酒と鉄道の日々

大好きな酒と趣味の鉄道の話題を絡め、時評・四方山話に酔うコーナー。

語るに落ちたね 自民党

2006-11-29 06:09:50 | Weblog
 いわゆる郵政造反組11人の、自民党への復党が決まったそうな。

 「主義」も「主張」も「定見」もなく、ただただ「観念」だけで徒党を組み、己の保身しかアタマにない輩のことなんか、取上げるのも無意味なのだが、今回の対応で、改めて、「自民党」という政党? の本質が明らかになった点だけは、確かだ。

 自民党の方向は、要するに、まずは、「観念」でモノゴトを捉え、小異を無視して大同に就き、結果として、組織の肥大化に奔放する、というものだ。

 加えて、厄介なのは、余りに永きにわたって、国民が政権を委ねすぎたため、「少数意見」を黙殺する術を常套手段としている点。

 「政策遂行」のための集団なのに、「かつての党友であり、情というものが大事」などと、臆面もなく開陳する辺り、「国民」のことなど毛頭意識にはなく、
「自民党」による「自民党」のための「自民党」の域を出ていない。

 福島はじめ、長期政権による汚職が各地で表面化している。長期政権の最たるものは、国政における自民党に他ならない。

 来年は参議院選がある。

 「奢る平家久しからず」という故事を、自民党に教えてやる絶好の機会だ。
ゆめゆめムダにしてはなるまい。

泣き騒ぐ子供は、つまみ出せ!

2006-11-23 15:20:58 | Weblog
休日の朝をノンビリと過ごした後、欲しかった本を探しに、書店に入った。

 物色しつつ、立ち読みしていたら、込んでいる書店の中から、子供の大きな泣き声と騒ぐ様子が聞こえてきた。それも一箇所ではない。

 こんなとき、親は、どうしてモット毅然と叱らないのだろうか。

 自分の子供だろ。言って聞かせて分からんガキなら、公共の場になんか、連れてくるんじゃない。客は、あんたらだけじゃないんだぞ。

 所詮、「こんなガキにあんな親」なんだろうけども、それにしても、書店サイドの対応もおかしいと思う。
 
 「他のお客様のご迷惑になりますので、お子様をお静かにお願いします」くらいは言ったって、なんら問題なかろうに。

 見かねたので、そばの店員に、注意するよう諭したら、「あいすみません」と、こちらにアタマを下げた。
 オイオイ、アンタに怒ってるんじゃないんだ、勘違いするなよ。
 書店として、注意すべきだ、って言ってんだよ。

 電車の中・映画館・デパート等々いたるところで、泣き、騒ぎまくるガキどもがいる。

 公共の場なら、同席した大人たちも、他人の子であろうと構わないから、ドンドン注意すべきだ。
 なに、そんくらい言ってやらなきゃ、ガキはおろか、その親だってコトと次第が分からんさ。

 イヤな世の中だなぁ。ホント。
 

霧にむせぶ夜

2006-11-23 10:28:55 | Weblog
 黒木憲が亡くなった。もう、35年位前かな、「霧にむせぶ夜」というシブイ歌が大ヒット。今でも、カラオケでよく歌うくらい、好きな歌だった。
 
 旅に出る男が、別れに泣く女を慰めるような歌詞で、ノリのいい歌だった。

 この頃は、「霧」がテーマにされることが多かったようで、橋幸夫「霧の中のふたり」・石原裕次郎「夜霧よ 今夜もありがとう」・布施明「霧の摩周湖」なんて歌が、よみがえってくる。

 「霧にむせぶ夜」には、実は続編が在って、あの大ヒットから10数年の後、「久しぶりだね」といしう歌がリリースされている。

 「霧にむせぶ夜」で別れた二人が、「久しぶりだね」で、偶然再会を果たす。
 歌詞を少々、紹介しよう。

    ♪ 久しぶりだね、オマエと会うのは
       あれからどうしていたのかい 
        別れた頃よりまたひとつ
         綺麗になったみたいだが
          すぐ泣くクセはかわらない
           しあわせならば それでいい

 これは一番の歌詞。三番の歌詞が特にいい。

    ♪ 二度とこうして会えないだろうが
       今なら 言えるさ この気持ち
        あの時 俺が大人なら
         別れはしない 離さない
          そいつを 今も悔やんでる
           送らないけど しあわせに 

 あの頃、失恋するたんびに、「霧にむせぶ歌」を唸っていた気がする。
最近じゃあ、失恋にも慣れたもので、メランコリーになるヒマすらなくなった。
 今夜は久しぶりにカラオケで、黒木憲を偲ぼうかな。

TV番組、ゲストへの接し方に異議あり!

