英国の生活 ~ヨーク~

北部イングランドの町、ヨークから。

大晦日

2006-12-31 | その他


2006年365日目。
英国にいると、クリスマスが“新年”という気分になります。
クリスマス後には、セールが始まり
皆、「新年を迎えました」というような
すっきりしたお顔になっているような…気がします。

とはいっても、
今日は大晦日。

Pub の看板に New Year の
カウントダウンのイベントを行う旨の案内が出ていたり、
今年もテレビでは、ロンドンをはじめ各町の
カウントダウンの様子が生中継されるはず。

昨年は、近所に住んでいた英国人・南アフリカ人カップルの家で
年越蕎麦を食べました。

一年前のことなのに、遠い昔のことのような気がしています。


  ☆皆さまもどうぞ 心地良い新年をお迎えくださいませ☆

帰り道のティールーム Dream

2006-12-29 | カフェ、レストランなど


クリスマスが終わるとセールが始まります。
案の定、シティーセンターは、いつにも増して多くの人!
「Up to 85%」
「50% OFF」
などの赤い表示が目立っていたのは言うまでもありません。

ヨークには、セーター、鞄、額などの
ファクトリーショップがいくつかあり、
セールでなくともリーズナブルな価格。
にもかかわらず、
今の時期、額屋さんの額は、半額。
探していたサイズのものを買い、ティールームで一息ついて
おとなしくこの日は帰宅しました。

立ち寄ったのは、Dream という名のティールーム。

これまでに何度も入ってみよう!と思っていたのですが、
お昼を過ぎてもオープンしていなかったり、
今日はオープンしているから、帰りに寄ろう!
と思っていても満席だったり、午後4時過ぎには閉店していたり…
営業時間の表示もなく、営業日さえも不明なのです。
おそらく、趣味で経営しているお店なのでしょうね。

小規模ながらも心地良い音楽が流れている
とっても雰囲気の良い、親切で親しみやすいご夫婦が
経営するティールーム。

精算時、お店のご主人「えぇ~っと、何を食べたんだっけ…」
私「紅茶とトマトとチキンのサンドウィッチ」

自己申告の精算。
ご近所のお宅でお茶をごちそうになっているような心地がしました。

テート モダン ~ロンドン~

2006-12-27 | 博物館


ロンドンにある美術館、テート モダン(Tate Modern)。
人から薦められていた美術館のひとつです。

夏に会った友人は、このテート モダンのことを
「“今”のエネルギーが溢れていた」
と生き生きとした表情で語ってくれました。

入口に入り、まず目に付くのは長い滑り台(写真)。
今回案内してくれたロンドン在住の友人は、上の方を見ながら一言
「(滑り台を滑って)子どもに戻るのがポイントよ!」。

滑り台を試さなくとも、全身に響いてくる作品ばかりでした。

また、館内以外で楽しめたのは、美術館界隈の風景。
映画『マッチポイント』で見た映像そのまま。
この映画を観ると、ロンドン観光をしたような気分になりますよぉ~。

マウリッツハウス美術館 ~オランダ ハーグ~

2006-12-26 | 博物館


アムステルダムから電車で約1時間で着くハーグには、
マウリッツハウス美術館(Mauritshuis)があります。

美しい落ち着いた町にある美術館でした。
レンブラント、フェルメール、ルーベンス等々の作品が見られます。
白鳥が優雅に泳ぐ池が見渡せる併設のカフェで
館内を回った後の余韻を十分に楽しみました。


 フェルメール『真珠の耳飾りの少女』
 Vermeer “Girl with a pearl earring”


☆静かなクリスマス☆

2006-12-25 | ヨーク、ヨークシャー


今日はクリスマス。
英国のほとんどのお店は営業しておらず、
バスや電車もほとんどが運休。

そのため、昨日は今日明日のための食材を
買いにシティセンターへ。
途中、ランチに入ったのは、大好きなBetty's Tea Room。
旅の疲れは身体に残ったままで、お腹は空いているはずなのに
食が進まない…。
少量のスープをいただきました。

予想以上に24日のシティーセンターは、多くの人で賑わい、
寒い中で子どもたちがクリスマスソングを歌っていました。
彼らは、何かのボランティアで歌っているようで
傍らには、寄付金箱が。
少しばかりの寄付をして、クリスマスソングに聴き入りました。

印象的だったのは、子どもたちがウキウキとした気持ちで
楽しんで歌っていたこと。その楽しげな様子とかわいらしさには、
胸にこみ上げてくるものがありました。
それに、車椅子に座って歌を聴いていた男の子が
本当に楽しそうに、心から楽しそうに、身体を揺らしていたこと。
100%幸せで平和、というメッセージは、確かにそこにありました。

そして、今日25日は静寂そのものです。
空は、静かなグレー色。
ラジオからは、クリスマスソングが流れています。


オランダ ~アムステルダム→ヒースロー~

2006-12-24 | 


先週は、オランダへ行っており、
予定より一日遅れの昨夜、ヨークに帰ってきました。
ロンドンの天候“濃霧”の影響により、復路の飛行機はキャンセル続き。
三回のキャンセルの後、ようやく飛んでくれた飛行機で
ロンドンヒースローへ辿りつくことができたのです。

