政府、社会の問題、提言など

社会、経済、政治などの問題点について投稿して行きます。 又、テレビ報道しない重要な出来事や、注目すべき出来事も対象です。

高速増殖炉「もんじゅ」、廃炉を求めるデモ!~継続するだけ、巨額な経費負担!、早急に廃炉にせよ!

2011年12月04日 15時18分26秒 | 社会
写真上 福井新聞 もんじゅ廃炉求め敦賀で全国集会 事故から16年 より
高速増殖炉「もんじゅ」(奥)に向かって廃炉にするよう訴える全国集会の参加者=3日、福井県敦賀市白木の白木海岸
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/photo/1/31852.html
写真左下 中日新聞 【福井】 国の対応「全体主義」 もんじゅ集会で前福島県知事が講演 より
国の原子力政策を厳しく批判する前福島県知事の佐藤栄佐久さん=敦賀市のプラザ萬象で
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20111204/CK2011120402000125.html
図右下 東京新聞 【社会】 原発用語言い換え危険な印象消す? より
原子力界で多用される主な「専門用語」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011120402000034.html



早急に廃炉にすべきだ。

巨額な無駄が削減可能だ。

東北復興費用や、社会保障などの費用に回すべきだ。



記事参照

もんじゅ廃炉求め敦賀で全国集会 事故から16年
(2011年12月4日午前9時47分)

高速増殖炉「もんじゅ」(奥)に向かって廃炉にするよう訴える全国集会の参加者=3日、福井県敦賀市白木の白木海岸
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/photo/1/31852.html

 1995年12月に起きた日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)のナトリウム漏れ事故から丸16年となるのを前に、原発反対県民会議などは3日、もんじゅの廃炉を求める全国集会を同市の白木海岸などで開いた。

東京電力福島第1原発事故を受け「人々の意識は大きく変わり、脱原発が普通になった。もんじゅにこれ以上、国費の投入は許されない」との抗議文を同機構に提出した。



 同会議、原子力資料情報室などでつくる実行委員会が主催。

白木海岸での抗議集会には全国の反原発団体などから約1300人(主催者発表)が参加した。



 原水爆禁止日本国民会議の藤本泰成事務局長が「今こそ脱原発の社会をつくろう」と呼び掛けた。

参加者は「もんじゅを廃炉に追い込むぞ」などとシュプレヒコールを上げながら、もんじゅゲート前まで行進。

同機構の木村正実管理課長に抗議文を手渡した。



 同市のプラザ萬象では、福島第1原発3号機でのプルサーマル計画を白紙撤回した佐藤栄佐久前福島県知事をはじめ、元もんじゅ訴訟弁護団の海渡雄一弁護士、京都大原子炉実験所元講師の小林圭二さんが講演した。



 「フクシマ原発の真実」と題して語った佐藤前知事は、原子力安全委員会や経済産業省原子力安全・保安院、地震学会などの体質を批判した上で「原子力帝国から民主主義の国に戻し、もんじゅが進まないようにしないといけない」と訴えた。



 参加者は集会後、JR敦賀駅前までデモ行進を行った。



 ナトリウム漏れ事故から8日で丸16年となるもんじゅをめぐっては、政府の提言型政策仕分けで存廃を含めて見直すべきと判定されたほか、細野豪志原発事故担当相も廃炉を含めて検討する考えを示している。



≫福井新聞社発刊「検 証 福井の原発は安全か」for PC,Android
≫ipad版電子書籍 「終わりなき衝撃 福島第1原発事故の10日間 原発立地県福井の報道」



【原発をめぐる最近の動き】


≫もんじゅ反対、福井県に申し入れ 県民会議など、市町にも(12月2日)

≫もんじゅ廃炉検討発言で知事見解 「幅広く検討の意味」(11月28日)

≫原発相、もんじゅ廃炉も含め検討 エネ政策見直しで結論(11月27日)

≫細野原発事故担当相がもんじゅ視察 政策仕分け後は初(11月26日)

≫もんじゅ、復旧作業が全て終了 装置落下影響、引き続き調査(11月18日)

≫滋賀住民が敦賀原発差し止め請求 大津地裁、「敷地に断層」(11月9日)

≫「脱原発署名」県内浸透へ 福井で集会、草の根ふくい始動(10月30日)

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/31852.html



【社会】 もんじゅ「廃炉しかない」 敦賀で反対派全国集会

2011年12月4日 朝刊
 
東海や関西から集まり、もんじゅ廃炉を求める人たち=福井県敦賀市の白木海岸で

 福島第一原発事故を受け、細野豪志原発事故担当相が、核燃料サイクルの核を成す高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の廃炉を検討する考えを明言する中、廃炉を求める全国集会が三日、地元で行われた。 (中崎裕)