2006-11-20 21:13:05 | Weblog
 朝のTV番組を観ていて気になることがある。

 朝の、「ズ-ムイン」や「めざましTV」には、芸能人やタレントが、よく生出演する。
 それはいいのだが、彼らを迎えるMCが、異口同音に、「朝早くありがとうございます」と、例を述べる必要が在るのだろうか。

 いうまでもなく、TV局にとって、顧客は視聴者なのであって、芸能人なんて、制作サイドの一メンバーに過ぎない。換言すれば、制作サイドの立場の人間なのだから、制作サイド同士で、気を使いあっていることになるのではないか。

 気を使いあうのは否定しないが、肝心の視聴者の前で「あいさつ」しあうことはないだろう。本番前のリハーサルか、楽屋にて行うべきがスジだろうに。

 似たような例で、歌手なんかが、TV出演中に、己の指導者を「oo先生」と呼称するのも気に入らない。
 その歌手にとっては「センセイ」かも知れぬが、そんな関係は、当人同士のことに過ぎないのであって、TV視聴者にとっては、これまた、どうでもいいことなのだ。

 TVは、公器だ。スターだか、タレントだか知らないが、視聴者の前で、局アナや制作サイドが、一出演者に過ぎない連中に気を使うのは止めとくれ。

使い方まちがえないで、「持参」という言葉

2006-11-12 06:11:05 | Weblog
 「持参」という言葉ある。
 
  平たく解釈すると「持って参る」という意味である。

 そう、謙譲語であり、自分の行動に限って使っていい言葉なのだ。

 ところが、お役所からの、主権者たる住民に対して、まま、使用されているから恐れ入る。例えば、「下記の通り開催する。oooを持参のこと」ウンヌン。
これは、「oooを持って参れ」という、お上からの命令言葉になる。無意識で使用しているなら「不遜」の極みだ。

 「文章」を教えるハズの学校からの書面や、「言論」が商売のハズの新聞等でも、こうした例が散見されるのはどうしたことか。

 いったい、「持参」などと難しい用語を用いずとも、「お持ちください」で、十分コト足りる。

 尊敬語と謙譲語は、明確に異なるのであって、使用区分に自信がないときは、
漢字ではなく、平かなで表現するべきだろう。

 なかには、「ご持参ください」なんて、表記もある。「お酒」「お醤油」「お塩」等々、「お」や「ご」をアタマにのっければ良し、という、とんでもない間違い。謙譲語に「お」や「ご」を付けたって、「尊敬語」になんか、決して「変身」はしないのだ。

 似た例で、「ご参集くださーい」なんて、会合への出席を、主権者たる国民に呼びかけている某政党がいる。「集まって参れ!」つてことだから、主権在民をないがしろにしがちの某政党の面目躍如と、言えなくもないが。

 「美しい国」を目指そうというなら、まずは、「正しい日本語」を率先垂範、学ぶべきではないのかな。

「ヤラセ」って、自民党らしいなぁ。

2006-11-10 08:12:19 | Weblog
 安倍さんが肝いりで進めている教育基本法の改悪。

 広く国民の声を聞くためと称して、タウンミーティングとやらを行ってきた。
なんとなく、胡散臭い企画と思っていたが、案の定、「改悪の考え方に沿った意見・質問を!」との行政指導(?)があったようだ。

 開いた口がふさがらぬ とはこのことだ。こんなんだったら、タウンミーティング開催の意義なんか、まったくない。

 どだい、そんなに自信がない改悪案なら、安倍さん、もう止めなよ。

 あんたが強気の発言をなさって、どうしても改悪案を実現したほうが、子供や教育界に良かれ、って胸を張れるのなら、こんな体たらく、どのようにして、つじつまを合わせるおつもりですか?

