NHK 福島第一原発 貯水槽から汚染水漏れ より。
福島第一原発周辺では、「更に汚染が広がってしまった」、と言う事になる。
基本的に我々の世代では、この汚染管理、除去は出来ない、と言う事が言える。
東電を始め、他の電力会社も「原子力から手を引くべき」だ。
他の電力会社、他の地区はまだ汚染していないのだから、原子力から手を引く事を「真剣に考慮」すべきだ。
「超巨大地震は、国内で10年に1回」、原発爆発での大規模放射能汚染も「世界規模で見れば、これも10年に1回」、と言う事が、スリーマイル、チェルノブイリ、福島での事故で証明されている。
事故が発生してからでは、取り返しが出来ず、その時、後悔しても「既に遅い」と言う事になる。
その時、政府と電力会社は、また「面倒な作業を行わなければならない」と言う事だ。
それでも「よい」と言えるのであろうか?。
記事参照
2013年4月6日4時2分
汚染水、漏出か 福島第一 地下貯水槽から
汚染水の漏水について説明する原子力・立地本部長代理の尾野昌之氏=6日午前1時36分、東京都千代田区内幸町1丁目の東京電力、内田光撮影
http://www.asahi.com/national/gallery_e/view_photo.html?national-pg/0406/TKY201304050730.jpg
汚染水の漏水について説明する原子力・立地本部長代理の尾野昌之氏(左)=6日午前1時51分、東京都千代田区内幸町1丁目の東京電力、内田光撮影
http://www.asahi.com/national/gallery_e/view_photo.html?national-pg/0406/TKY201304050746.jpg
東京電力は5日夜、福島第一原発の敷地内にある放射能汚染水をためる地下貯水槽から汚染水が漏れた可能性が高いと発表した。
東電は漏水量や漏れた原因を調べている。貯水槽の周囲の地盤や地下水に汚染水がしみ出ている可能性があるという。
東電が5日、地下を掘って造った貯水槽(縦60メートル、横53メートル、深さ6メートル)の内側に設けられた三重の防水シートのうち、2枚目と3枚目の間の水を採取して調べたところ、1立方センチメートルあたり6千ベクレルの放射能を検出した。
地下貯水槽は事故で溶けた燃料を冷やして出る放射能汚染水から放射性セシウムなどを除去した後の水をためる水槽。
ストロンチウムなど多くの放射性物質が残っている。
3日、三重シートの外側の水たまりで同10ベクレル程度の放射能が検出されていたため、東電が水質を調べていた。
貯水槽の外に汚染水が漏れている可能性があるため、原子力規制委員会は5日夜、貯水槽の水を他に移すよう指示した。
http://www.asahi.com/national/update/0406/TKY201304050526.html
ニュース詳細
福島第一原発 貯水槽から汚染水漏れ
4月6日 4時49分
東京電力福島第一原子力発電所で、汚染水を保管している貯水槽の外側の地盤などで微量の放射性物質が検出されたことから、東京電力は、貯水槽から汚染水が漏れ出たものとみて、汚染水を隣の貯水槽に移すとともに、原因の調査を急ぐことにしています。
汚染水が漏れ出た疑いがあるのは、福島第一原発の敷地の地盤を掘り下げて地下に設置している貯水槽で、縦60メートル、横53メートル、深さ6メートルあり、1万3000トンの汚染水を保管しています。
東京電力によりますと、貯水槽には放射性セシウムを取り除いたあとに放射性ストロンチウムなどが残った汚染水が保管されていて、内部に3重の遮水シートが設置されていますが、今月3日から5日にかけて、最も外側の遮水シートと真ん中のシートの間で、放射性ストロンチウムなどが検出されたほか、貯水槽の外側の地盤付近でも、微量の放射性ストロンチウムなどが検出されました。
このため東京電力は、貯水槽の遮水シートの機能が低下して、放射性ストロンチウムなどを含む汚染水が周辺の地盤などに漏れ出たものとみています。
東京電力は貯水槽の汚染水を隣にある別の貯水槽に移送ポンプを使って移すとともに、汚染水が漏れた原因や環境への影響について調査を急ぐことにしています。
東京電力によりますと、貯水槽の付近に排水溝がなく、海から800メートルほど離れていることから、今回、漏れ出した汚染水が直接、海に流れ出していないとしています。
東京電力の尾野昌之原子力・立地本部長代理は「汚染水の漏えいということで社会に心配をかけ申し訳ない。まずは貯水槽に保管している汚染水の移送をしっかりと行いたい」と謝罪しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130406/k10013720081000.html
*この汚染水のプールを見ていると、環境省が設置しようとしている「最終処分地予定の埋め立てプール」の事を考えざろうえない。
環境省の「最終処分地のプール」も、同じような防水シートを付ける予定だったのでは?。
結局は放射線の為の劣化や、その他、自然環境や生物的環境の変化で、暫くすれば、防水シートはボロボロになって行くのだ。
汚染水ではなく、使用済み核燃料であったとしても、ケースの経年変化・劣化等で腐食し、そのケースが雨に打たれれば、腐食は更に促進、最終的には燃料棒の部分に到達する、と言う事だ。
その汚染した水が、ケース外に漏れれば、暫くすると、今回の汚染水が外部に染み出て行く可能性が極めて高いと言う事が言える。
矢板のような水源地であれば、その地区ばかりだけではなく、河川下流域の都市全体、地盤が汚染して行くと言う事だ。
仮に腐らないと言われるプラスチックやビニール系やナイロン系素材でも年数を経過すれば素材自体の品質が変化し、環境によっては「ベタベタのゲル状糊」のようになる事もある。
更には地震などで堅牢なコンクリートも、そのうちヒビが生じてくるのは明らかな事だ。
個人的にも原発爆発直後にも、何回も指摘していたが、「汚染水が、その一帯、海域に染み出る」、と言う事は当然、予想出来る事であった。
東電の説明では汚染水は海には漏れていないと言う趣旨の事を述べていたが、「その根拠、証明は出来るのであろうか?」。
個人的には暫くすれば、海に流れ出ると思う。
以前建物の中に「黄色い汚染水」が溜った事故があったが、あの汚染水の大部分は、結局は海に染み出たと言う事が言える。
その為に原発湾内の魚類、アイナメなどが「汚染魚」となってしまったと言える。
原発湾内に流れ出した汚染水は、その後、太平洋へと流れ出し、海流に混じり、太平洋と、その他の海域へ拡散して行くと言う事になる。
東電は「原子力から手を引くべきだ」。
その代わり、地熱発電を設置して行くべきだ。
経営者はその事をメディアに対して宣言すべきなのだ。
そのようになれば原発反対者も「応援出来る地盤が整う」と言う事が言える。
他の電力会社も同じだ。
国民からいつまでも「目の敵」、目の上のたんこぶ」のように扱われるのはどうなのか?。
考え直す時期に来ていると言う事が言える。
