飼い犬チャビの死、死直前の奇怪な徘徊を目にして投稿子は、人の二大タブーの起源を推理しています。
二大タブーとは
1 近親姦
2 カニバリズム(共食い)です。
どの民族、時代においてもこれら二のタブーは、絶対に踏み入れてはならない禁断の地として隔離されていた。しかし犯されるからこそタブーとされるも真実です。
「空を飛んではいけない」あるいは「腐肉を喰ってはいけない」はタブーではありません。人間の運動、生理機能を越えるので、実行しように身体が許しません。あらためて「いけない」と規定しません。そしてタブーは悦楽、近親姦には悦楽が伴うと歴史は知っている。
エジプト王朝家の水平婚(タハケ=兄妹弟姉で姦する)があります。太陽アラーの子としての血統を維持する名目です。現在でも、世界の犯罪歴裁判記録を見ると(ウィキで)、幾度もこのタブーが犯されているに驚く。
(日本では近親姦には刑事罰はないので裁判にならないから、記録がない。キリスト教諸国での裁判記録が参考になる)
水平婚(あるいは上下婚=オヤコタハケ)から逃げるため、若者は居住するバンド(部族の小集団=今は家)を離れ、荒野=昔のハントスポット渋谷みたい=に彷徨く訳です。長い間、男が彷徨いたのですが、最近はコンカツと称して女子が外に出る。肉食なので旺盛である。たまさか都心に向かい、山手線でサカリついた風の女子が目立つのも荒野彷徨願望なのだ。
死期に気づいた老人老犬がバンドから逃げる起因がカニバリズムであるとした。各地に見られる「姥捨て伝説」、そして老犬の脱走伝説は共食いを防ぐ荒野への彷徨だったのだ。
犬の歴史なぞ知らないが、このカニバルには「タブーは犯される」人間の歴史があります。古代人(エレクトスやネアンデルタールなど)の化石に散見される石器の筋痕は、死体を食するため肉を分けたとされる、アメリカ原住民アナサジ族は高い定着文化を誇ったが、骨化石には石器の筋痕が発見されている。
最近まで食人は残った。中国共産党が実施した大躍進(1958~1961年。農業革命人民公社公共食堂の3悪運動)は、食料の増産に「大失敗」して大不作を招いた。一説に5000万人の餓死者(撲殺者含む数字)を出した。被害の甚大な四川省やオルドスなどで大規模に「食人」が発生した。飢餓に追い込まれたため、タブーと自覚しながらも「やむに止められない」事情がそこにはあった。
タブーを持たない部族はどう行動するか。
ニューギニア高地民のフォレ族(フォアとも)の例をあげる。クールー病とされた謎の疾病が「共食い、とくに死者の脳髄」を食する葬儀習慣によると究明したのはカールトン・ガイダシェック博士(米国)。1950年代後半の現地調査などの研究成果によりノーベル賞を授与された(1976年)
共食させられ(牛由来の栄養タンパクをの混入した飼料)、全身の震えが発病した牛のハンバーグを食った人が罹患する(可能性がある)クロイツフェルトヤコブ病、その発症原因がプリオン(伝染性タンパク質)で、クールー病と同じ機構だと解明したスタンリー・プルシナーもノーベル賞を取っている(1997年)。
共食いは危険なのだ。
クールー病には「飢餓、止むに止められない」事情はない、ある慣習に根付いていた。フォレ族の葬儀とは、隣村から参列も含む多数が喜び集合する「饗宴」であった。死者は切り刻まれ、肉も膏も、脳髄も骨髄も全てが参列者に食される。そして共食いした参列者達の末期とは;
ガイダシャック博士をフォローしたロバート・クリックマンの報告(震える山、法政大学出版局2003年)では、患者65人を特定し、そのうち少なくとも50人が葬儀饗宴に参加した。最長の潜伏期は41年前、一回だけの食事(死者の脳)での感染で発病した。これからも発生者がでる予測もある。
病者は多くが女性、男性は幼少の時期に饗宴に参加した者のみです。成人男子は饗宴には参列しない、彼らは飼育するブタを食べ「平素から肉を喰っている」がその理由である。
女子供たちには「ブタは食えない、しかし肉を食べたい」欲求があり、饗宴を待ち望み、喜びいさんで参列し、死者を切り刻んで食した。
ここにはカニバリズムのタブーは一切ありません。それが無ければいとも簡単に食人を実行する、タブーのベールを剥がせば食人はかくも悦楽なのです。
彼らフォレ族は石器時代の生活を送るとはいえ、ホモサピエンス、人間の仲間です。
死期近い老人が荒野を目指した背景は、食人饗宴から身を隠す、逃避の徘徊です。
蛇足:ガイダシェック博士はプルシナーがノーベル賞を取った年に「少女淫行」の罪で告訴された。博士も事実を認め、1年の禁固刑を受けた。少女は博士が養女にしたニューギニア移民で、かの地では世代を越える淫行(男が年長のケースで)は普通の行為であるらしい。ノーベル賞受賞者で刑事犯として実刑受けた例を他に知らない。
