土鍋でご飯を炊いたことのある日本人と、
強力粉をこねてパンを焼いたことのある日本人と、
どちらが多いのか想像の仕方はわからないけれど、
今日わたしは初めて、強力粉とドライイーストをこねて、
パンを焼いた。
ちなみに土鍋ご飯は、数年前にマスターしている。
たいした自慢ではない。
そういう気持ちになる機会に恵まれただけだ。
パンを焼くにあたって、参考にしたレシピは、
「日本一簡単に家で焼けるちぎりパンレシピ」という
エンゼル型のパン型が付属している本だ。
コンセプトが、ぐっときた。
素材や温度管理や、いろんなことにこだわるよりも、
毎日、家事の合間でもストレスなく作れた方がいい。
リッチでおいしいパンなら、パン屋でいくらでも買える。
自分ちでつくるなら、安くて簡単で、安心できるのがいい。
確かに。
おおざっぱがウリのレシピを、さらに適当なことにしてしまいながら、
焼きあがったのは、パンだった。
純粋に、感動した。
パンだ!
素朴な、小麦粉の味のするパンだった。
パンが焼きたい、と思いついて、
レシピ本と、強力粉とドライイーストと、
そんなものを買いそろえたのは、数か月前になる。
落ち着いて取り組むために、と、
スケジュール調整まで考えておきながら、のびのびにしていた。
たいして難しいことではない、と言えるのは、
その手順や流れを実際に扱ってみて、
感触でもって、自分の中にみぞのような線を引けた時だ。
そして、その奥が果てしなく深いことは、
海をみればわかる。
0161
強力粉をこねてパンを焼いたことのある日本人と、
どちらが多いのか想像の仕方はわからないけれど、
今日わたしは初めて、強力粉とドライイーストをこねて、
パンを焼いた。
ちなみに土鍋ご飯は、数年前にマスターしている。
たいした自慢ではない。
そういう気持ちになる機会に恵まれただけだ。
パンを焼くにあたって、参考にしたレシピは、
「日本一簡単に家で焼けるちぎりパンレシピ」という
エンゼル型のパン型が付属している本だ。
コンセプトが、ぐっときた。
素材や温度管理や、いろんなことにこだわるよりも、
毎日、家事の合間でもストレスなく作れた方がいい。
リッチでおいしいパンなら、パン屋でいくらでも買える。
自分ちでつくるなら、安くて簡単で、安心できるのがいい。
確かに。
おおざっぱがウリのレシピを、さらに適当なことにしてしまいながら、
焼きあがったのは、パンだった。
純粋に、感動した。
パンだ!
素朴な、小麦粉の味のするパンだった。
パンが焼きたい、と思いついて、
レシピ本と、強力粉とドライイーストと、
そんなものを買いそろえたのは、数か月前になる。
落ち着いて取り組むために、と、
スケジュール調整まで考えておきながら、のびのびにしていた。
たいして難しいことではない、と言えるのは、
その手順や流れを実際に扱ってみて、
感触でもって、自分の中にみぞのような線を引けた時だ。
そして、その奥が果てしなく深いことは、
海をみればわかる。
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