宮古on Web「宮古伝言板」後のコーケやんブログ

2011.6.1~。大津波、宮古市、鍬ヶ崎復興計画。陸中宮古への硬派のオマージュ。 藤田幸右(ふじたこうすけ) 管理人

閉伊川水門の説明会、岩手県

2014年08月23日 | 鍬ヶ崎の防潮堤を考える会

「鍬ヶ崎の防潮堤を考える会」の陳情を受けて岩手県が開催 8/6


県の設定したテーマ「水門工事の全体工事について」「水門操作と船舶の航行について」「水門の景観について」、すべてに参加住民は納得できず、次々にその危険性、調査不足の指摘がつづいた。このような説明や応答では工事続行はほとんど無理である。岩手県は誠意を持って宮古市民のコンセンサスをとるべきだ。


 ☆

毎日新聞 2014.8.9

 

 

参加者からの意見

「予算の流用化問題を考える」ML(メーリングリスト)より
宮古市の市民団体 
F . K 子さん

 8月6日には、藤田さん、鳥居さん等「鍬ヶ崎の防潮堤を考える会」が陳情してくださったおかけで、岩手県の土木センターが来て、閉伊川水門の説明会が宮古市役所6階で、40人ほどの参加で行われました。

40人のうち市議会議員が10名以上いました。質問した市議会議員は確か共産党の2名だけだと思いますが、強烈に県に対して反対の意志を示していました。おそらく他の議員も水門には反対なのではと思います。

山本市長も説明会に参加していたので、どうして水門を造るのか聞いたら、
防潮提と水門で、宮古湾の津波を抱えるようにするためだ。他には逃がさないんだ。湾内に抱えるためなんだ。そうしないと浸水域に住みたいという人は、安心して浸水域に住めないんだ。高台に住みたい人ばっかりじゃないんだ。浸水域に住みたい人にも、ちゃんと安心できる復興をしてあげなきゃいけないんだ。と、言ってました。

私の主観ですが、まるっきり放射能の除染と一緒だと思いました。汚染地に住みたい人のためと言って、意味の無い除染を何千億もかけてする。
浸水域に住みたい人のためと言って・利用して(ゼネコン的には)、何千億もかけて防潮提を造る。

浸水域に新築、増築をする人達に防潮提を薦める・決まり事のように防潮提を条件に説明する、市職員の理由はこれだと思いました。

注)K子さんは前段で、「鍬ヶ崎に家を建てようとすると、防潮提が無いと家を建てる事ができない。と、いかにも決まり事のように市役所の人に言われる。そのため、家を建てたい人(その人の知人達)は防潮提建設推進という意見を持っている。」というお話を頂きました。──と書いている。


山本市長の理由は、ゼネコンのための机上の理由づけをそのまま自分の意見にしてしまっています。

山本市長は田老出身で、もともと世界的に有名な万里の長城とか言われていたらしいですが巨大防潮提があった田老地域の人です。311には自分の市長という職責をしばらく無視し、田老にずっと行っていたと噂する市民もいます。
もちろん田老も311で壊滅的に被災し、たくさんの人が亡くなりました。巨大防潮提では守られませんでした。もちろん巨大防潮提を過信して避難せず、巨大防潮提が人災構造物になった面も十分にあります。
山本市長はよく知ってるはずですが、仕事となればそんなことは忘れ、どうやら宮古湾も田老湾と同じようにしたいようです。
どんなに高くしたって津波は越える。と、田老で巨大防潮提を越える津波を見ていた田老出身の友達も言っていました。

そこで、閉伊川水門の工期は確か平成29年と言っていた様な気がします。また伸びる可能性もあるようです。
なので、鮫川村のように仮裁判で工事の差し止めにもっていく期間は、宮古の汚染牧草と違って、十分にあるかなぁ。と、思います。
あとは住民の意志になるのかな。と思います。

あと、主人の友達の漁師の方からは「今頃遅い。」と、メールでオファーを頂いたんですが、
震災がれきや、学校給食や、汚染牧草を、山田の小林さんと二人でいっぱいいっぱいでやっていて、当初から水門、防潮提は、200人とか、私達の100倍以上の人達が宮古で市民活動をしていたので自分達の方に集中してました。言い訳になってしまいます。。
なので、当事者の漁師の方からの「今頃遅い。」というご意見はごもっともかもしれませんが、気仙沼の千葉先生とも一緒につながったり、可能性は無いわけではないので、人災防潮提・水門やその借金を子ども達に残さないためにも、気負いしてはいけないと考えています。

 

 

 

 

 

 

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1 コメント

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今頃遅い? (コーケやん)
2014-09-22 23:08:25
F.K子さんへ

8/6閉伊川水門説明会、8/17第2回「鍬ヶ崎の防潮堤を考える会」勉強会を終わって、ただいまは第3回勉強会の準備を進めているところです。

何をするにもK子さんのメールにあったように「今頃遅い。」のプレッシャーがつきものです。説明も確認もなしに勝手に事を進めて、住民に対して、そして住民がそのように思うようにしむけているにすぎません「今頃遅い。」と。

何事にも「今頃遅い。」という事はありません。住民の意向が反映されているかどうかが一番大事です。行政にもその意向集約の義務があります。住民自身にもはっきり意向発信の責任があると思います。「今頃遅い。」をいう人には自分自身の思考停止と暴力的焦りがあるだけだと思います。

「鍬ヶ崎の防潮堤を考える会」はまさに「今頃遅い。」の標的になっていると思いますが(確証はないですが)少しずつでも前に進めたいと思っています。むずかしいのはこれからですが鍬ヶ崎、宮古への愛情一本でやり抜きます。変わらずよろしくお願いいたします。
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