フォアフット走法と腸腰筋由来の股関節(鼠径部)痛 =その4=

2016年12月06日 | スポーツ障害

この記事、2年前に書くつもりで途中で放置してしまっていた記事(ワザとじゃないですよ(;^ω^)忙しさで忘れてたんだと思います。)なんですが、

先日患者さんから「続きが読みたい」とのリクエストをいただき、2年の月日を超えてのシリーズ再開となりました。

2年…

ずっと気にかけていてくれたんでしょうかね?(^^;

有り難いやら申し訳ないやらです。

で、今回はまず故障時の対処の手法から紹介させていただきますね。

 

さて、対処について。 

先ずはじめに、故障の対処の基本を押さえましょう。

痛みが増してきた時期には、痛みの原因が患部のダメージ(損傷・炎症)によるケースを疑います。

運動開始から運動後に向けた痛みの増悪というのもダメージのサインの一つです。

走り始めが痛くてもその後落ち着く…なんて時も運動の終盤に向けて再び痛みが増す時には要注意。

こうした時期には痛みが現れる前の「違和感」の時点で無理せず運動は中止しましょう。

患部のダメージ(炎症・損傷)が疑われる時には3~6日の安静を心がけます。

多くは3日、長くても6日もすると炎症が落ち着き、痛みが一段回軽くなりなります。

ですので、

「お、昨日より大分軽くなったぞ!」

となるまで、運動は我慢しましょう。

それから安静にしている間、痛む箇所のアイシングも忘れずに。

ビニール袋に溶けかけの氷を入れて、「15分冷やす→5分外して休ませる」を3セット程行いましょう。

患部の炎症が落ち着いたら徐々にケアを始めます。

おすすめしたいセットは

1、足首の調整

これ、いい方法なんですけどもだいぶ前の資料なんですよね…

今はもっと動きを使った方法をチョイスすることが多いかも。

でも、動画がないんですよね…

すみません。

NEWバージョンに興味のある方は…ご来院いただけますでしょうか(^^;

ちなみに足首の動きに足部が影響しているケースもありますね。

そうした場合は下の動画のエクササイズがおススメです。

「外反母趾」の対処として紹介していますが、足底筋膜炎やモートン病にも効果ありです。

 

2、膝関節の調整

膝の調整は以下の二つ。

これらの手法はあらゆる膝の故障に対応できます。

変形性膝関節症にも効果大です。

細かい用途は以下の通り。

大腿骨と脛骨の間、つまり脛骨大腿関節の動きをただすのには下の方法になります。

 

膝のお皿と大腿骨の間、つまり膝蓋大腿関節の動きをただすのには下の方法になります。

これは膝蓋軟骨軟化症とかジャンパー膝へ処方することが多いですね。

 

3、股関節の調整

 

これらは関節の働きを正常化する作用を持つものですので、

障害予防やウォーミングアップに活用できますので、ぜひお役立てください!!!

 

 

さて、

次回は「そもそも論としてフォアに拘るべきか?」といったところも踏まえ

身体の特性に合わせた走り方についても考えてみたいと思います。

って、いまフォアフット走法ってどうなんだろう?

まだ話題になってるんだろうか⁉

その点も患者さんに聴いとけばよかったな…(-_-;)

ま、2年前の書きかけの記事にはそこに踏み込もうとした跡があるので、

2年前の自分の意図を汲んで書き上げようと思います。

だいたいの内容はフォアとナンバの対比となりそうです。

では!

=つづく=


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