でも、よく考えてみるに、先の総選挙での、いわゆる郵政反対組も、こぞって
自民党に復党するコトが了解されたみたいだから、アレも「ヤラセ」だったと言えなくもないんだね。

 そうか、自民党って、「ヤラセ」が得意だったんだ。
 今度の総選挙での自民党のマニュフェストには、「我が自民党は ヤラセが得意なんですぅ」って、堂々と掲載しなきゃあね。 ねぇ、安倍さん。

 ここで、国民としても慎重に考えるべき点があるのだ。
 お上の意向に沿う方向での対応を発案し事務方に命じたのは、ダレなのか、ということだ。
 こんな要請に唯々諾々と従がって、ピエロを演じた、同ミーティングでの発言者も同罪。

 お上の意向に対しては、「是は是・非は非」と言う姿勢を保ち、自らの考えをストレートに開陳できなければ、民主主義とはいえない。

 こんなんじゃ、韓国の北にある、ナントカいう、オソマツな国と一緒やん。

苗字に纏わる話

2006-11-09 21:10:10 | Weblog
 人には、氏名というか、苗字と名前がある。

 ひところ、建築物の耐震偽造事件で物議を醸した方の苗字が「姉歯」。最近、傷んだ腎臓の手術で騒がれているお方は「万波」。

 いずれも、すんごい苗字だ。めったに耳にすることなんてない。

 「名は体を表す」と言うが、「珍しい苗字は事件性を表す」ってか。

 翻って、ごくごく平凡な苗字の下に生まれた身としては、子供の頃、苗字で呼ばれることなんて、ほとんどなかった。同じ苗字の子が10人もいたのだから、当然のごとく、下の名前が使われる。

 たまに、転校生なんかやって来ると、これが、見たことも聞いたこともない苗字。こちらは、当然、苗字で呼ばれるのだが、それがなんともカッコ良かったことを覚えている。

 ひとクラス50人学級だったから、苗字で呼ばれる子多くはなかったものの、うらやましくて、たまには苗字で呼んでくれろ、と先生に直訴したことさえある。

 仕事に就くようになって、打ち合わせか何かで、取引先の方や関係者と一同に会したとき、交換し合った名刺の、お互いの苗字が全員おんなじ、ってこともあった。
 そんな場に、電話の呼び出し。「oooさん、電話ですよぉ」の声に、全員が「ハ~イ」って応えていたっけ。


 今にして思えば、事件なんかで日の目を見たら、珍しい苗字名だけに、それこそ一族郎党の恥さらしとなる。

 私みたく、平々凡々の人間には、やっぱり、ごくごくふつーうの苗字が似合うんだろうね。
 

ニコンF4

2006-11-08 20:51:09 | Weblog
 承前のとおり、本格的にデジカメに取り組むべく、ニコンD200を購入して、主要被写体の鉄道にも活用している。
 同じデジでも、D70を使用していた頃は、フィルムカメラのほうの持ち出しがはるかに多かったのだが、最近は、ほぼ均衡してきた。
 やはり、D70とは比較にならぬくらいに観やすいD200のファインダーのせいで、デジでの撮影意欲が喚起されているようだ。

 それでも、フィルムカメラの出番もまだまだ多い。特に、ここ一番、というか、記録として残したい場合は、F4の出番となる。

 フィルムカメラは、コニカからニコマートに転じ、以降、一時期を除いては、F2からニコンのヒトケタを使用してきた。重いし必ずしも至便ではなかったのだが、ニコンは壊れないし故障もしない、という信頼感が在ったからだ。

