湯けむり館での入浴を終え、さらに乗鞍岳を車で登って行きます5分程度ほど走ると、休暇村 乗鞍高原に到着。安曇乗鞍温泉館 天峰の湯は、宿泊施設である休暇村 乗鞍高原内にある温泉施設です休暇村の玄関前には「日帰り入浴営業中」の看板が出ていて入りやすい雰囲気ですね
フロントで料金600円を支払い施設の奥へ進みます休暇村と温泉館であえて名前を分けて使っていますが、実態は休暇村の大浴場みたいなもので、建物は繋がっています。そして脱衣所に入ると中は広々湯けむり館が狭かっただけに、余計広く感じます。浴室も客が少ないせいか広く感じました。実際は通常の日帰り温泉施設並の広さかな
浴室に入ってまず目に入るのが、飲泉用の湯口です。コップがなかったので手ですくってみると、色は無色透明で、温度は生ぬるいという感じ。源泉温度は25.0℃となっています。また飲んでみると、炭酸味・鉄味に出汁・渋味が混ざる複雑な味。金属系の味がメインなので正直美味しくありません泉質はカルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉で、遊離二酸化炭素を511.2mg/kg含んでおり、味にもそれが反映されています。二酸化炭素は加温すると飛んでしまうから、そのままの源泉を味わえるのはありがたいです
ここの源泉は、同じ乗鞍高原にあるにもかかわらず乗鞍高原温泉(湯川源泉)とは全く性質が異なっています。安曇乗鞍温泉は地下1,300mから汲み上げており、自然湧出で7km以上引湯してきている乗鞍高原温泉と違うのは当たり前ですが、性質が異なる温泉を近くの施設で味わえるのは面白いですちなみに安曇乗鞍温泉は休暇村 乗鞍高原の独自源泉です。
内湯浴槽内では、お湯は無色透明で無臭。全く個性が無くなっているかなと思ったら、ほんの僅かですが出汁・渋味が残っており、若干のツルスベ感と泡付きが確認できました。泡付きについては、加温をしているのでその影響が考えられますが、湯口からは非加熱源泉が投入されており、加温は浴槽内循環で行っていると思われるので、源泉の遊離二酸化炭素が残っている可能性もあります。いずれにしても泡付きがあるということは、温泉にとっては評価できる点ですねただ若干塩素臭がするのはマイナスです
この施設には、大きくはないが露天風呂もあります。湯けむり館と同様、塀に囲まれた庭の端に造られていて、あまり開放感はありません。そして林の中にあるので乗鞍岳などは見えず、目に入るのは木と空のみ。これが湯けむり館だったらがっかりというところでしたが、この施設ではこれで十分に思えました。最初からそんなに期待していた訳ではなかったから、そう思ったのでしょうね。あと聞こえてくるのが鳥の鳴き声と湯が注がれる音のみという、癒しの空間であったのも、良い印象を与えてくれた要因かも
露天風呂の湯は、内湯と違って若干茶褐色に濁っており、茶褐色の湯の花が多く舞っていました。また出汁・渋味も内湯より強めでした(ツルスベ感及び泡付きは同程度)。これは浴槽が内湯より狭いので、投入している非加熱源泉の割合が高くなり、より源泉の特徴が出ているからか、内湯の方は浴槽内循環の際に濾過若しくは除鉄しているからかのどちらかでしょう。こちらも塩素臭がするのが惜しいですが、予想していたより個性が残っていたのは良かったです。これはただ普通に循環させるのでなく、浴槽に直接非加熱源泉を投入し、加温は浴槽内循環で行うという方法を選んだ賜物です。最初から加温、濾過した源泉を投入していてはこうはならないはずです。
お湯の温泉らしさや乗鞍岳の眺望などは、湯けむり館に遠く及ばないので、どちらがいいかと聞かれればどうしても湯けむり館になってしまいますが、湯の使い方はできる範囲で頑張っていると思うし、何より湯けむり館より広いのでゆったり感があります。湯けむり館が混雑していそうな時は、こちらでゆっくり温泉に浸かるのも選択肢の一つとしていいのではないでしょうか。
フロントで料金600円を支払い施設の奥へ進みます休暇村と温泉館であえて名前を分けて使っていますが、実態は休暇村の大浴場みたいなもので、建物は繋がっています。そして脱衣所に入ると中は広々湯けむり館が狭かっただけに、余計広く感じます。浴室も客が少ないせいか広く感じました。実際は通常の日帰り温泉施設並の広さかな