オランダのスキポール空港では、
まるでロボットのように何者かに操作されているかのように
荷物のチェックインや手荷物の検査を繰り返したり、移動したり…
スキポールとヒースロー間の飛行時間は、わずか1時間に対し、
空港にいたのは14時間以上。
英国と日本間の飛行時間とほぼ同じですね。

さすがにクラクラ、クタクタになりましたが、
ロンドンの濃霧が自分たちの身を守ってくれたかもしれない
と思うと、これは、感謝すべきことなのかもしれません。
というのは、
クリスマス期間中のテロ攻撃の可能性は非常に高い
という情報を出発前に得ていたから。

昨日、ヒースローからロンドン中心部へ向かう地下鉄、
ロンドンキングスクロスからヨークへの電車の
ホームや車内では、多数の警察官が警備に当たっていました。

何はともあれ、
明日はクリスマス。

☆地球が愛と平和に包まれますように☆

冬の白い羽の鳥

2006-12-15 | その他


ヨークには、あらゆる種類の鳥が生息しているようです。
近づいても逃げないので、ときどき立ち止まっては観察しています。

写真の白い鳥、以前はブラウン系の羽だったのですが、今は真っ白。
奥の方に写っている鳥は、まだ白い羽に変わっていません。
鳥は冬になると“冬用の羽”に変わるのでしょうか?
それとも、違う鳥を見ているだけなのでしょうか?
でも、顔や嘴が同じなのです…。

どちらにせよ、
純白の美しい羽をもつ鳥です。
真っ白い雪の上にいたら、見つけられないかも。
雪、降らないかなぁ~。

クリスマスの音

2006-12-12 | ヨーク、ヨークシャー


昨日は、午後4時過ぎに町の中心部へ行きました。
日暮れが早い英国。
真っ暗です(写真)。

この時期、ヨークのシティーセンターにも
クリスマスマーケットのテントが並んでいます。
昼間は、町の至るところで楽器を演奏していたり、
聖歌隊がクリスマスキャロルを歌っていたり
とクリスマスのムード満載。

生演奏は昼間だけ、と思っていたのですが
昨日は感動的なクリスマスソングを奏でる“音”を聴きました!

心に響く深い鐘の音色。

どこから聞こえてくるのか、まさかねぇ…とも思いながら
音の聞こえる方へ歩いてみると

その音の主は、ヨークミンスターの鐘でした。
大聖堂の鐘が、クリスマスソングを奏でていたのです。

こんな技、演出があったのですね。
しばらく立ち止まり、聞き入ってしまいました。
ミンスターを見上げながら。

ヨークが好きな理由がまた一つ増えました。

RHS Gardenとお茶の時間

2006-12-09 | ヨーク、ヨークシャー


隣町ハロゲイトにあるRHSガーデンへ行ってきました。
(RHS:Royal Horticultural Society 王立園芸協会)
車で約1時間。

途中、Flood(洪水)標識のあるウース川を通ります。
やはり、水嵩は変わらず。
英国人の特質なのか、増水しても騒ぎ立てたりせずに日々過ぎています。
被害がそれほど深刻ではないのかも知れませんが。

この川と同じく増水しているニド川を眺めながらハロゲイトへ。
ニド川周辺は牧草地。
放牧されている羊たちの行動半径が狭まっている光景を目の当たりにしました。
しかし、羊は黙々と草を食む。
いつもは一面緑が覆う田園の一部が大きな水溜り、
いえ、池のようになっており…被害は人だけではないことを実感しつつも
美しい風景は、変わらずそこにありました。

さて、今日の目的地。
入り口にあるベティーズティールームで一服し、ガーデンへ。
隅々まで手入れが行き届いたガーデンの背後には、森。
湿った落ち葉が積もり、柔らかい感触を足で楽しみながら1時間ほどの森林浴。
落ち葉は心が静まる香りを放ち、葉の下では何かが命を育んでいる。
そして、
森を抜けるとかわいらしいオブジェ(写真)がありました。
枯葉がたっぷり入ったティーポット、
紅茶色の小石が入ったティーカップ2客、
砂糖色の小石が入ったシュガーポット。

ガーデンとお茶は“セット”。

いつものウース川 

2006-12-08 | ヨーク、ヨークシャー


写真は、いつものウース川。
一つ前のブログの写真と見比べてみてください。

何か普段と違う光景を目にすると写真を撮ったり
こうしてブログに書きたくなりますが。

今年の英国の気候は、明らかに異常気象です。
夏は猛暑でしたし、この時期は暖冬。

町に人が溢れているのは、
クリスマスショッピングと気候も影響しているのでしょう。
屋外に並んでいるクリスマスマーケットのスタッフにとっては
ありがたいだろうなぁ、この気候。
きっと、昨年よりも暖かいし、お客は多いし…。

どんな状況でも、必ずどこかにプラスの影響があるのでしょうか。