Zeebrugge~Knokke~Temeuzenの海岸線をみて回ったが

情報の大切さを痛感した半日だった。
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Budapest

2008-07-21 | Europe & USA
釣り三昧の週末を一休みし、右岸にブダ地区・左岸にペスト地区があり
ドナウの真珠と呼ばれているブダペストへ。

まずフランツ・リスト博物館を見学した後


約2時間のガイド付きバスでさっと大所を見て回る。
■英雄広場

■オペラ座(外観・ロイヤルボックス・天井絵)



■ゲレールトの丘

■国会議事堂


お昼にはハンガリー料理の定番(グヤーシュ・パブリカチキン)を
リーズナブルなランチ(デザート付で12Euro)で出してくれるオペラ座前のお店で頂く。


夜は街に繰り出し、欧州で(特に東欧で)よく見かける
アジアテイストを取り入れた洒落た感じのレストラン(Fusion)へ。
もちろん注文する飲み物はトカイワイン。

どれもこれも本当に美味しい。

2日目はブダ地区でマーチャーシュ教会などを見て回り

最後の締めはドナウ川ディナークルーズ。
ライトアップされたくさり橋・ブダ地区の夜景は幻想的だった。

写真は宿泊ホテルのインターコンチネンタル ブタペストの部屋からの夜景。
最高のロケーションに位置し、泊らない理由が見当たらない。
ジムは24時間オープンしており、プールも娘と泳ぐには十分の広さ。
コンシェルジュもしっかりしており「流石」と思わせてくれました。

最終日はホテルでレンタカーを借り、
途中、東京23区がすっぽり入るほどの大きさのバラトン湖に立ち寄り
マイセンと並ぶ高級磁器ヘレンドで有名なヘレンド村へ。

博物館で歴史と作品を勉強した後は、工場で絵付けの工程を見学。

何処となく東洋的な感じがあり、食べ物、温泉、ワイン、
音楽、ショッピングそして史跡とかなり楽しむことができるハンガリー。
お勧めの観光スポットだった。
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3rd DAY : Lax-a Record 29 salmons

2008-07-20 | Fly Fishing Iceland

ラスト3時間はBeat2へ。

2日前に比べ、川の色が何かおかしい。
良く見ると川の中央で色がくっきりと分かれている。
East Ranga川が思いっきり濁ってしまっている一方、
West Ranga川はクリアーに澄んでいる。

上流部の土壌の違い・流れ出す場所の違いが
West Ranga川に好条件をもたらせているようだ。

シングルで3匹・ダブルで3匹を既に仕留め、大満足であったのと
このBeatはダブハン素人にはキャストしにくく抵抗感があったので
kskさんに譲っていたのだが、何と英国チームが
1キャスト&1キャッチ状態に入っている。


英国チームが実地レッスンをしてくれた。
実釣のみならず、自分が釣っていないときも土手の上で
今どういう状態でフライが流れているか思い描くこと
そしてどういうアクションを入れるとよいかを懇切丁寧に教えてくれた。

左手を上手に90度ロールキャスト。
大きくメンディング。フライを沈ませる。
レーンに入る前にもう一度メンディング。
魚がいると思われるレーンではテンションをキープしスイング。
流しきるあたりで2回ほどリトリープでアクションを入れる。

教えをもらってすぐ、ゴツンとしたアタリ。
が、フッキングが甘くフックオフ。

その後、アタリが遠のいたためRed FrancisからPlastic Tubeフライにチェンジ。
・・・と同時に爆釣モード突入。

10-15m釣り下がれば確実にアタリがでるようになった。

途中、大物と思しきSalmonを最後の最後で強引に寄せ過ぎ
(ロッドとリールディスクブレーキのバランスは大事です)
ラインブレイクしてしまったが爆釣は続く。

どこを、どういう深さで、どれ位の速さで流すべきなのか
それをするためにはどういうキャスト・メンディングをすればよいのかが
大変よくわかった。「アタリがない場合、フライのローテーションもしっかりすること。
このポイントではFrancisではなくPlastic Tubeの方がいいかも」という
英国チームの追加アドバイスも的確だった。