福島第1原発 地下貯水槽から土壌に汚染水が漏出か
地下貯水槽から土壌に汚染水が漏れ出した可能性がある福島第1原発=東京電力のライブカメラから
Photo By 共同
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/04/06/gazo/G20130406005554920.html
東京電力は5日、福島第1原発内の地下貯水槽から土壌に汚染水が漏れ出した可能性があると発表した。
貯水槽は地盤を掘り下げ、防水シートを三重に敷いた構造。
外側のシートと地盤の間にたまった水から放射性物質が検出されたという。
東電や原子力規制庁によると、5日に外側のシートと内側のシートの間にたまった水を測定した結果、放射性物質濃度は1立方センチメートル当たり約6000ベクレルだった。
外側のシートと地盤の間にたまった水からもごく微量の放射性物質が検出された。 一方、正門に設置した空気中の放射性物質の濃度を測る機器で、同日午後6時29分、異常を示す警報が鳴った。
その後、機器の一時的な異常とみて東電は13分後に再起動し、濃度に問題がないことを確認した。 正門の測定器は3日にも警報が鳴ったが別の機器で濃度に異常がないことを確認、東電は故障と判断して交換したばかりだった。
5日も警報を受け、構内の作業員に全面マスクの着用を指示。午後7時7分に解除した。 また、3号機の使用済み核燃料プールの冷却が約3時間にわたって停止したことも発表。
ネズミなど小動物の侵入対策として金網を設置中、針金が配電盤の端子部分に触れたことで停電し、冷却が停止したとみられる。
現場では4人が作業していたが、感電やケガはなかった。 3月18日には、仮設配電盤にネズミが接触したことが原因とみられる停電で、プールの冷却が停止したばかり。
東電は今回の作業手順や管理が適切だったかについても厳しく問われそうだ。
[ 2013年4月6日 06:00 ]
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福島第1原発東京電力貯水槽
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/04/06/kiji/K20130406005554930.html
地下貯水槽から汚染水漏れ=100トン流出の可能性も-福島第1原発・東電
東京電力は5日、福島第1原発の敷地内で放射性物質ストロンチウムなどを含む汚染水約1万3000トンを保管する地下貯水槽から、周囲の土壌に水が漏れたと発表した。
遮水シートの接合部などから漏れた可能性があり、水位計の数値から単純計算した流出量は約100トンという。
海岸から約800メートル離れており、海への漏出の危険はないとみている。
原子力規制委員会は東電に対し、隣接する別の地下貯水槽に水を移送するよう指示。
東電は6日早朝から移送を始めた。
東電によると、貯水槽は増大する汚染水の保管先として敷地内に7カ所設置。
地面を掘り下げた上に、3層の遮水シートを敷いて水をためる仕組みで、漏えいがあった貯水槽は2月以降、放射性セシウムを取り除き、再び冷却に使う淡水を取り出した後に残った塩分濃度の高い汚染水を約1万3000トン保管していた。
東電は週1回、シートの外側の地下水に含まれる塩分や放射性物質を測定し、漏えいがないか監視していたが、3日の測定で1立方センチ当たり10ベクレルの放射性物質を検出。
測定頻度を1日1回に増やし、5日午後に一番外側のシートの内側にたまった水から塩分と同6000ベクレルが検出されたため、漏れたと判断した。
貯水槽は縦60メートル、横53メートルで深さ約6メートル。
シート素材の強度などは確認しているが、使用前に水を張った検査などは行っておらず、複数のシートの接合部などから水が漏れた可能性もあるという。
(2013/04/06-06:10)
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石炭火力の環境アセス、迅速化へ=5月下旬までに結論
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013040600012
同義記事
貯水槽から汚染水漏れか 福島第1原発
2013年4月6日 01時13分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2013040501002359.html
福島第1原発:敷地内で汚染水漏れ
毎日新聞 2013年04月06日 東京朝刊
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20130406ddm041040042000c.html
*そう言えば、事故後に発生した汚染水を「メガフロート」に注いだが、その後はどうなったのか?。
管理は大丈夫なのであろうか?。
「メガフロート」からも汚染水漏れしているのでは?。
記事参照
改造メガフロート出港 原発の汚染水貯蔵で
横浜港を出港し福島に向け浦賀水道をえい航される「メガフロート」
Photo By 共同
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/05/16/gazo/G20110516000830730.html
福島第1原発の敷地内にたまった放射性物質を含む汚染水を貯蔵するため、東京電力が静岡市から譲り受けた人工の浮島「メガフロート」が15日、横浜港から福島に向けて出港した。
途中で福島県いわき市の小名浜港に寄り、原発には5月下旬に到着する予定。
長さ約136メートル、幅約46メートル、高さ3メートルの鋼鉄製。船のように内部が隔壁で区切られて1万トン程度の容量があり、東電は低濃度の汚染水貯蔵に利用することを検討している。
メガフロートは静岡市の清水港で海釣り場として使われていた。4月初めから製造元の三菱重工業の施設で内部の水漏れ対策や点検を実施。
水を移送するための配管設備やクレーンなどが新たに設置された。
4月7日に撮影された横浜港へえい航される「メガフロート」。右は、放射性物質を含む汚染水の保管用に改造された後で、甲板上にクレーンやポンプなどが新設されている Photo By 共同
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/05/16/gazo/G20110516000830470.html
[ 2011年5月16日 06:00 ]
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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/05/16/kiji/K20110516000829840.html
原子力規制委員会ウェブサイト
http://www.nsr.go.jp/
環境省へようこそ!