浴室に入ってまず目に入るのが、飲泉用の湯口です。コップがなかったので手ですくってみると、色は無色透明で、温度は生ぬるいという感じ。源泉温度は25.0℃となっています。また飲んでみると、炭酸味・鉄味に出汁・渋味が混ざる複雑な味。金属系の味がメインなので正直美味しくありません泉質はカルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉で、遊離二酸化炭素を511.2mg/kg含んでおり、味にもそれが反映されています。二酸化炭素は加温すると飛んでしまうから、そのままの源泉を味わえるのはありがたいです
ここの源泉は、同じ乗鞍高原にあるにもかかわらず乗鞍高原温泉(湯川源泉)とは全く性質が異なっています。安曇乗鞍温泉は地下1,300mから汲み上げており、自然湧出で7km以上引湯してきている乗鞍高原温泉と違うのは当たり前ですが、性質が異なる温泉を近くの施設で味わえるのは面白いですちなみに安曇乗鞍温泉は休暇村 乗鞍高原の独自源泉です。
内湯浴槽内では、お湯は無色透明で無臭。全く個性が無くなっているかなと思ったら、ほんの僅かですが出汁・渋味が残っており、若干のツルスベ感と泡付きが確認できました。泡付きについては、加温をしているのでその影響が考えられますが、湯口からは非加熱源泉が投入されており、加温は浴槽内循環で行っていると思われるので、源泉の遊離二酸化炭素が残っている可能性もあります。いずれにしても泡付きがあるということは、温泉にとっては評価できる点ですねただ若干塩素臭がするのはマイナスです
この施設には、大きくはないが露天風呂もあります。湯けむり館と同様、塀に囲まれた庭の端に造られていて、あまり開放感はありません。そして林の中にあるので乗鞍岳などは見えず、目に入るのは木と空のみ。これが湯けむり館だったらがっかりというところでしたが、この施設ではこれで十分に思えました。最初からそんなに期待していた訳ではなかったから、そう思ったのでしょうね。あと聞こえてくるのが鳥の鳴き声と湯が注がれる音のみという、癒しの空間であったのも、良い印象を与えてくれた要因かも
露天風呂の湯は、内湯と違って若干茶褐色に濁っており、茶褐色の湯の花が多く舞っていました。また出汁・渋味も内湯より強めでした(ツルスベ感及び泡付きは同程度)。これは浴槽が内湯より狭いので、投入している非加熱源泉の割合が高くなり、より源泉の特徴が出ているからか、内湯の方は浴槽内循環の際に濾過若しくは除鉄しているからかのどちらかでしょう。こちらも塩素臭がするのが惜しいですが、予想していたより個性が残っていたのは良かったです。これはただ普通に循環させるのでなく、浴槽に直接非加熱源泉を投入し、加温は浴槽内循環で行うという方法を選んだ賜物です。最初から加温、濾過した源泉を投入していてはこうはならないはずです。
お湯の温泉らしさや乗鞍岳の眺望などは、湯けむり館に遠く及ばないので、どちらがいいかと聞かれればどうしても湯けむり館になってしまいますが、湯の使い方はできる範囲で頑張っていると思うし、何より湯けむり館より広いのでゆったり感があります。湯けむり館が混雑していそうな時は、こちらでゆっくり温泉に浸かるのも選択肢の一つとしていいのではないでしょうか。
乗鞍の温泉巡りをされたのですね〜。湯けむり館と天峰の湯の記事をとても興味深く読ませていただきました。私はかなり前にそれぞれ別個に訪れました。湯けむり館の方は、前を知る人にとってはちょっと残念なリニューアルになってしまったようですね。あの白濁したお湯にはちょっと古びた味わいのある木造の建物の方が似合うのになーと私も思います。
やはり前の良さを残しつつ、利便性(や収益力)を高めるリニューアルと言うのは難しいですね。
ちなみに私が今までで一番唸らされたリニューアルは、上諏訪の旦過の湯ですね(^。^)。
今回も良い記事をありがとうございました。
最近は同時期に建てられたからか分かりませんが、リニューアルという話をよく聞きます。そして大体どこも似たような浴室になって没個性に・・・まあこんなこと言っているのは少数派で、低予算と利便性向上が優先されるのは仕方ないですけどね
旦過の湯はリニューアル前に行って、ただただ熱かったという印象が残っています。今も相変わらず熱いみたいですが情報を見る限りいい感じにリニューアルされたようですね