納竿前20分。順番回ってきた。
恐らく時間的に最後となるだろう。
教えてもらったことを忘れないよう思い返しながら流すと・・・


結局、午前中に英国チームと2ロッドでキャッチしたAtlantic Salmonは29匹。

英国チームのレポートはこちら・・・

Hallurも長いギリー人生で最高記録だと喜んでいる。

Bozemann in Iceland。
1Rod(3日間)で15匹という釣果で幕を閉じた。


さぁて、次に行くのは誰でしょうねぇ

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3rd DAY : My soul into O-REX

2008-07-19 | Fly Fishing Iceland

最終日。08年7月14日(月)。
1st Atlantic Salmonを仕留めたBeat4からスタート。

手にはO-REX。何としてでも入魂したいという強い意志の表れ。

ひと流し目。何度も何度も打ち返し粘るもアタリなし。
ジャンプする個体が数多く見られ、Salmonは確実にいる。
土日の雨のおかげであろう。物凄い数が遡上してきている。

ふた流し目。最下流部付近でコツンとしたアタリ。
スッツ
馬鹿馬鹿馬鹿。ラインをリトリープしてしまった。

気を取り直し、同じ部分を舐めるようにフライが流れるよう
キャスト後、即メンディングを入れ、フリーでフライを落とし込み
アタリのあったポイントでラインにテンションをかけ
今回のエースフライをスイングさせる。
コツッ
小さなアタリがラインに伝わる。ラインを若干送り込む。
ゴゴン
遂にO-REXがAccipiterシリアルナンバー060202が綺麗な弧を描いた。

めちゃくちゃ嬉しい。
1st Atlantic Salmonよりも嬉しい。

シングルハンドで妥協した感・逃げている感じがあった。
英国紳士達からも「続けることが大事。ダブハンで釣りたいなら
あきらめずにダブハンで頑張れ。キャストし続けてみろ。」と言われていた。
そんな中、あきらめずに昨日からダブハン振り続け、完全に狙って釣った1匹。
教科書通りにすべての動作をした結果の1匹。

O-REXで手にした66cm。
4匹目は思い出に残るSalmonとなった。


・・・1時間30分後。


英国チームと場所を交代すべく滝下に移動。
なんとそこには信じがたい光景が・・・

Atlantic Salmon爆釣。
1時間30分で10匹をキャッチ。バラシは5匹あったという。
どうもSalmonが滝下のプールに溜まっているようだ。

kskさんも早々にヒット!
無事ランディングしたのを見届け、滝壺になっていることを考慮し
Brassチューブをキャストし、フリーで流し底近くに沈め、スイングさせると
ゴンゴンゴン

kskさんが釣ってから2分と経たないうちに5匹目が釣れた。


その後の1流しでは、竿を立て過ぎてしまいフックオフしてしまったが、

納竿直前、更に1匹追加。



3時間で英国チーム・日本チーム合計で取り込んだ数は
なんと17匹。

この写真は別のSalmonと格闘中、岸に無造作に置かれているAtlantic。
3カ所に置かれており、全部で10匹以上いるんでしょうか・・・

英国・日本チームでLax-aレコードを更新することになった
信じがたいAtlantic Salmon釣行の1日はこうしてスタートした。

続く...

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2nd DAY : Challenged with O-REX

2008-07-18 | Fly Fishing Iceland
08年7月13日(日)。
この日の課題は「ダブルハンド」。
1st DAYに結果を残したシングルハンドを敢えて封印し、ダブルハンドを再び繋ぐ。
岡田さんのO-REXにAtlanticの魂を入れるのが目標。

この日、英国・日本合同チームにあてがわれたBeatは.3・1・8・6の4つ。
■Beat3 (合流前のフラット)

■Beat1 (最河口部)

■Beat8 (最上流部で唯一の左岸)

■Beat6 (街中に架かる橋下)


腕が、足が、全身が、痛くなるまで1日中、
ダブルハンドを、シューティングヘッドのシステムを振り続けたが
残念ながら結果は出せず。アタリも全くなし。

問題は山積。
キャストでしっかりターンオーバーできていないし、ポイントに届いていない。
結果として、フライを上手く流せていない。
ラインの処理もできていない。
サーモンに全くアピールできていない。

この日は英国チームが1日フルに頑張って計3匹という厳しい状況ではあったが
明日、敢えてダブハンのまま行くべきなのか?
昨日のようにシングルに戻すべきなのか?
思い悩みながら夜は更けていった・・・

白夜なので暗くなりませんけどね
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Why don't you go to Iceland?