二大タブーとは
1 近親姦
2 カニバリズム(共食い)です。
どの民族、時代においてもこれら二のタブーは、絶対に踏み入れてはならない禁断の地として隔離されていた。しかし犯されるからこそタブーとされるも真実です。
「空を飛んではいけない」あるいは「腐肉を喰ってはいけない」はタブーではありません。人間の運動、生理機能を越えるので、実行しように身体が許しません。あらためて「いけない」と規定しません。そしてタブーは悦楽、近親姦には悦楽が伴うと歴史は知っている。
エジプト王朝家の水平婚(タハケ=兄妹弟姉で姦する)があります。太陽アラーの子としての血統を維持する名目です。現在でも、世界の犯罪歴裁判記録を見ると(ウィキで)、幾度もこのタブーが犯されているに驚く。
(日本では近親姦には刑事罰はないので裁判にならないから、記録がない。キリスト教諸国での裁判記録が参考になる)
水平婚(あるいは上下婚=オヤコタハケ)から逃げるため、若者は居住するバンド(部族の小集団=今は家)を離れ、荒野=昔のハントスポット渋谷みたい=に彷徨く訳です。長い間、男が彷徨いたのですが、最近はコンカツと称して女子が外に出る。肉食なので旺盛である。たまさか都心に向かい、山手線でサカリついた風の女子が目立つのも荒野彷徨願望なのだ。
死期に気づいた老人老犬がバンドから逃げる起因がカニバリズムであるとした。各地に見られる「姥捨て伝説」、そして老犬の脱走伝説は共食いを防ぐ荒野への彷徨だったのだ。
犬の歴史なぞ知らないが、このカニバルには「タブーは犯される」人間の歴史があります。古代人(エレクトスやネアンデルタールなど)の化石に散見される石器の筋痕は、死体を食するため肉を分けたとされる、アメリカ原住民アナサジ族は高い定着文化を誇ったが、骨化石には石器の筋痕が発見されている。
最近まで食人は残った。中国共産党が実施した大躍進(1958~1961年。農業革命人民公社公共食堂の3悪運動)は、食料の増産に「大失敗」して大不作を招いた。一説に5000万人の餓死者(撲殺者含む数字)を出した。被害の甚大な四川省やオルドスなどで大規模に「食人」が発生した。飢餓に追い込まれたため、タブーと自覚しながらも「やむに止められない」事情がそこにはあった。
タブーを持たない部族はどう行動するか。
ニューギニア高地民のフォレ族(フォアとも)の例をあげる。クールー病とされた謎の疾病が「共食い、とくに死者の脳髄」を食する葬儀習慣によると究明したのはカールトン・ガイダシェック博士(米国)。1950年代後半の現地調査などの研究成果によりノーベル賞を授与された(1976年)
共食させられ(牛由来の栄養タンパクをの混入した飼料)、全身の震えが発病した牛のハンバーグを食った人が罹患する(可能性がある)クロイツフェルトヤコブ病、その発症原因がプリオン(伝染性タンパク質)で、クールー病と同じ機構だと解明したスタンリー・プルシナーもノーベル賞を取っている(1997年)。
共食いは危険なのだ。
クールー病には「飢餓、止むに止められない」事情はない、ある慣習に根付いていた。フォレ族の葬儀とは、隣村から参列も含む多数が喜び集合する「饗宴」であった。死者は切り刻まれ、肉も膏も、脳髄も骨髄も全てが参列者に食される。そして共食いした参列者達の末期とは;
ガイダシャック博士をフォローしたロバート・クリックマンの報告(震える山、法政大学出版局2003年)では、患者65人を特定し、そのうち少なくとも50人が葬儀饗宴に参加した。最長の潜伏期は41年前、一回だけの食事(死者の脳)での感染で発病した。これからも発生者がでる予測もある。
病者は多くが女性、男性は幼少の時期に饗宴に参加した者のみです。成人男子は饗宴には参列しない、彼らは飼育するブタを食べ「平素から肉を喰っている」がその理由である。
女子供たちには「ブタは食えない、しかし肉を食べたい」欲求があり、饗宴を待ち望み、喜びいさんで参列し、死者を切り刻んで食した。
ここにはカニバリズムのタブーは一切ありません。それが無ければいとも簡単に食人を実行する、タブーのベールを剥がせば食人はかくも悦楽なのです。
彼らフォレ族は石器時代の生活を送るとはいえ、ホモサピエンス、人間の仲間です。
死期近い老人が荒野を目指した背景は、食人饗宴から身を隠す、逃避の徘徊です。
蛇足:ガイダシェック博士はプルシナーがノーベル賞を取った年に「少女淫行」の罪で告訴された。博士も事実を認め、1年の禁固刑を受けた。少女は博士が養女にしたニューギニア移民で、かの地では世代を越える淫行(男が年長のケースで)は普通の行為であるらしい。ノーベル賞受賞者で刑事犯として実刑受けた例を他に知らない。