酒と鉄道の日々

大好きな酒と趣味の鉄道の話題を絡め、時評・四方山話に酔うコーナー。

著名人ならイイのか?

2009-04-01 10:42:56 | Weblog
 29日の、千葉県知事選で、森田健作が当選したそうな。

 「青春」とか「ネバア ギブアップ」とか、紋切形の掛け声と、「道徳」「規律」などを口やかましく説く、甚だ、アナクロチックで、実態の「若さ」とは対極の思いっきり保守思想の持ち主が、首都圏の一角で選出されたことに、背筋が寒くなるのを感じているのは私だけではあるまい。

 いったい、地方自治の、いわゆる首長って、著名人でなければなれないものなのだろうか。

 無論、「否」である。

 大阪の橋下、宮崎の東国原 等々、要は、その自治体をアピールするために著名人がいればいいのだ という、なんとも情けない意識しかないのではないか。
 その地に根ざした人物が、その地の文化とともに政策を展開していくことこそ、真の地方自治の姿であるはず。
 「著名人だから」、ナニかやってくれそう という視点で選出したとするなら、これはもう、地方自治の放棄に他ならない。

 なんとなれば、著名人首長の後には、また著名人を選ばざるを得なくなり、こんな状況を許していれば、著名な首長によるワンマンショーになりはしないか。

 地方自治のあり方が問われているという意識をしっかりと持ち、著名人だからこそ、その思想信条と言動とを十二分に監視していくことが、住民に求められていることだけは、間違いないのだ。 

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