2008-07-17 | Europe & USA
釣行記の途中ですが
Iceland釣行の良いところを整理してみると・・・

ユニークな特徴を持つ国を体感できること。
a)溶岩台地

b) 白夜

c)虹


魚を食べるので食べ物が美味しいし、街も安全なこと。


欧州(大陸)から近く、格安キャリアー就航で値段も安くなっていること。
Atlantic Salmonと出会えるチャンスが圧倒的に多いこと。

しかし、何といっても最高なのは釣行後・・・
温泉にはいれること!

Salmon & Blue Lagoonのパッケージ、本当にお勧めです。
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1st DAY : Home Pool

2008-07-16 | Fly Fishing Iceland
08年7月12日(土) 午後のセッションへ。
Beat7とBeat5の予定であったがBeat7は最近実績がないため
Closeしているそうで、Beat5を下流と上流に分け
3時間ずつ計6時間、Beat5でやることに。

このセッションからスコットランドで20年以上サーモン釣りをやっている
英国紳士2人がチームに合流。同じく2人で1ロッドをシェアするらしい。
2ロッドにつき、ギリーが1人付くシステムなので
残り2日間は、この2人とずっと一緒に釣行することになった。

Beat5の下流は不発。
途中、雹も降り出しとてもフライをするコンディションではない。
19時過ぎ、ホテル前のHome Poolへ移動。
ピークシーズンには20匹/日(平均)もAtlanticがCatchされる
Iceland No.1ポイントらしい。


下流に英国チーム。上流に日本チームで3時間の釣行開始。
英国紳士Tom & Peter。Scotlandじこみのキャストが素晴らしい。
本物のダブルハンド、本物のサーモンフライフィッシャーだった。


・・・とはいえ、サーモンフィッシングは甘くはなく
   時は悪戯に過ぎ去り、約2時間が経過。


英国チームと場所を変わり、2手に川が分かれていく合流部へ移動。
流速・水深を考慮しながらフライをローテションさせながら
フライを流しているとコンコンとしたアタリ。

よしっつ。
が・・・ロッドを水面に平行にすべらせてしまった!
痛恨のフックキングミス。
ジャンプしながらサーモンは上流に上がっていってしまった。

このHome Pool。
ロッジ下の芝生前にあるためギャラリーが多い。
早上がりしてきた別のサーモンフィッシャーが見ている。
「ここで掛けたらHeroですね。」とkskさん。
「このフライ。今、いい感じで流れていると思うんですけどねぇ~」
などと会話をしていると
ゴゴンアタリが再びラインに伝わってきた。
そのままフライを送り込み2-3秒耐えるとグンッとラインが持っていかれた。

「よしっ、来たっつ!」と同時にロッドを立てる。
ラインの遊びを素早く処理し、リールファイトの体勢へ持ち込む。

岸にあがり、時間をかけ、落ち着いてランディング。


でかい。78cm
皆が見に来る。優越感に浸る。
凄腕キャスターの英国紳士は釣れていない。
その状況下、唯一の1匹を取った自分を誉めたい。

一番嬉しかったのは、この3匹目でサーモンフィッシングでの
アタリ・フッキング・ファイト・ランディングの仕方が分かったこと。
この釣り、かなり面白い。

サーモンフィッシングだけに熱中する人達の気持ちが分かった気がした。
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1st DAY : Francis

2008-07-15 | Fly Fishing Iceland
1st Atlantic Salmonの興奮冷めぬまま、
West Ranga川とEast Ranga川が合流する河口域のBeat2へ移動。
この頃、雨風は強さを増し、まさに嵐。


ポイントも土手下の深場となっているため
土手下からではバックが取れずシングルハンドではキャストができない。
しかも、風は向かい風。風力5はあるだろう。
1匹釣り余裕もあったため、このBeatはkskさんに譲り
車の中で待つこととした。

30分ほどすると3回ほど釣り下ったkskさんが車に戻ってきた。
さすがに雨が強く、一旦休憩したいとのこと。
話を聞くとキャストは土手上からであれば何とかなるらしい。

雨の中、出陣。
ホールを入れ土手下に向ってキャスト。
毎週末、向かい風にキャストをし続けたOVでの経験がいきた。
土手上からだとフライがどう流れているのかが良く分かる。
数投目、深場のチャネルの向こう側に着水したフライに
メンディングをいれ、流れに乗せる。

丁度、フライがチャネルを横切リ始める頃、
ゴンッとしたアタリがラインに伝わってきた。
ちょっと待ってからロッドを立てると竿先がゴンゴン揺れた。

乗ったっ!

