第3回は中英語.
1066年は世界史で有名なノルマン人(ヴァイキング)の征服 Norman Conquest.
このあと約400年間が中英語の時代とされる.
支配者の言語フランス語が公用語となり英語は書かれなくなった.
しだいに英語が書かれるようになった時,書き手は自らの英語方言に基づいたスペリングを用いたので多数のスペリングが乱立した.極端な例はthroughで515通り.→15世紀前半でまだ14種類.
話し言葉と書き言葉がそれぞれしだいに標準化していったが食い違いが生じた.
例としてbury(biry, bery), busy(bisy, besy).()内は採用されなかったスペリング.
改変として
1.フランス語のスペリング習慣より
2.縦棒回避の傾向
3.二重字の変遷
スペリング再標準化の兆しが見られた.