http://www.env.go.jp/
経済産業省のWEBサイト
http://www.meti.go.jp/
資源エネルギー庁 トップページ
http://www.enecho.meti.go.jp/
東京電力ホームページ
http://www.tepco.co.jp/
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福島第一原発周辺では、「更に汚染が広がってしまった」、と言う事になる。
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東電を始め、他の電力会社も「原子力から手を引くべき」だ。
他の電力会社、他の地区はまだ汚染していないのだから、原子力から手を引く事を「真剣に考慮」すべきだ。
「超巨大地震は、国内で10年に1回」、原発爆発での大規模放射能汚染も「世界規模で見れば、これも10年に1回」、と言う事が、スリーマイル、チェルノブイリ、福島での事故で証明されている。
事故が発生してからでは、取り返しが出来ず、その時、後悔しても「既に遅い」と言う事になる。
その時、政府と電力会社は、また「面倒な作業を行わなければならない」と言う事だ。
それでも「よい」と言えるのであろうか?。
記事参照
2013年4月6日4時2分
汚染水、漏出か 福島第一 地下貯水槽から
汚染水の漏水について説明する原子力・立地本部長代理の尾野昌之氏=6日午前1時36分、東京都千代田区内幸町1丁目の東京電力、内田光撮影
http://www.asahi.com/national/gallery_e/view_photo.html?national-pg/0406/TKY201304050730.jpg
汚染水の漏水について説明する原子力・立地本部長代理の尾野昌之氏(左)=6日午前1時51分、東京都千代田区内幸町1丁目の東京電力、内田光撮影
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東京電力は5日夜、福島第一原発の敷地内にある放射能汚染水をためる地下貯水槽から汚染水が漏れた可能性が高いと発表した。
東電は漏水量や漏れた原因を調べている。貯水槽の周囲の地盤や地下水に汚染水がしみ出ている可能性があるという。
東電が5日、地下を掘って造った貯水槽(縦60メートル、横53メートル、深さ6メートル)の内側に設けられた三重の防水シートのうち、2枚目と3枚目の間の水を採取して調べたところ、1立方センチメートルあたり6千ベクレルの放射能を検出した。
地下貯水槽は事故で溶けた燃料を冷やして出る放射能汚染水から放射性セシウムなどを除去した後の水をためる水槽。
ストロンチウムなど多くの放射性物質が残っている。
3日、三重シートの外側の水たまりで同10ベクレル程度の放射能が検出されていたため、東電が水質を調べていた。
貯水槽の外に汚染水が漏れている可能性があるため、原子力規制委員会は5日夜、貯水槽の水を他に移すよう指示した。
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福島第一原発 貯水槽から汚染水漏れ
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東京電力福島第一原子力発電所で、汚染水を保管している貯水槽の外側の地盤などで微量の放射性物質が検出されたことから、東京電力は、貯水槽から汚染水が漏れ出たものとみて、汚染水を隣の貯水槽に移すとともに、原因の調査を急ぐことにしています。
汚染水が漏れ出た疑いがあるのは、福島第一原発の敷地の地盤を掘り下げて地下に設置している貯水槽で、縦60メートル、横53メートル、深さ6メートルあり、1万3000トンの汚染水を保管しています。
東京電力によりますと、貯水槽には放射性セシウムを取り除いたあとに放射性ストロンチウムなどが残った汚染水が保管されていて、内部に3重の遮水シートが設置されていますが、今月3日から5日にかけて、最も外側の遮水シートと真ん中のシートの間で、放射性ストロンチウムなどが検出されたほか、貯水槽の外側の地盤付近でも、微量の放射性ストロンチウムなどが検出されました。
このため東京電力は、貯水槽の遮水シートの機能が低下して、放射性ストロンチウムなどを含む汚染水が周辺の地盤などに漏れ出たものとみています。
東京電力は貯水槽の汚染水を隣にある別の貯水槽に移送ポンプを使って移すとともに、汚染水が漏れた原因や環境への影響について調査を急ぐことにしています。
東京電力によりますと、貯水槽の付近に排水溝がなく、海から800メートルほど離れていることから、今回、漏れ出した汚染水が直接、海に流れ出していないとしています。
東京電力の尾野昌之原子力・立地本部長代理は「汚染水の漏えいということで社会に心配をかけ申し訳ない。まずは貯水槽に保管している汚染水の移送をしっかりと行いたい」と謝罪しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130406/k10013720081000.html
*この汚染水のプールを見ていると、環境省が設置しようとしている「最終処分地予定の埋め立てプール」の事を考えざろうえない。
環境省の「最終処分地のプール」も、同じような防水シートを付ける予定だったのでは?。
結局は放射線の為の劣化や、その他、自然環境や生物的環境の変化で、暫くすれば、防水シートはボロボロになって行くのだ。
汚染水ではなく、使用済み核燃料であったとしても、ケースの経年変化・劣化等で腐食し、そのケースが雨に打たれれば、腐食は更に促進、最終的には燃料棒の部分に到達する、と言う事だ。
その汚染した水が、ケース外に漏れれば、暫くすると、今回の汚染水が外部に染み出て行く可能性が極めて高いと言う事が言える。
矢板のような水源地であれば、その地区ばかりだけではなく、河川下流域の都市全体、地盤が汚染して行くと言う事だ。
仮に腐らないと言われるプラスチックやビニール系やナイロン系素材でも年数を経過すれば素材自体の品質が変化し、環境によっては「ベタベタのゲル状糊」のようになる事もある。
更には地震などで堅牢なコンクリートも、そのうちヒビが生じてくるのは明らかな事だ。
個人的にも原発爆発直後にも、何回も指摘していたが、「汚染水が、その一帯、海域に染み出る」、と言う事は当然、予想出来る事であった。
東電の説明では汚染水は海には漏れていないと言う趣旨の事を述べていたが、「その根拠、証明は出来るのであろうか?」。