 もんじゅに近い敦賀半島の白木海岸。

全国から集まった千三百人が「もんじゅ運転再開はんたーい」と声を張り上げた。

 原水爆禁止日本国民会議(原水禁)や原子力資料情報室などが主催する集会は、ナトリウム漏れ事故が起きた十六年前の十二月八日に合わせ、毎年開かれている。

 今年の参加者は例年の五割増し。関係者は「個人参加が目立つ」と話す。

 愛知県扶桑町から参加した女性(36)は「福島の事故まで、原発のことは全然知らなかった。知れば知るほど怖くなり、止めなきゃと思った」と話す。

 もんじゅは核分裂でプルトニウムを増殖させやすくするため、冷却材に水の代わりに液体ナトリウムを使う。

空気や水に触れると激しい発火や爆発を起こす恐れがあり、地震に弱いとされる。

 集会で講演した小林圭二・元京都大原子炉実験所講師は「原発よりはるかに危険で経済的にも成立しない。実用化のめども立たない」と語った。

 高速増殖炉計画は構想から既に半世紀余。

もんじゅには一兆円を投じた上、トラブル続出でほとんど動かなくても年間二百億円以上の維持費がかかる。

批判も受け、細野担当相は来夏をめどに、存廃を決断する考えだ。

 集会に先立ち、主催者らは、再稼働を認めないよう、もんじゅ周辺の自治体を回った。

だが、敦賀市の河瀬一治市長は「運転再開を目指し、しっかりと研究成果を出す選択肢しか私は持っていない」と断言。

財政面でも雇用面でも、原発に依存し、共存している。

 半径二十キロ圏にほぼ全域がおさまる南越前町の川野順万町長は「みな不安。でも私が賛成か反対を表明すると、利害関係がありすぎて地元はおかしくなる」と話す。

 原水禁の藤本泰成事務局長(56)は「地元が危機感を持っているのは確か。言いにくい気持ちは理解するが、廃炉に向けて、地元から声を上げてほしい」と期待した。



 <高速増殖炉計画> 通常の原発などから出た使用済み燃料からプルトニウムとウランを取り出し、混合酸化物燃料(MOX燃料)にして使用する。

運転しながら、消費した以上の燃料を生成できるため、かつては「夢の原子炉」とも言われた。

相次ぐトラブルや情報隠しで当初1980年代を目標とした実用化のめどは立っていない。

フランスなど各国は技術面やコスト面から既に開発から撤退している。


http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011120402000035.html



もんじゅ:「再開認めないで」 県庁など訪問、市民団体訴え /福井

 高速増殖原型炉「もんじゅ」のナトリウム漏れ事故から8日で16年となるのを前に、「原子力発電に反対する県民会議」など市民団体のメンバーらが2日、県庁や敦賀市役所を訪れ、「もんじゅは長期運転休止による劣化などで危険性が増している。直下に断層が走り、関西を含む周辺住民の不安はただ事ではない」などと主張。

「高速増殖炉開発の見込みはほとんどなくなった。もんじゅの運転再開を認めないでほしい」と訴えた。

    ◇

 同市民団体などは3日、敦賀市内で「2011もんじゅを廃炉へ!全国集会」と題した集会を開く。

もんじゅに近い同市白木の白木海岸で午前11時から抗議活動をした後、午後1時半から同市東洋町のプラザ萬象で集会開催。

前福島県知事の佐藤栄佐久さん▽元もんじゅ訴訟弁護団の海渡雄一弁護士▽京大原子炉実験所の元講師、小林圭二さん--らが講演する。

 一方、県や市町議会の女性議員17人で作る「原発を考える県女性議員の会」は2日、「未来を担う子どもたちが安心して暮らせる古里を残す」ためとして、もんじゅや、運転開始から40年を超えた高経年化(老朽化)原発の運転再開を認めないことなどを求めた。

 同会は先月結成され、この日、県に初めての要請をした。他には、再生可能エネルギー推進に向けた政策を積極的に進める▽耐震面など原発関連の安全基準を抜本的に見直す▽原発関連の有識者会議を公開の場で開く--ことを求めた。【安藤大介】

• もんじゅ:廃炉求め1300人参加 福井・敦賀
• メガソーラー:県、設置・運営の事業者募集--16日まで受け付け /佐賀
• 追跡・発掘:注目の家庭用太陽光発電 県の補助金交付倍増 /山梨
• 北海道発「エネルギー」は変わるか:風力発電新設へ「研究会」 /北海道
• 原発ニュース:もんじゅ報告書「問題なし」 /福井

毎日新聞 2011年12月3日 地方版

http://mainichi.jp/area/fukui/news/20111203ddlk18040486000c.html





もんじゅ廃炉求め1300人 佐藤前福島知事ら「なくても生き残れる」

もんじゅ(奥)の前で廃炉を訴える参加者ら(敦賀市白木で)
http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20111203-OYT9I00979.htm

 日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市)の廃炉を呼びかける「2011もんじゅを廃炉へ! 全国集会」が3日、敦賀市の白木海岸などで行われ、福島や広島など全国から約1300人が参加した。

 1995年12月8日のナトリウム漏れ事故以降、「原子力発電に反対する県民会議」や「原水爆禁止日本国民会議(原水禁)」などが毎年、この時期に開いている。

 参加者は、もんじゅ近くの海岸に集合。原水禁の藤本泰成事務局長らが「経済活動優先で、命が粗末に扱われてきた。廃炉を実現し、命に寄り添う世の中にしてほしい」と訴えた後、もんじゅの正面ゲートまで「福島の悲劇を繰り返すな」などと声を上げて行進。

