英国の生活 ~ヨーク~

北部イングランドの町、ヨークから。

美容室のサービス

2006-11-30 | その他


昨日、
なんとな~く、良さそうだなぁと感じた美容室に目星をつけ、
予約をしてから行ってきました。

予約した時間にお店に着き、まずはコートを預けます。
次に聞かれたことは、

「コーヒーと紅茶、どちらがいいですか?」

でした。私は、お水が欲しかったので、

「お水ください。」

と言ったらば

「オレンジジュース、アップルジュール、ホットチョコレートもありますよ~。」

というお返事。
英国の美容室にも、こんなサービスがあるのですねぇ。

飲み物を飲みながら、雑誌をペラペラと眺めて待つこと
ほんの数分。
シャンプーをしてもらい、
次はカット。

「北部の人はフレンドリーだからねぇ~…」

とヨークで生まれ育ったという美容師さん。
おしゃべりしながらお願いした通りに髪を切っていただきました。

支払いを済ませ、
コートを着せていただくと、

「良いクリスマスをぉ~☆」

と、さよならの挨拶を交わし、店を後にしました。

この美容室は、スタッフが2人。
ゆったりとした落ち着いた空間。
また行こうかなぁ。


写真は、オーラ・ソーマの英国本部 Dev Aura。

小川洋子 『密やかな結晶』

2006-11-27 | 映画、本など


その島では記憶狩りが行われ、
ある日突然、人々の頭の中の記憶が
一つずつ消滅してゆく。
その消滅したものを処分する秘密警察。

香水が消えたり、
本が消えたり、
豆が消えたり…する。

消滅したという事実すら、記憶には残らない。
というハナシ。

本当に必要なものって何だろう、
と考えたり、
この地球環境や今の世の中を反映した物語なのかも、
と思いながら読むと苦しくなったり、切なくなったり。

---

記憶、ねぇ…。
ある日、突然思い出したりもする。
そして、その思い出したことを今に繋げて納得したり、
もう手放しても良いんだなぁ、と感じることも。

半年ほど前に読んだこの本のことも、
スーパーでカボチャを見つけたときに思い出した。

何がきっかけになるのかわからない。
不思議ね。


映画

2006-11-24 | 映画、本など


最近、見逃してしまった映画が多い。
でも、悔しい思いをしている間もなく、
次から次へと新しい映画が上映されますね…。

今、観ようかな、と思っているのは
『The Holiday』と『Miss Potter』。
日本でも公開されるのでしょうか。

『The Holiday』は、
クリスマス休暇に英国女性(ケイト・ウィンスレット)と
米国LA女性(キャメロン・ディアス)が家を交換するハナシ。
コメディ調で楽しめそうです。

『Miss Potter』は、
ピーターラビットの作者、
ビアトリクス・ポッター(Hellen Beatrix Potter:1866-1943)のハナシ。
キャストも豪華ですし、
きっと、スコットランドや湖水地方の田園風景が美しい映画だろう
と期待しています。


映画館のカフェ

2006-11-23 | カフェ、レストランなど


ヨークにも、映画館があります。
ケンブリッジと同じ系列“City Screen Picturehouse”。

まだ映画館で映画は観ていませんが、
同じ建物内にあるカフェには行きました。
ウース川沿いにあるため、眺めも良いし
ゆったりしていて居心地も良い。

このカフェの隣には、レストランもあるし
別のカフェもあるし、ネットカフェもある。

映画を観たら、その余韻を楽しめる心地良い場所が
傍にあるのはうれしいことです。

あたたかい部屋

2006-11-22 | 季節、気候


「今年の冬は暖かい」
と皆、口を揃えて言っています。
ヨークは北部イングランドのはずなのに、です。

そうは言っても、寒い。
最近は、雨も多く、ひんやりとした空気に包まれています。
外出時には、コート、マフラー、手袋を着用。
そして、バックには傘をしのばせて。

外気は冷たいけれど、室内は暖かい。
今の家の暖房は、スイッチを入れると
午前と午後の2時~4時に機能するような仕組みになっています。
この時間帯は、電気料金が安いのです。