個人的には暫くすれば、海に流れ出ると思う。
以前建物の中に「黄色い汚染水」が溜った事故があったが、あの汚染水の大部分は、結局は海に染み出たと言う事が言える。
その為に原発湾内の魚類、アイナメなどが「汚染魚」となってしまったと言える。
原発湾内に流れ出した汚染水は、その後、太平洋へと流れ出し、海流に混じり、太平洋と、その他の海域へ拡散して行くと言う事になる。
東電は「原子力から手を引くべきだ」。
その代わり、地熱発電を設置して行くべきだ。
経営者はその事をメディアに対して宣言すべきなのだ。
そのようになれば原発反対者も「応援出来る地盤が整う」と言う事が言える。
他の電力会社も同じだ。
国民からいつまでも「目の敵」、目の上のたんこぶ」のように扱われるのはどうなのか?。
考え直す時期に来ていると言う事が言える。
福島第1原発 地下貯水槽から土壌に汚染水が漏出か
地下貯水槽から土壌に汚染水が漏れ出した可能性がある福島第1原発=東京電力のライブカメラから
Photo By 共同
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/04/06/gazo/G20130406005554920.html
東京電力は5日、福島第1原発内の地下貯水槽から土壌に汚染水が漏れ出した可能性があると発表した。
貯水槽は地盤を掘り下げ、防水シートを三重に敷いた構造。
外側のシートと地盤の間にたまった水から放射性物質が検出されたという。
東電や原子力規制庁によると、5日に外側のシートと内側のシートの間にたまった水を測定した結果、放射性物質濃度は1立方センチメートル当たり約6000ベクレルだった。
外側のシートと地盤の間にたまった水からもごく微量の放射性物質が検出された。 一方、正門に設置した空気中の放射性物質の濃度を測る機器で、同日午後6時29分、異常を示す警報が鳴った。
その後、機器の一時的な異常とみて東電は13分後に再起動し、濃度に問題がないことを確認した。 正門の測定器は3日にも警報が鳴ったが別の機器で濃度に異常がないことを確認、東電は故障と判断して交換したばかりだった。
5日も警報を受け、構内の作業員に全面マスクの着用を指示。午後7時7分に解除した。 また、3号機の使用済み核燃料プールの冷却が約3時間にわたって停止したことも発表。
ネズミなど小動物の侵入対策として金網を設置中、針金が配電盤の端子部分に触れたことで停電し、冷却が停止したとみられる。
現場では4人が作業していたが、感電やケガはなかった。 3月18日には、仮設配電盤にネズミが接触したことが原因とみられる停電で、プールの冷却が停止したばかり。
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地下貯水槽から汚染水漏れ=100トン流出の可能性も-福島第1原発・東電
東京電力は5日、福島第1原発の敷地内で放射性物質ストロンチウムなどを含む汚染水約1万3000トンを保管する地下貯水槽から、周囲の土壌に水が漏れたと発表した。
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東電は6日早朝から移送を始めた。
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貯水槽は縦60メートル、横53メートルで深さ約6メートル。
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(2013/04/06-06:10)
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同義記事
貯水槽から汚染水漏れか 福島第1原発
2013年4月6日 01時13分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2013040501002359.html
福島第1原発:敷地内で汚染水漏れ
毎日新聞 2013年04月06日 東京朝刊
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20130406ddm041040042000c.html
*そう言えば、事故後に発生した汚染水を「メガフロート」に注いだが、その後はどうなったのか?。
管理は大丈夫なのであろうか?。
「メガフロート」からも汚染水漏れしているのでは?。
記事参照
改造メガフロート出港 原発の汚染水貯蔵で
横浜港を出港し福島に向け浦賀水道をえい航される「メガフロート」
Photo By 共同
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/05/16/gazo/G20110516000830730.html
福島第1原発の敷地内にたまった放射性物質を含む汚染水を貯蔵するため、東京電力が静岡市から譲り受けた人工の浮島「メガフロート」が15日、横浜港から福島に向けて出港した。
途中で福島県いわき市の小名浜港に寄り、原発には5月下旬に到着する予定。
長さ約136メートル、幅約46メートル、高さ3メートルの鋼鉄製。船のように内部が隔壁で区切られて1万トン程度の容量があり、東電は低濃度の汚染水貯蔵に利用することを検討している。
メガフロートは静岡市の清水港で海釣り場として使われていた。4月初めから製造元の三菱重工業の施設で内部の水漏れ対策や点検を実施。
水を移送するための配管設備やクレーンなどが新たに設置された。
4月7日に撮影された横浜港へえい航される「メガフロート」。右は、放射性物質を含む汚染水の保管用に改造された後で、甲板上にクレーンやポンプなどが新設されている Photo By 共同
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/05/16/gazo/G20110516000830470.html
[ 2011年5月16日 06:00 ]
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メガフロート福島第1原発放射性物質
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/05/16/kiji/K20110516000829840.html
原子力規制委員会ウェブサイト
http://www.nsr.go.jp/
環境省へようこそ!