「ストップ・ザ・もんじゅ」事務局の池島芙紀子代表が「もんじゅは活断層の真上にある。福島の事故を繰り返してはならず、運転は許されない」とする抗議文を読み上げた。

 初めて参加した大阪府茨木市の無職松野尾かおるさん(67)は「福島の事故で黙っていられなくなった。何も果たしていないもんじゅに、今でも投じられている多大な費用を被災地に回してほしい」と話していた。

 その後、同市内で講演会を開催。

国の原子力政策に批判的な立場をとってきた前福島県知事の佐藤栄佐久さんが「原発でいい思いができるのは1世代だけ。使用済み核燃料などは後世に残すことになる。福島は美しい山、川、海が汚染された。敦賀市には観光資源がたくさんある。もんじゅがなくても生き残れる」と述べ、核燃料サイクル事業を含めた原子力事業からの撤退を求めた。

 小林圭二・元京大原子炉実験所講師は「福島の事故以来、電力会社が想定外としてきた巨大事故を現実のものとして心配しないといけなくなった。取り返しのつかない被害を防ぐために、廃炉を急ぐ必要がある」と訴えた。

(2011年12月4日  読売新聞)

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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20111203-OYT8T00980.htm



【福井】 国の対応「全体主義」 もんじゅ集会で前福島県知事が講演

2011年12月4日
 
国の原子力政策を厳しく批判する前福島県知事の佐藤栄佐久さん=敦賀市のプラザ萬象で

 敦賀市内で3日に開かれた高速増殖原型炉もんじゅの廃炉を求める集会では、前福島県知事の佐藤栄佐久さんが講演。

原発の安全性に疑問を訴える意見を排除してきた国の対応を、独裁政治の「全体主義」にたとえて厳しく批判した。

 佐藤さんは、同市東洋町のプラザ萬象で「フクシマ原発の真実」の題で、知事時代に国と渡り合った経験を披露。

原発の規制当局が安全性に警鐘を鳴らす学者や福島県の意見を受け入れてこなかったとし、「日本の原子力全体主義が福島の事故を起こした」と述べた。

 敦賀は観光資源に恵まれており「もんじゅがなくても十分にやっていけるまちだ」とも呼び掛けた。

 集会は1995年12月8日にあったナトリウム漏れ事故に合わせた恒例のものだが、今回は例年以上の盛り上がりを見せた。

原子力発電に反対する福井県民会議の小木曽美和子事務局長は「脱原発のうねりが周辺に拡大し大きくなってきている」と手応えを語った。

 プラザ萬象での集会に先立ち、参加者はもんじゅ対岸の白木海岸で「原発震災を引き起こしたフクシマ事故を、二度と繰り返してはならない」と即時廃炉を求める抗議文を決議。

もんじゅのゲート前で運営する日本原子力研究開発機構の職員に手渡した。

  (立石智保)

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20111204/CK2011120402000125.html




放射線分布図

NEVER 全国放射線量情報
http://www.naver.jp/radiation

福島原発周辺放射線量マップ
http://www.naver.jp/radiation?type=fukushima


放射線モニタリング情報
文部科学省(米国エネルギー省との共同を含む)による航空機モニタリング結果
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/monitoring_around_FukushimaNPP_MEXT_DOE_airborne_monitoring/


放射性物質拡散予測

保安院ホームページ
http://www.nisa.meti.go.jp/
http://www.nisa.meti.go.jp/earthquake/speedi/speedi_index.html


Twitter 福島原発
http://twitter.com/#!/search/realtime/福島原発

Twitter 泊原発
http://twitter.com/#!/search/realtime/泊原発

Twitter 被曝
http://twitter.com/#!/search/realtime/被曝


*TwitterのURLは、直接のリンクが不可になった為、コピーして見てください。


東京電力 福島第一原発 「ふくいちライブカメラ」
http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/camera/index-j.html




関連する投稿。

福島原発事故後の現場指揮の吉田所長、とうとう、病気入院に!。
2011年11月29日 02時16分19秒 | 社会
http://blog.goo.ne.jp/torl_001/e/48fe2219e3cbd8539f22798f046a95a8

「民主党」による原発関連の事業仕分け、これでは「骨抜き」と言う事ではないのか。
2011年11月23日 11時52分03秒 | 政治・自衛隊
http://blog.goo.ne.jp/torl_001/e/27a44bbc56f2eeedf7e349efb839d5d4

細野原発担当大臣と平野復興担当大臣は機能しているのか?~瓦礫、除染対策、全然進んでいないのでは?!。
2011年10月30日 16時08分26秒 | 政治・自衛隊
http://blog.goo.ne.jp/torl_001/e/727946b08b4accaa275110b5c164ee25




その他、多数。




(2)に続く(コメント欄)。







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7 コメント

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torl_001 (高速増殖炉「もんじゅ」、廃炉を求めるデモ!~継続するだけ、巨額な経費負担!、早急に廃炉にせよ(2))
2011-12-04 15:44:18



(1)からの続き。


記事参照

ニュースな技術 「仕分け」で批判集中 もんじゅなど、エネ先端研究 (1/2ページ)