ありがたいのは、午前と午後の2時間ずつしか機能しないのに、
余熱で一日中暖気が流れ出ていること。
だから、終日ぬくぬくとした室内で生活できます。

写真は、シティーセンターの雑貨屋さん。
19世紀の家でしょうか、
天井が高く暖炉もあります。
だれかの部屋にいるような心地になってしまう
ぬくもりあるディスプレイ。
用がなくても、なんとなく入ってしまうお店です。

洗濯機とリンゴ

2006-11-20 | その他


昨日、洗濯機が壊れました。
今日、大家さんが新しい洗濯機と
壊れた洗濯機を取り替えてくれました。
聞いてみれば、15年以上にもなる洗濯機だっだそうです。
きっと、これまでにも何度も修理を繰り返してきたのでしょう。

それにしても、
この英国にして、なんと早い対応だこと…。

今回のみならず、
ジョン(大家さん)の迅速且つ丁寧な対応には頭が下がります。

写真が新しい洗濯機。リンゴは、ジョンからのお土産。

Haworth ~ブロンテ姉妹の故郷~

2006-11-18 | ヨーク、ヨークシャー


数週間前のことになりますが、
ブロンテ姉妹の故郷、ハワースへ行ってきました。
それも、ブロンテ研究者である友人のガイド付で!

ブロンテ姉妹の小説を読んだり、
映画化された作品を見たのは、もう何年も前のこと。
その記憶もすっかり遠のき、
ブロンテ姉妹、英文学への関心も別のところへいってしまったのかも、
と思っていたのですが、
いざ、ハワースへ行ってみると…
あれこれ、普段は思い出すこともないようなことまで
ふ~っと感情が伴った記憶が蘇ってました。

それは、ハワースがもつ土地のエネルギーだけではなく、
友人が説明してくれた解説(というよりも、楽しいお話)のお陰。

最近、何かを思い出すことが多い気がします。

ベーカリー £2.2のサンドウィッチ

2006-11-17 | カフェ、レストランなど


家から徒歩30分ほどの場所にあるベーカリー“Browns”。
ベーカリーといっても、パンだけではなく、
“畑からとってきたばかり”のように見える野菜や
お茶類、紅茶に合うビスケット、ジャム、酒類…
何でも揃っている個人経営の小さなお店。

私はここのサンドウィッチが好き。
どれも£2.2(約500円弱)。
そして、種類豊富。

ローストビーフ
チキン
ターキー
ポーク
BLT
など

パンは、ふかふか。
どのサンドウィッチにも野菜(レタスやトマト)が入っているのもうれしい。

お昼時に行くと、レジには、
片手にサンドウィッチを持った人が行列を成しています。

緑→黄→紅

2006-11-16 | 季節、気候


西側の部屋から見えるのは、桜の木。
この家に住むことを決めた時、
きっと春には桜の花が見られるわぁ、と思ったものです。

今、その桜の葉は、紅葉中。
毎朝、窓から見える葉を見ていて気づいたことは、
とてもゆっくりしたペースで色が移り変わること。

写真の右側の木々は、既に葉を落としていますが、
正面に見える葉は、ここ数日の間にようやく
紅く色づき始めました。
緑の葉がゆっくりと黄色く染まり、それからゆっくりと紅色に。

緑→黄→紅。
紅は、下半身に対応している色。地に足をつける、グラウンディングの色です。
葉の色の移り変わりを眺めていると、
上から下へと流れているエネルギーを感じます。

葉が紅葉し、その葉を地に落とした後、
木々は、根を地中の奥深く四方八方へと延ばし、
生長し続けているのですね~。

寒い晩秋の湖水地方

2006-11-13 | 


週末は、湖水地方の木々の紅葉を堪能してきました。
自然美に勝るものはない、と改めて痛感しています。
美しさの中にいると、言葉を失います。
ただただ、感じるだけ。

4年前の今ぐらいの時期のこと。
友人たちに「三頭山へハイキングに行こう」と誘われました。
行ってみたら、ハイキングどころではなく
道なき道を登るような登山でしたが。
あの日は、蜘蛛の巣も凍っているような寒い寒い山中でした。
しかし、
そこで目にした光景、感じられたこと、友人たちと共有した時間、
G氏がその場でつくってくれたショウガの効いた、あたたかいチャイの味…。

寒さを理由に外出を控えがちですが、白い息を吐きながらも出掛けてみると、
そこには何か素晴らしいものが待っている、のですね~。