http://www.env.go.jp/
経済産業省のWEBサイト
http://www.meti.go.jp/
資源エネルギー庁 トップページ
http://www.enecho.meti.go.jp/
東京電力ホームページ
http://www.tepco.co.jp/
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その他、多数。
これも最初から怪しいですよね~~
一部の学者からは そんなシートでは無理や
必ず漏れでる っていってたのに 東電は大丈夫ですっていってたやん~~。
ここはやっぱり 原発廃止処理技術開発を進めて 原発処理技術大国になったほうがええとおもいますぅ。またそれもしながら ちょっとは運転してもええかなぁ って これは個人的な考えですわ~(苦笑!!)
純粋に廃炉にする方向に政府が向けるのであれば、原発反対者も賛成する人は出てくると思います。
しかし、政府、甘利大臣などが述べている、「廃炉ビジネスも考えといけない」等と述べれば、「全く信用が出来なくなる」と言う事が言えます。
甘利大臣は電発推進派だからです。
述べている事が、「非常に、怪しすぎ、全く信用出来ない」と言うように見えます。
本当に、重要な事は「汚染水が増えすぎており、処理はどうなっているの?」と言う事につきます。
汚染水は結局は染み出て海域は汚染してしまった状態。
やはり、事故現場の距離的に考えた場合、関西よりも西に住んでいる人は「それほど実感が湧かない」のだと思います。
しかたが無いのもかもしれませんが。
実際に福井県の敦賀原発や大飯原発が、福島と同じように爆発した場合、大阪などは、その影響が直撃すると言う事が言えます。
関西電力の経営陣はその事を良く理解してもらいたいと思います。
経済も駄目になり、今までその場所で生活していた人も各地に非難し、「戻りたくても戻れない状態」になります。
そのうち、「戻らない方が良い」と言う考え方に変化してくる人も数多くいます。
これが福島の現状と言う事です。
これが関西に発生した場合、やはり福井県はもちろんだが、滋賀県、京都府、大阪府は悲惨な状況になってしまいます。
本当に事故は悲惨なものです。
事故が起こる可能性があるので、事故が起こる前に述べている、と言う事です。
原発稼働について、「ちょっとは運転してもええかなぁ」、と考えているのは、「タバコの禁煙」に似ていると思います。
やめようと思えば、やめる事が出来るものです。
私も以前は「ショート・ホープ」を毎日、1、2箱くらい吸っていましたが、数年前に禁煙を決心し、現状では完全に吸っていません。
強い信念、意志があれば、最初は多少苦しいのかもしれないが、それを乗り越えれば、吸わなくても全く問題はない、と言う状態になり、最近ではタバコの煙が、逆に気になると言うところまでになっています。
原発再稼働についてもテレビ等は半数くらいは再稼働に賛成、半数は反対などと報道していた放送局もありますが、国民の8割は「原発の再稼働に反対」なのです。
経済界についても経団連や同友会などでも一部の企業(1割くらい)は原発再稼働に賛成だが、それ以外の企業はどちらとも言えない、もしくは再稼働に反対を合わせると、ほとんどの企業が再稼働賛成ではない、むしろ再稼働反対の方向に考えているのが事実です。
ソフトバンクの孫社長は有名ですが、以前、ソフトバンク(Yahoo BB)だったか?、インターネット上でのアンケートで、原発再稼働に、あなたは賛成ですか?反対ですか?との問いに、なんと「9割の人が反対の意志」を示したと言う事がありました。
この事、一つ考えた場合、報道は歪められていると言う事に尽きます。
自分の考えを再考し、それが正しいと思うのであれば、貫くべきと個人的には、そのように考えています。
話しは多少長くなりましたが、こういう感じですね。
原子力発電は廃止するのが一番だと思っています。
でも現実には 反対派というか運転継続派がいる。
その顔を立てつつ 将来廃止になればいいなぁ。
大阪の毎日放送では いかに原発が危ないか 処理が大変なのか どうすれば良いのかといったことを真摯に考えていた放送があったのですが なくなってしまいました~~
どうも横槍がはいってだと感じています~~
電力 政治 放送 完了 学者 などみんな一体みたいに感じています(涙;;;)
東電は、わざと漏らしているのか?!。
トリチウムの除去法はどうなっているのか?。
放射能汚染水は「人間が飲めるようになるまで濾過しなければならない!」。
それが出来て、初めて海に流す事が出来るのだ。
それが東電や、一部の原発推進企業の責任だ。
汚染させた責任は非常に重い。
各記事参照
ニュース詳細
汚染水漏れ 冷温停止宣言後最大規模に
4月6日 19時14分
東京電力福島第一原子力発電所で、地下の貯水槽から汚染水が漏れ出たトラブルは、冷温停止宣言のあとでは最大規模の汚染水の漏れとなりました。
東京電力は別の貯水槽に移す作業を急いでいますが、移送を終えるまでに3日以上かかる見込みです。
福島第一原発では、今月3日から5日にかけて、大量の汚染水を保管できる地下に設置した貯水槽から、汚染水が外に漏れ出ているのが確認され、これまでに120トン余りが漏れたとみられています。
この量は去年3月にタンクの配管から漏れたトラブルのときと同じ量で、今後も増えるとみられ、おととし12月の冷温停止宣言のあとでは最大規模となります。