2011/12/4 7:00

 国が推進してきたエネルギー関連の先端研究に厳しい目が向けられている。

11月20日、東京都内で開かれた政府の行政刷新会議(議長・野田佳彦首相)の「提言型政策仕分け」では、高速増殖炉原型炉「もんじゅ」や国際熱核融合実験炉(ITER)といった大型プロジェクトに対して、抜本的な見直しを求める厳しい提言が示された。

もんじゅはトラブルが続き停止したまま。

ITERも本格的に運転を始めるのが2027年の予定。深刻な経済情勢の中で巨額を投入することに反発が強まっている。


「提言型政策仕分け」ではもんじゅの研究開発体制などに厳しい注文がついた(11月20日午前、都内)
http://www.nikkei.com/content/pic/20111204/96958A90889DE1E4EBE6EBEBEAE2E2E0E3E0E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2-DSXBZO3695015002122011000001-PB1-14.jpg


 「40年たっても実現しない事業をこのまま続けてよいのか、単純な問いに(文部科学省などは)答えていない」。

11月20日午前、仕分けの評価者の1人である民主党の玉木雄一郎衆院議員はもんじゅのプロジェクトについて文科省にただした。

同省の藤木完治研究開発局長は「政府のエネルギー・環境会議の議論を踏まえて対応したい。先延ばしして資金をもらうというのではない」と応じるのがやっとだった。

 仕分けでは議論の最後に7人の評価者がそれぞれ意見をシートに書き込み、玉木議員が発表した。

この日、もんじゅに対する提言は「抜本的な見直しを求める」というもので、7人全員の総意だった。

文科省が2012年度予算案の概算要求に盛り込んだ22億円の「対応調整費」についても計上の見送りを求めた。

対応調整費は、もんじゅの試験運転が決まったときを含め、複数の選択肢に柔軟に使えるという性格のもの。

中川正春文科相は提言を受けて計上の見送りを検討する考えを示した。

 ここまでもんじゅが批判にさらされるのは、東電福島第1原発の事故を受けて原子力の安全神話が崩れたからだけではない。

「脱原発依存」のうねりが強まるなかでもんじゅ存続が議論の俎上(そじょう)にのるのは避けられないが、それとともに仕分けなどで問題と指摘されるのは巨費を投じながらなかなか成果が上がらない費用対効果の低さだ。

 高速増殖炉は発電しながら核燃料となるプルトニウムを増やせる「夢の原子炉」と呼ばれ、エネルギー資源の乏しい日本の未来を支える技術と期待された。

国は使用済み核燃料を再処理して燃料に再び使う「核燃料サイクル」政策の柱として2050年までの実用化を目指している。

ただ、それには巨額投資が必要だ。

1980年から累計1兆810億円の国費を投じたが、ナトリウム漏れ事故などのトラブルが続発。

出力を40%に高めた今年度中の試験運転も、ストレステスト(耐性試験)の対象になることなどから見送りを決めた経緯がある。

http://www.nikkei.com/tech/trend/article/g=96958A90889DE1E4EBE6EBEBEAE2E2E0E3E0E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2



ニュースな技術 「仕分け」で批判集中 もんじゅなど、エネ先端研究 (2/2ページ)

2011/12/4 7:00

 仕分けで相次いだもんじゅ批判に、文科省と経済産業省はともに「エネルギー・環境会議での議論を踏まえて対応する」の一点張り。

ただ、評価者の中には「高速増殖炉は否定しないが、国民負担を考えると今のやり方が正しいのか」(玉木議員)との意見もあり、あくまで批判の矛先はもんじゅだった。

仕分けの議論の場では、もんじゅは廃炉にして原型炉の次の段階である実証炉を民間企業と開発する案や、国際協力で開発する案なども出された。


運転停止中の高速増殖炉原型炉もんじゅ
http://www.nikkei.com/content/pic/20111204/96958A90889DE1E4EBE6EBEBEAE2E2E0E3E0E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2-DSXBZO3695013002122011000001-PB1-14.jpg


 一方、その国際協力を理由に文科省などが継続意義を訴えたのがITERだ。

太陽で起きる核融合反応を人工的に実現するITERは、日本のほか欧米やアジア諸国の計7カ国・地域がフランスで建設を進めている。

本格運転は2027年の予定。建設費は総額約9000億円で、このうち日本の負担は約800億円になる。

文科省は来年度予算案で約290億円を要望した。

 仕分けでは東日本大震災の影響を踏まえて、国際交渉を通じた日本の費用負担の圧縮などを求めた。

これに対し文科省は継続的に努力することを表明したものの、「(経済情勢が苦しい)欧州連合(EU)でさえ予算を確保して頑張ると聞いた。(日本の負担の圧縮は)なかなか厳しい」と説明した。

関係者によると、ITERは長期プロジェクトのため日本だけ負担を減らせとは言いづらく、日本は全体のコスト低減を要望している。

外交努力などでつかんだ成果は、2019年の実験開始を1年遅らせることだけにとどまっている。

 2027年の本格運転開始後、ITERで培った先端技術がいつどのように日本のエネルギー事情に貢献できるようになるかは不透明だ。

粘り強く待ち続けても国民が利益を享受できるという確約はない。

にもかかわらず国民負担が生じる現状に、仕分けでは批判の声があがった。

 11月中旬の衆院決算行政監視委員会でももんじゅのプロジェクトの見直しが示された。

細野豪志原発事故担当相は26日、「ひとつの曲がり角に来ている」と述べ、もんじゅ廃炉の可能性に言及した。

「未来のエネルギー源」といううたい文句だけで理解を得るのは難しい。

(科学技術部 山本優)

http://www.nikkei.com/tech/trend/article/g=96958A90889DE1E4EBE6EBEBEAE2E2E0E3E0E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;df=2



同義・関連記事


【社会】 原発用語言い換え危険な印象消す?