 20数年連れ添ったF3のプリズムが壊れ、F4を導入した時も、なんら不安はなかったのだが、一昨年末、日本海バックで列車サイドを撮った際、ファインダー内の表示が一斉に消えるというアクシデントに見舞われた。
 とりあえずF5で撮影を終え、帰宅して、行きつけのカメラ店に持ち込んだら、サービスセンター送りで入院加療が必要とのコト。その費用は5-6万円と言う。
こんなことがあるから、保険には入っておくべきで、なにも心配せずに修理に出すことができた。
 年が改まって、退院したF4を手にしてビックリ。なぜか、裏ブタが新品に付け替えられている。添付されていた修理メモには「深刻な故障でしたが部品交換等、修理を終えました」との記載。ファインダー内表示が消えることが、それほどのものとは予想しがたいのだが、それにしても、なぜ、裏ブタ交換が必要だったのか知らん。

 でも、現場復帰してきたF4が、その後、なぜか、一番活躍してくれている。
雨降って地固まるか? 憎まれっ子、世に憚るか?

個性的なスタイルで、好き・嫌いが明確に分かれるF4だが、使うたびに愛着が湧いてくる辺り、やはり、ニコンのヒトケタだ。また、マウントのフレキシブリティに感心しつつ、写真のように、非AIのニッコールオートSタイプの50mmレンズを装着して楽しんだりしている。

 D200以降の、デジカメにも、そんな愛着が湧くようになるのだろうか。

品性に思う

2006-11-07 20:29:16 | Weblog
 TVのトーク番組は大好きで、CX(フジテレビ)昼の「笑っていいとも」の「テレフォンショッキング」は最も視聴したいコーナーのひとつ。
 同じCX月曜夜の「ヘイヘイヘイ」も見逃したくない番組だ。

 歌手が持ち歌を上手に謳いあげるのは当然のことで、むしろ、歌を離れた、トークのシーンにこそ、本性がこぼれ出やすい。スターの意外な一面が垣間見られ、だからこそ、面白いのだが。

 バラエティ番組は大衆向けするから、様々な芸能人が顔を出す。でも、アレだよね、下品なのってヤダよねぇ。例えば、久本ナニガシ、品もナニも在ったものじゃない。美人だったらまだしも、見た目も、しゃべりも、下品以外のナニモノでもない。あんなんでも、TVでは受け入れられてるんだネェ。下品さが「売り」なのかも知れぬが、子供たちには、決して、ためにはならんだろうね。

 彼女と対極にありながらも、どうしても好きに慣れないのが、バイオリニストの高嶋ナニガシ。なにがイヤだって、なんであんなに口が悪いんだい?
 加えて、良くもない語り口が、小生意気ときてる。少しくらい楽器ができるからって、人を見下すような口の利き方は止めとくれ。

 そんなこんなで、最近のトーク番組も興ざめ気味。
 と思ってたら、いいのがいましたぜ、ダンナ。

 オセロのふたり。特に、中嶋がいい。彼女の口からポンポン飛び出す毒舌は、なぜか、耳に心地よい。

 人間、やっぱ、育ちの良し悪しが、トークに出るんかネェ。

 

 


某局のラジオ番組で

2006-11-05 07:48:09 | Weblog
 鉄道撮影に出かけることもあって、クルマは不可欠なのだが、最近はCDも聞き飽き、もっぱらラジオが車中の友だ。

 もっとも、私の場合は、ただ聞いているだけでなく、ラジオのMCがヘンなコトをしゃべったら、クルマから直ぐに電話で意見をしてしまうほうなので、ラジオ局では、「困ったリスナー」になっているかもしれないが。

 先日の某番組でも、「このスイーツは、宮様御用達だそうで、私たちも、皇室の方々と同じものを食べられる ウンヌン」という下りがあり、思わず、クルマを停めて電話せんとしたのだが、道路が込んでいて駐車が難しく、とりあえずあきらめた。

 ナニに興奮したか、というと、スイーツだか、スーツだか知らんが、たかだか菓子ごときに、皇室との絡みを話題にする必要があるのか。
許せないのは、「皇室が食べている、同じもの食べる」ことが、「たいそうなコト」かのごとく語っている点だ。

 皇室なんて、われわれ国民が、食わしてやっている立場。そんな皇室に、なにゆえ、ヨイショ!せねばならぬのか。

この番組のMCの方たちの親族にも、先の戦争で難渋苦役を味わった方たちがいただろう。その戦争を始めた元凶が、皇室なのだということを、忘れてはいけない。