東京電力は、今後も漏れるおそれがあるとして、6日朝からポンプを使って隣の貯水槽に汚染水を移す作業を始めました。
移送時間を短縮するため、その後、南側にある別の貯水槽への移送も始め、5台のポンプ合わせて1時間当たり200トンのペースで移していますが、移送を終えるまでには3日以上かかる見込みだということです。
東京電力によりますと、検出された放射性物質の濃度などから、漏れ出した放射性物質の量は放射性ストロンチウムを中心に7100億ベクレルと評価しています。
東京電力によりますと、周辺に排水溝がないため、直接海に流れ出てはいないとしていますが、移送を終えるまでの間、さらに漏えいは続く見込みです。
このため、汚染水を移す作業を急ぐ一方、周辺の地盤で放射性物質の濃度の測定などを行い、水漏れの状況や環境への影響を監視するとしています。
増え続ける汚染水 解決策見いだせず
増え続ける汚染水を巡っては、敷地内に貯蔵用のタンクなどを次々に造って保管するという、いたちごっこが続いていて、事故から2年がたっても抜本的な解決策は見いだせていないのが現状です。
福島第一原発では、原子炉建屋の壊れた壁などから地下水が流れ込み、今も1日400トンのペースで、高濃度の放射性物質を含む汚染水が増え続けています。
これらの汚染水は、放射性セシウムを取り除いたあと、一部は原子炉の冷却に使い、それ以外は、海や大気中に漏れ出さないよう、敷地内に設置したタンクや地下の貯水槽にためて保管されています。
現在、タンクと地下の貯水槽の貯蔵容量は合わせて32万トン分ありますが、すでに8割を超す27万トン分が埋まっている状況です。
保管用のタンクの設置を巡っては、地盤の状況など敷地内で適した場所を探す必要があり、すぐに設置することが難しく、東京電力では計画的に増やすという対応をとっていました。
特に今回水漏れが見つかった地下の貯水槽は、たくさんの汚染水をためることができることから、東京電力も「当面の保管先として期待していた」と話していて、今回の水漏れで、およそ1か月分に当たる1万4000トン分の貯蔵が当面できなくなるとみられ、影響は深刻です。
また、7つある地下の貯水槽はいずれも同じ構造で、東京電力は、原因の究明が終わるまで、今回の緊急的な移送以外では貯水槽よりもタンクを優先的に使う方針を示しています。
しかし、タンクは十分な余裕がない状況で、綱渡りの状態が続くとみられます。
東京電力は、地下水の流入を減らして汚染水の増加を抑える対策を進める一方、今後もタンクの増設を続けて70万トン分まで増やし、およそ2年半後までの貯蔵量を確保したい考えです。
しかし、短期的にみると、汚染水の保管状況は厳しさを増しており、東京電力は早急に保管計画を見直すことにしています。
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福島第一原発 別の貯水槽でも水漏れか (4月7日 5時51分)
福島第一原発 貯水槽から汚染水漏れ (4月6日 4時49分)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130406/k10013727341000.html
ニュース詳細
福島第一原発 別の貯水槽でも水漏れか
4月7日 5時51分
地下の貯水槽から大量の汚染水の漏えいが見つかった東京電力福島第一原子力発電所で、別の貯水槽からも少量の汚染水が漏れ出ている可能性のあることが分かりました。
今のところ貯水槽の水位に変化はなく、東京電力は慎重に監視を続けるとしていますが、今後、たまっている汚染水の扱いを巡って難しい対応を迫られそうです。
福島第一原発では地下に設置した貯水槽から汚染水120トン余りが外に漏れ出ているのが確認され、6日から貯蔵してある1万3000トンの汚染水を別の2つの貯水槽に移す作業を進めています。
移送には3日以上かかる見込みで、東京電力は作業を急ぐとともに、水漏れが確認された貯水槽と同じ構造を持つほかの貯水槽でも水漏れがないか確認を進めていました。
その結果、問題の貯水槽の東隣にある別の貯水槽でも、水漏れを防ぐための3重の遮水シートの1番外側の地盤付近などで、微量の放射性物質が検出されました。
今のところ貯水槽の水位に変化はないということですが、東京電力は少量の水漏れが起きている可能性があるとして、水位の変化や放射性物質の濃度などを継続して監視するとしています。
増え続ける汚染水の保管を巡っては、現在、タンクや貯水槽あわせて35万トンある貯蔵容量のうち、すでに8割が埋まっていて十分な余裕がない状態です。
今回、大量に保管できる地下の貯水槽の複数で水漏れの可能性が出てきたことで、東京電力は、今後、たまっている汚染水の扱いを巡って難しい対応を迫られそうです。
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汚染水漏れ 冷温停止宣言後最大規模に (4月6日 19時14分)
福島第一原発 汚染水の移送開始 (4月6日 11時53分)
福島第一原発 貯水槽から汚染水漏れ (4月6日 4時49分)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130407/k10013733731000.html