2011年12月4日 朝刊
 
 福島第一原発事故をめぐる政府や東京電力の記者会見では、しばしば珍妙な用語が飛び出す。

「事故」と言えばいいのに「事象」が使われる。

「老朽化」は「高経年化」、「汚染水」は「滞留水」に。

「危険性を隠したがる原子力界の潜在意識の表れだ」と指摘する原子力の専門家もいる。

ヘンテコな原子力用語を検証した。 (谷悠己)


 まず、政府がしきりに使いたがる「冷温停止状態」。

 「冷温停止」の本来の意味は、定期検査などで原発の運転を止め、密閉された原子炉の中で冷却水が沸騰していない安全な状態のことだ。

 政府などは「状態」を加えた「冷温停止状態」という言葉をよく用いる。事故収束に向かっていることをアピールするためのようで、細野豪志原発事故担当相は「慎重な表現を使っている」と強調する。

しかし、原子炉の密閉性が失われて高濃度汚染水が大量に建屋内に残っている現状は、「冷温停止」の状態とかけ離れている。


 原子力界では、言い換えや造語で、危ない印象を消し去ろうとの動きが続いてきた。

 全国には、運転をはじめて三十年以上たつ原発が二十数基ある。

記者会見で、「原発の老朽化」を問うと、担当者は必ずといっていいほど「高経年化につきましては…」と言い換えて答える。

 「古くなった部分は取り換えるから、(原発に)老朽化はあり得ない」のが原子力界の「常識」だという。

しかし、圧力容器や格納容器など主要部分は交換できない。

 建屋にたまった放射能濃度の高い汚染水を「滞留水」と言い換えて呼ぶのもひっかかる。

表面の放射線量は毎時二〇〇〇ミリシーベルト超もあり、汚染水の方が実情に合う。

 汚染水を浄化して出る高濃度の放射性汚泥は「廃スラッジ」と言い換えているが、同様に人が近づけるような放射線量ではない。

言い換えは、問題を見えにくくする。

 片仮名、英字も多用される。

ウランに毒性の強いプルトニウムを混合した核燃料は「MOX燃料」と呼ばれる。

プルトニウムの使用が最大の特徴だが、「P」の字は含まれない。

 極めて高い放射線量のため、いまだに建屋内の様子がよく分からない福島第一3号機でもMOX燃料が使われている。

 学生に原子力の基礎知識を教える大阪大大学院の下田正教授(原子核物理学)は「都合の悪い単語を言い換えたり、記者会見を難しい用語で乗りきろうとするのは原子力界の常とう手段。福島の事故後にも使い続ける方も問題だが、メディアや市民も分かりやすい言葉を使わせるよう声を上げるべきだ」と話している。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011120402000034.html



エネルギー政策:会議乱立で見直しの行方混とん
毎日新聞 2011年12月3日 22時54分(最終更新 12月4日 13時30分)
http://mainichi.jp/select/biz/news/20111204k0000m020072000c.html


もんじゅ:廃炉、府も働きかけを 反原発団体委が要望 /京都
毎日新聞 2011年12月2日 地方版
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20111202ddlk26040571000c.html

「今日ほど不安高まったことない」もんじゅ廃炉求め集会
2011年12月3日12時20分
http://www.asahi.com/national/gallery_e/view_photo.html?national-pg/1203/OSK201112030061.jpg
http://www.asahi.com/national/update/1203/OSK201112030033.html

もんじゅ廃炉求める全国集会 福井・敦賀市
< 2011年12月3日 20:16 >
http://www.news24.jp/articles/2011/12/03/07195710.html

もんじゅ:廃炉求め集会--福井
毎日新聞 2011年12月4日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111204ddm041040081000c.html