ファイトは1匹目で体感しているので慌てることなく
トルクフルなファイトをロッド・リールのバランスで押さえ込み
数分後、66cmのメスを無事ランディング。


魚体にはSea Liceがいっぱい。


この2匹目でアタリの感覚とフッキングの感覚が
おぼろげながら分かってきた感じ。
でも、どこか・・・釣れた感が払拭できないのも事実
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1st DAY : Bite the fin off!!

2008-07-14 | Fly Fishing Iceland
午前7時にロッジを出発。

Beat4はWest Ranga川を紹介した記事には
必ず載っている滝下の区間だった。

下流から何kmも遡上してきたAtlantic Salmonが一旦身体を休め、
滝登りをする力を蓄える場所であり、大所のポイントが2つある。
滝下直下とその下流200-300mの流れ出しである。


まず、下流の流れ出しへ。
手には、昨晩準備したシングルハンド(Vision SW#10)。
横着にもフライラインはCuba釣行と同じ、Salt用のRio Tropical Outbound。
1ヒロ半のシンクティップに、1ヒロの20LBリーダーティペットのシステム。
フライはSnaelda。

本日の課題は『兎に角、1匹釣ること』。
明日から再びダブルハンド握るためにも、
今日なんとしてでも釣っておきたいところ。

1投目。
崖下ゆえ、バックがかなり取りづらいが何とかキャスト。
フライが重く、勝手が違うためターンオーバーが上手くいかない。

2投目。
ターンオーバーを意識し、バックキャストの時間を心なし長めに取る。
が・・・ご察しの通り、後ろの草にフライが引っかかる

3投目。
バックキャストを高く取りながら、ピックアップ・フォルスキャスト
バックキャスト・シュートで対岸90°にフライを投げ込む。
メンディングを入れ、数秒後にフライがスィングを始めだすはずの場所で
バシャッツ。サーモンが跳ねた。

1・2・3秒・・・時間がゆっくりと流れ始める。

ラインにテンションがかかり、フライが流れを横切り始めると同時に
ググッツとした感触がラインから伝わってきた。
「えっつ?何これ??」

時間が完全に止まった。

視界が水中で銀色大きな魚体が反転していくのをしっかり捕らえた。
ズシンッ。
ロッドにまで伝わる大きな重み。我に返る。

始めて5分も経っていない。
昨日のキャスト練習(?)を合わせても20キャストもしていない。
人生初の瞬間は突然だった。

チャンスはもう2度とないかもしれない。
慎重に行かねばならない。落ち着け自分。

ジャンプ後、即フッキングしたこと
ギラリと光る魚体が見えたことから
「スレ」がかりなのではとの不安が過ぎったが
ロッドにゴンゴン伝わっている暴力的なヘッドシェイクが
口にしっかりとフッキングしていることを伝えてくれた。

ロッドは満月。

だが、噂に聞いていたような100m下流に走り
バッキングを思いっきり出していくファイトではない。
ジリジリと戦車のようにリールを逆転させ、少しも力を緩めない。
目の前、20-30mの範囲に1st Atlantic Salmonがいるのだが
まるで根係りしたかのようにラインが突き刺さっているだけ。

「兎に角、早くランディングしてくれ」とギリーを見る。
大きなランディングネットを背中に巻きつけたまま
石に腰を下ろして煙草をふかしている。
「おい、仕事はどうした!」

ロッドを立ててもSalmonはなかなかあがってこない。
強引に寄せても、すぐにジリジリとリールを逆転させていく。
トルクフルなAtlantic Salmonのファイト。
明らかに今まで釣った魚とは違う。
まさに重戦車。