http://mainichi.jp/graph/2013/04/06/20130406k0000e040167000c/006.html
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/f4/7dec520b756c99d80ae3ea24070595e0.jpg?random=d9e6f9af3404270d4289c1018c9a8b34
「三枚の防水シート」は、工事中に穴があいたのでは?。
記事では「1、2枚目が厚さ各1.5ミリ、3枚目が6.4ミリの防水シート」と記述しているが、この事を考えた場合、貯水槽に、この防水シートを貼付ける際に、その上を人が歩っていたのではなかろうか?。
工事作業の人は「頑丈な安全靴」をはいている事も多いが、場合によっては、「先の尖った金属のスパイク」がついているものもある。
そのような靴でシート上を歩き回れば、せっかくの防水シートは穴だらけとなる。
個人的には直接見ていなのだが、そのように思える。
*記事文章後に記述したが、東電は、「自己補修コンクリート」の活用も検討すべきだ。
記事参照
福島第1原発:汚染水漏れ120トン 冷温停止後、最悪
毎日新聞 2013年04月06日 11時29分(最終更新 04月06日 14時26分)
東京電力福島第1原発の敷地内で地面を掘って造った地下貯水槽から汚染水が漏れた問題で、東電は6日、漏えい量は推定で最大約120トン(120立方メートル)、含まれる放射性物質は約7100億ベクレルと発表した。
海に流出する可能性は低いとしている。
11年12月に野田佳彦前首相が「冷温停止状態」を宣言して以来、最大。
地下貯水槽からの漏えいは初めて。
東電はすでにあるポンプに加え、仮設ポンプを3台設置し、汚染水の別の地下貯水槽への移送を始めた。
完了までに5日程度かかる見通し。
過去の汚染水トラブルとしては、11年4月に2号機取水口付近から4700兆ベクレルを含む520立方メートルが、海洋に流出したケースなどがある。
東電によると、貯水槽は、原子炉建屋西側の敷地内に七つあり、三つに汚染水が入っている。貯水槽の構造はすべて同じで、内側から1、2枚目が厚さ各1.5ミリ、3枚目が6.4ミリの防水シートが張られている。
問題の貯水槽(縦60メートル、横53メートル、深さ6メートル)に、ためられていた量は約1万3000トン(約1万3000立方メートル)。
塩分を除去した際に生じる濃縮塩水で、放射性セシウムは取り除かれているが、ストロンチウムなどは残っている。
2枚目と3枚目のシートの間にたまっていた水から1立方センチ当たり6000ベクレル、3枚目のすぐ外側の水から微量の放射性物質が検出された。
このため、内側の2枚が破れているほか、一番外側の継ぎ目から漏れている可能性があるという。
4月6日の水位は3月2日と比べて4センチ下がっていた。
東電は3日、貯水槽の外側の水たまりを調べ、同20ベクレルが検出された。これまでの定期検査では未検出だったため、詳細な調査を始めた。
報告が2日遅れになった理由を、東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は6日の記者会見で「放射性物質の特徴から数値は変わりやすく、きちんと調べようと思った。5日になって数値が上昇し漏えいは間違いないと判断した」と語った。
貯水槽は標高35メートル、海から約800メートル離れている。
周りの土壌は水が通りにくいように改良してあり、尾野氏は「海へ流出する可能性はないが、心配をかけて申し訳ない」と陳謝した。【鳥井真平、大場あい】
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汚染水の漏れが見つかった福島第1原発の貯水槽で作業をする人たち=福島県大熊町で2013年4月6日、本社ヘリから西本勝撮影
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http://mainichi.jp/select/news/20130406k0000e040167000c.html
*最近では、防水シートではないが、一部の特殊な塗料やコンクリートの中には「傷がついたり、ヒビが入ったりした場合、自己修復」する「ハイテク素材」がある。
塗料の場合、分子が離れても(傷が付いても)暫くすると、離れていた分子がお互いにくっつき合い、元の傷無し状態に戻ると言う塗料だ。
放射能汚染水を入れる過酷な環境を考えると、耐久性はどうなのか?と言う疑問はあるが、そのようなモノも世の中にはあると言う事だ。
「事故治癒(補修)コンクリート」については、東電はJRなどに確認してみる価値がありそうだ。
記事紹介
自己修復するコンクリート、0.2mm幅のひび割れを46日間で自ら「補修」
2008年2月22日 10時13分
JR東日本は、東京大学生産技術研究所の岸利治准教授、横浜国立大学の細田暁准教授と共同で、ひび割れに対する自己修復機能を持つコンクリート「自己治癒コンクリート」の開発を進めている。
同コンクリートは、特殊な混和材を配合して製造する。ひび割れが生じた部分に漏水などで水分が供給されると混和材が反応し、炭酸カルシウムなどの析出物を形成。これが少しずつ成長して、ひび割れを自ら修復していく。