返信する
torl_001 (浜岡原発も、市町議会で廃炉の動き。)
2011-12-12 06:10:38

原発をそのまま稼働させていた場合、将来的には、地域が福島のようになってしまうかもしれない。

そのようにならないような選択、正しい選択と言える。

なってからでは遅いのである。


記事参照

浜岡原発:静岡の市町で廃炉を求める動き広がる

浜岡原発の全景=静岡県御前崎市で2011年11月14日、本社ヘリから尾籠章裕撮影

 ◇「廃炉」「永久停止」7議会、意見書・決議 さらに3市町で可決へ

 静岡県内35の市町議会で、国の要請を受け全面停止中の中部電力浜岡原発(御前崎市)の永久停止や廃炉を求める意見書や決議を可決する動きが広がっている。

毎日新聞が各市町の議会事務局などに取材したところ、これまでに7議会が可決。

さらに3議会が今月中に可決する見通しで、早期の再稼働を目指す中部電にとって厳しい状況が続きそうだ。【小玉沙織】

 これまでに廃炉や永久停止を求める意見書を可決したのは、東伊豆町、伊豆市、伊豆の国市、牧之原市、南伊豆町、松崎町、富士市の各議会。

6月議会で可決した東伊豆町では、中部電に対し、浜岡原発の廃炉だけでなく、自然エネルギーへの転換をも求めている。

 他の市町議会に影響を与えたのは、浜岡原発から半径10キロ圏のEPZ(原子力防災対策重点地域)にある牧之原市議会。

9月議会で「安全が担保されない限り永久停止すべきだ」と決議し、改めて浜岡原発が抱える危険性をアピールするものとなった。

 その後、富士市が11月議会で浜岡原発の廃止と、使用済み燃料の安全な保管を求める意見書を可決。

さらに、三島、長泉、吉田の3市町議会が可決の運びとなっている。

 長泉町は市民からの陳情を受け意見書を提出。

吉田町は田村典彦町長の「廃炉を求めたい」との意向に足並みをそろえて意見書案と決議案の両方を提出する。

いずれの議会も全会一致で可決する見込みだ。

 河津、西伊豆の両町議会など安全対策の徹底を求める意見書の採択も目立つ。EPZ内にある菊川市議会も「住民の理解を得られない限りは再稼働を認めない」との意見書を全会一致で可決。

EPZ内の掛川市と、30キロ圏にある森町も浜岡原発に関する意見書の提案を検討している。

 意見書は地方自治法に基づき、住民代表の議会の総意として、国や関係省庁に提出することができる。

ただ、全会一致での採択を原則としているところが多く、議会内の調整に時間を要することもある。


 富士宮市では、11月議会に廃炉の意見書を求める陳情があったが、所管委員会で「静岡は工業県でもあり、即座に廃炉は難しいのではないか」との意見が出たため、賛成多数で継続審査となった。

2011年12月11日

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http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111211mog00m040013000c.html





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torl_001 (中川正春文部科学相、一刻も早く「廃炉」、「プロジェクトの中止」をせよ。)
2011-12-14 02:29:51


鈍いと、それだけ巨額な資金が「浪費」される事になる。

原発担当の細野大臣も「来年に「どうするのか」決定」などと述べていないで「早く廃炉、企画の中止」を「宣言・実行」すべきだ。

考えている時間だけ「巨額な費用が浪費されているのだ」。


多くの国民は「この問題、シッカリと見ているぞ」。

現状では、誤摩化す事は「出来ない」状態にある。


別の場所での「ダム工事問題」などもあるが、この「もんじゅ」の件を考えた場合、「ダム工事問題」など「かわいい状態」と言うレベルだ。

「もんじゅ」に関しては、「それだけ危険で、厄介、更には巨額な費用がかかる」と言う事だ。



記事参照

もんじゅ:来年度の試運転見送り…文科相方針

 中川正春文部科学相は13日の閣議後会見で、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の来年度の試運転に必要な費用について「(国会などの事業仕分けで)いろいろな指摘があった中で、外していくことになる」と述べ、試運転の実施を見送る方針を明らかにした。

 文科省はもんじゅに関連する来年度予算について、試運転に必要な費用22億円を含め、計215億円を要求していた。

本年度の試運転についてはすでに見送りを決めている。

 政府はエネルギー・環境会議などで、来年夏をめどに今後の国のエネルギー政策を決める方針で、もんじゅについても継続か廃止かの方向性が示される見通し。

(共同)

毎日新聞 2011年12月13日 12時52分(最終更新 12月13日 13時05分)

• 【写真で見る】高速増殖原型炉 もんじゅ
• <ことば>高速増殖原型炉「もんじゅ」
• <もんじゅ>廃炉検討:基軸失う核燃サイクル…政策転換必至
• <もんじゅ>敦賀商議所、存続の請願書
• <もんじゅ>ナトリウム漏れ事故から16年 賛否渦巻く地元 /福井

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111213k0000e010219000c.html



*このような高額な金額、「対効果」を考えた場合、現時点で「どのような役に立っているのか?」、そこを良く考えよ!。


担当大臣、関係大臣の管理、指導が甘いのではなかろうか?。

巨額な浪費、非常にもったいない!。




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torl_001 (最近の各地の原発関連の記事(1))
2011-12-18 00:59:12

各記事参照

廃炉後の雇用対策を 双葉地方町村会県復興計画に明記要望

 県が策定している復興計画について、双葉地方町村会(会長・井戸川克隆双葉町長)は12日、県内の原発を廃炉にした後の雇用対策を明記することなどを求める要望書を佐藤知事に提出した。