5分以上経ったのだろうか、やおらギリーが立ち上がり
ランディング準備に入ってくれた。

記念すべき1st Atlantic Salmonは69cm(8LB クラス)のオス。
Sea Lice付きのフレッシュな銀ピカだった。

嬉しい。
が、どちらかというと肩の荷が下りたというか
プレッシャーから開放された感の方が強い。
人知れず出かけ、人知れず帰ってこようとしていたのだから・・・

滝をバックに写真を撮ってもらっているとHallurが
「Bite the fin」と言ってくる。
「どの鰭?尾びれ?背びれ?」と確認すると
噛めと言っているのは、あぶら鰭のようだ。

更に「Bite it off!!」と言っている。
よく分からないままに噛み切ったところ、Hallurが説明してくれた。

Icelandでは1st Atlantic Salmonを釣ると、
今後もSalmonが釣れるようにという願いを込め
あぶら鰭を噛み切るのが慣習とのこと。

釣ったものだけができる特権。

1st Atlantic Salmonのあぶら鰭は
ちょっと硬く噛み切り難かったが、
一生の思い出を作ることができた。
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Project started...

2008-07-13 | Fly Fishing Iceland
08年7月11日(金) 18時過ぎ、West Rangaロッジに到着。

まず、3日間お世話になるギリーのHallurさんと顔合わせ。
2年前に一度だけ日本人を案内したことがあるというので
更に話を聞くと元フランクフルト支部のYKMZさんのことだった。
全くの奇遇。Bozemannネットワーク恐るべし。

1st Atlantic Salmonを何としてでも釣りたいという
ガツガツ感が2人の顔に出てしまっていたのか
準備が出来次第、すぐにBeatに案内してくれるという。

ダブルハンドキャスティングに未だ不安を抱えたままであったが
ギリーの車に15ftのダブルハンドロッドを積み込み出発。

残念ながらWest Ranga川のBeatが全て一杯であったため
隣を流れるEast Ranga川で始めることになった。


ちなみに、Lax-aのWest Ranga川でのシステムは下記。
◇釣行時間:
7-10時/10-13時/16-19時/19時-22時の4セッション制
8BeatあるWest Ranga川の場合、2日間の釣行で
全てのBaetを一巡できるという仕組み。
◇ロッド数:
12Rod(ピークのみ14Rod)
1Rodシェアの仕組みがあり、2人でロッドをシェアし、
1人ずつ順番に釣りをすることができる。
釣行時間は半分となるが、コストを抑えることが出来る。
集中力を持って釣りを続けることができ大変いい。
◇ギリー:
2Rodにつき1人。(チップは25Euro/Rodが相場らしい)


OVでのなんちゃってキャスト練習を
本・DVDによる座学で誤魔化し臨んだが、不安は的中。
更に悪いことは重なり、案内されたのは右岸。
しかも下流から風が吹いている。

左手を上手してキャスティングすることなどできる訳もなく、
右岸の場合にはスネークロールでキャストしようと決めていた。
でも、下流から強風が吹いてくる場合、それは自殺行為。
ダブルフックがキャスティングの度に襲いかかってくる。


・・・2時間が経過。


「魚が入っていないな。悪いBeatに連れてきてすまなかった。
お詫びに夕食にワインを奢らせてくれ」
とHallurがkskさんに話かけている。

続いて
「明日はBest Beatの1つであるNr.4に行く。
有望なポイントなのできっと釣れるから安心しろ。
キャストも問題ない。俺は楽観視できているから・・・」
と力強い言葉をかけてくれる。

最後に
「だから、もうあがろう・・・」
ギリーのHallurは早く帰りたいだけだったようだ。


帰り際、明日のBeatを確認するとBeat Nr.4→2→5(7はClose)であり
全て右岸からのキャストになるとのこと。しかも天気は荒れ模様。

ロッジに戻るとダブルハンドを片付け
シングルハンドロッドを準備している男の姿が・・・
その男の技量では未だシングルハンドの方が距離を出すことができ、
フライをまともに流せておける可能性が多い以上
たとえ強風が吹こうと、バックを取るのが難しかろうと
重いチューブフライが自分の頭に突き刺さるリスクがあろうと
釣れない可能性を少しでも排除するしかなかったようだ。

1st Atlantic Salmonを手にするためには、
寂しい限りだがこうするしかなかった。

「逃げたんじゃない。勇気ある決断だ」
と自分に何度も言い聞かせた。
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