試験では、幅0.2mm程度のひび割れが46日間でふさがった。ひび割れを埋める析出物には止水効果が期待できる。
実用化した場合の価格は、配合などによって異なるが、通常のコンクリートに比べて1m3当たり3000円程度、高くなりそうだ。
さらに詳しい情報はKEN-PlatzのWebサイトでご覧いただけます。nikkei BP net では建設情報の総合サイトKEN-Platzが伝えるニュースの一部を紹介しています。閲覧には「ユーザー登録(無料)」が必要です。
http://www.nikkeibp.co.jp/news/it08q1/562285/
*事故治癒(補修)コンクリートは、東北工業大学、(財)建材試験センターでも研究しているようだ。
自己治癒・自己修復コンクリート
http://www.jtccm.or.jp/library/jtccm/public/mokuji10/kikansi/1012_kikou.pdf
*汚染水のプールだけではなく、日本国内のインフラは、多くの場所で老朽化しており、この「自己修復コンクリート」は、これからの日本に大きな役割を果たすと言える。
*非常に高いポテンシャルを秘めている素材だ。
その他の自己治癒素材
2012.7.26 THU
傷を自己修復し、雨できれいになる塗料
http://wired.jp/2012/07/26/self-cleaning-paint/
[PDF] 高分子材料 代表的な高分子の修復手法 - is.u-tokyo.ac.jp - 東京大学
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/publication/topics/2012/20120222press3-y.pdf
汚染水が、再び拡散している、と言う事だ。
又、原発推進メーカーの中で三井科学など、トリチウムの濾過方法、まだ完成していないのか?。
早急に完成させなければならない。
東電と原発推進者、一部の原発推進企業のせいで、福島とその近海の汚染度が高まってしまった、と言える。
東電のスポークスマンが、いくら謝っても、汚染した土壌や海域は元に戻りにくい。
また、何回も謝られても、「それで済むものでもない」。
何よりも、「今まで、タンクに大量に注いできた汚染水は今後どうするのか?」、又、染み出した汚染水の為に「汚染した土壌や海域」について、どうして行くのか?。
地域の農民や漁民などは、地域で農産物を生産したり、魚などを捕獲しても「客が汚染しているのを気にして買ってくれない」と述べている。
しかし、実際に汚染している地域での作物や、海域での魚は「基本的に消費するのは、残念ではあるが、無理がある」と言える。
このような状態の場合、国の責任もあるが、原発を推進してきた企業が集まり合い、農家や漁民を「金銭的に完全なサポート」を行うべきなのだ。
それが原発推進者、一部の原発推進企業の「重い責務」と言える。
国の責任も当然あるが、原発を推進してきた企業の責任の方がより重いと言える。
何故なら、経済三団体は、歴代の政治家にそのように働きかけてきたからだ。
原発事故の「根源」は、国ではなく原発維持・推進してきた企業や、その経営者にあると言う事だ。
各記事参照
住民や漁業者「いつまで苦しめるのか」 東電の汚染水漏れ
2013/4/9 21:23
東京電力福島第1原発の貯水槽からの汚染水漏れが相次いで発覚し、避難中の住民や漁業者は怒りの声を上げる。
「古里がまた汚されかねない」。
福島県の大熊町から会津若松市に避難中の坂上義博さん(66)は語気を強める。
同町は大半の住民が最低5年間は自宅に戻れない区域に指定されており、「いつまた深刻なトラブルが発生するか分からない。町に帰るかどうかなんて考えられない」と吐き捨てた。
同県飯舘村から福島市に家族で避難する男性(55)は「停電に汚染水漏れとトラブル続き。東電に原発事故の収束作業を任せていいのか不安になる」とつぶやく。
昨年6月から一部魚介類の試験操業を始めた相馬双葉漁業協同組合(同県相馬市)の遠藤和則総務部長(58)は「水産物の検査結果に異常は無いが、トラブルが起きるたびにまた振り出しに戻るのかと不安になる」と厳しい表情。
「東電は徹底的に対策を取ってほしい」と訴えた。
関連キーワード
東京電力、漁業者、福島第1原発
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0902Q_Z00C13A4CC1000/
2013年4月9日22時55分
汚染水管理、破綻の恐れ 福島第一 移送先でも漏水
【小池竜太】東京電力福島第一原発の敷地にある地下貯水槽から放射能汚染水が漏れた問題で、東電は9日、最初に漏れが見つかった貯水槽の汚染水を移していた別の貯水槽からも汚染水が漏れたと発表した。
東電は一部を地上タンクに移す検討を始めたが空き容量が足りず、汚染水の管理は破綻(はたん)寸前の状況に陥った。
新たに漏れが見つかったのは、1号貯水槽。これまで漏れが見つかった2、3号貯水槽のうち、2号貯水槽の汚染水の9200トンを6日から移し替えている途中だった。
東電によると、9日午前、3重構造の遮水シートの間にたまった水を調べたところ、1立方センチあたり高濃度の1万ベクレルが検出され、汚染水の漏れを確認した。
http://www.asahi.com/national/update/0409/TKY201304090103.html