 県が示した計画の素案には「県内の原子力発電所についてはすべて廃炉とすることを求める」と明記されている。

要望書では、〈1〉廃炉に伴い職を失う住民の雇用をどういった産業に求めるか明記する〈2〉電源立地地域対策交付金などに代わる新たな財源を明確にする――などを求めた。

知事は「廃炉に伴う雇用や財政について、双葉郡の要望を国と共有しながら対応していく」と述べた。

 要望後、井戸川町長は報道陣に対し、「廃炉の流れは仕方ないが、廃炉にするだけでは困る。(計画では)子どももお年寄りも双葉郡に戻りたくなるような魅力を示してほしい」と話した。

(2011年12月13日  読売新聞)

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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20111212-OYT8T01203.htm



米国企業の参入希望 福島除染で米副長官

2011.12.16 17:32

 来日中のナイズ米国務副長官(総務担当)は16日午後、東京都港区の米国大使館で一部記者と会見し、長期化が予想される東京電力福島第1原発の廃炉や周辺の放射性物質除去作業に米国企業も参入させたいとの意向を表明した。日本政府側にも既に意向を伝えたという。

 副長官は、日本政府が福島第1原発1~3号機原子炉の冷温停止状態を達成できたとして事故収束への工程表の「ステップ2」終了を決めたことについて、「回復への重要なステップの一つで、達成できたことは非常に喜ばしい」と歓迎。

 1979年のスリーマイルアイランド原発事故を経験した米国は、原子炉の冷却作業や廃炉、周辺地域の放射性物質の除染作業などでノウハウを蓄積しており、「多くの米企業が参加を望んでいる」と語った。

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http://sankei.jp.msn.com/world/news/111216/amr11121617330006-n1.htm



【放射能漏れ】 東電、廃炉費用計上へ 財務状況は正念場

2011.12.16 22:54 [放射能漏れ]

20キロ圏外から撮影した東京電力福島第1原発=4日、共同通信社ヘリから
http://sankei.jp.msn.com/life/photos/111216/trd11121622550026-p1.htm

 福島第1原発の1~3号機が冷温停止したことで、東電は廃炉作業を本格化させる。来週中に作業工程も公表する予定だ。

廃炉には、兆円単位の費用が見込まれるが、原発停止に伴う代替火力発電燃料コストの上昇などで、東電の財務内容は悪化している。

債務超過に陥る可能性も指摘されるなど、東電の財務状況は正念場を迎えている。

 東電の西沢俊夫社長は16日の会見で「燃料取り出しや廃棄物管理に責任を持って対応していく」と述べ、廃炉作業に意欲を示した。

 これまでも、廃炉費用について「合理的な見通しがついた部分はその時点で引き当てている」(西沢社長)。

事故直後の平成23年3月期決算には収束費用として6333億円を計上。

23年9月中間決算でも、原子炉冷却や放射性物質の飛散防止費用に1660億円を盛り込み、事故前から積み立てていた解体費1408億円とあわせて、約9400億円を備えた。

 ただ、東電に関する経営・財務調査委員会(委員長・下河辺和彦弁護士)は、1~4号機の廃炉費用に少なくとも1兆1510億円かかると試算。周辺の除染費用なども加われば、費用はこれを大きく上回る。

 東電は今期中さらに引当額を積み増す方針だが、全国銀行協会の永易克典会長(三菱東京UFJ銀行頭取)は「(廃炉の)費用が膨らめば債務超過もあり得る」と、追加支援に慎重姿勢を崩していない。

公的資金注入による東電の実質国有化が、現実味を帯び始めている。

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http://sankei.jp.msn.com/life/news/111216/trd11121622550026-n1.htm



「廃炉に30年以上、着実に」=「事故収束」で福島原発視察-細野担当相

 東京電力福島第1原発事故の「収束」宣言を受けて、細野豪志原発事故担当相は17日、福島第1、第2両原発を視察した。

第1原発では、食道がんで退任した吉田昌郎氏の後任の高橋毅所長らに「緊急作業から考え方を切り替え、廃炉に向けた30年以上にわたる長い作業に着実に取り組んでいただきたい」と話した。

 東電がホームページで公開した動画によると、細野担当相は「作業員の血のにじむような努力に感謝申し上げたい」と述べた上で、休憩所や診療所などの作業環境改善が遅れたことが反省点の一つと語った。

3月に吉田前所長に相談した際には、前所長は「今は被災者の待遇を良くすることに専念していただきたい」と話したという。

 同担当相は視察後に取材に応じ、早期の住民帰還に努力し、周辺地域の除染などの取り組みを強化する考えを示した。

原発内で東電社員や協力企業作業員と面談した際には、廃炉作業に向けて、放射線管理の徹底を求める声が出たという。(2011/12/17-21:47)

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http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011121700252&m=rss



【静岡】 「浜岡廃炉か永久停止を」 県内10市町で意見書や決議

2011年12月17日
 
半数が再開に慎重

 全面停止中の中部電力浜岡原発(御前崎市)をめぐり、県内35の市町議会のうち、10市町が廃炉か永久停止を求め、意見書可決や決議をしたことが本紙のまとめで分かった。

安全対策の徹底を求める内容であっても、7市町が万全と認められるか住民合意がなければ、再稼働を認めない立場を表明。

再稼働に慎重な市町議会は県内の過半数に迫り、さらに増える可能性がある。

 新たな原発防災エリア「緊急防護措置区域」(UPZ)の半径30キロ圏内に入る11市町では、永久停止(牧之原市)、廃炉(吉田町)を含め6市町が再稼働に厳しい姿勢を示した。

東海地震の震源域に立つリスクへの強い懸念を物語り、津波対策を進める中電は対応を迫られそうだ。

 東日本大震災と福島第一原発事故が起きた3月以降に可決・採択された意見書と決議を集計した。

16日現在、廃炉・永久停止は10市町、安全対策徹底は見通しを含め11市町。

さらに、自然エネルギーへの転換に軸足を置く「脱原発依存」の内容が3市町で表明された。

 廃炉・永久停止のうち4市町は無条件で求める内容。

吉田町は「町民の生命財産を守る」と表明し、富士市が「堤防築造などの対策をしても万全とは言い難い」と指摘した。

牧之原市、清水町は「安全・安心の担保」、三島市は「県民の合意形成」を条件に挙げた。

 安全対策では、菊川市、島田市、藤枝市など6市町が、住民の理解や安全の担保がなければ「再稼働を認めない」と踏み込んだ。

22日可決見通しの掛川市も再稼働の条件を盛り込み、焼津市は検討中。

森町は21日に安全対策強化で可決の見通し。

立地自治体の御前崎市は再稼働に触れず、国が安全確認などの見通しを住民に説明するよう強く求めた。

 脱原発依存では、函南町が浜岡原発の地震リスクを挙げた上、安全性を確認できない原発施設の永久停止・廃炉を求めた。

静岡市と御殿場市は浜岡原発に言及していない。

 意思表明した議会の多くは、使用済み燃料の冷却、保管に万全を期すよう促す内容も盛り込んでいる。

 富士宮市は11月定例会で廃炉の陳情を継続審査に。

裾野市は安全対策の意見書を国に提出済みだが、最近の廃炉陳情は継続審査とした。

浜松市、沼津市などでは目立った動きがない。湖西市では三上元市長が脱原発を掲げるが、市議会との温度差がのぞく。

  地方議会の意見書と決議  意見書は地方自治法に基づき、公益に関する議会の意思を国などに提出する。

住民の請願や陳情を採択すれば、意見書として可決する場合があり、浜岡原発関連で多くみられる。

決議は法的根拠こそないが、内外に意思表明し、政治的な効果を狙う。

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• 【静岡】浜岡再稼働「困難」が大勢 遠州サミットで再生エネ加速の声(12月16日)

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20111217/CK2011121702000141.html



(2)に続く。




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torl_001 (最近の各地の原発関連の記事(2))
2011-12-18 01:00:52


(1)の続き。


吉田町議会 浜岡原発廃炉求める決議

 中部電力浜岡原子力発電所(御前崎市)から半径20キロ・メートル圏にかかる吉田町議会は16日の本会議で、浜岡原発を「速やかに廃炉にすべきだ」とする決議と意見書を全会一致で可決した。

30キロ圏の藤枝市議会も同日、「絶対的安全対策がなされない限り、再稼働は認められない」との決議を可決した。

牧之原市議会の「永久停止」決議をきっかけにした態度表明の動きが、近隣市町に広がっている。

 吉田町議会の決議は、浜岡原発が東海地震の想定震源域にあることから、「地震と津波による事故の危惧を拭いきれない。町民は極めて大きな不安を抱えている」と指摘、運転停止中の浜岡原発を再稼働させず、速やかに廃炉にすべきとする内容。

衆参議長や首相、知事に対する意見書も同様の内容だ。

「廃炉にすべきだ」との認識をすでに表明している田村典彦町長は、決議と意見書の可決後、議場で「議会も『廃炉』で足並みをそろえてもらい、町の意思表示がなされたことをうれしく思う」と述べた。

八木栄議長は本会議終了後、「東日本大震災では広範囲に被害が出ており、(原発事故が起きれば)吉田町もそうなる可能性が高い。核燃料も含めてなくしてほしい」と語った。

 一方、藤枝市議会は同日の本会議で、「絶対的安全対策がなされ、市民の安全と安心が担保されない限り、再稼働は認められない」とする決議を全会一致で可決した。

また、浜岡原発の事故を想定した住民の保護強化などを求める意見書も全会一致で可決した。

 浜岡原発から30キロ圏では、ほかにも菊川市議会が「住民の理解が得られない限り、(浜岡原発の)再稼働は認めない」とする意見書を可決している。

(2011年12月17日  読売新聞)

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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20111216-OYT8T01277.htm



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静岡・浜岡原発:吉田町の廃炉決議、30キロ圏で初 「町民の不安大きい」 藤枝市は「再稼働認めぬ」 /静岡
毎日新聞 2011年12月17日 地方版
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20111217ddlk22010214000c.html

廃炉や除染、産学官で研究…遠隔ロボなど開発へ
(2011年12月17日03時04分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20111217-OYT1T00038.htm



*「遠隔ロボ」について、「今頃、開発決定しているの?」。

全く笑える状態だ!。


「今頃、開発決定している」団体などは、もはや「必要ではない」と言う事が言える。

バカ官僚らの無駄遣いの典型になるのでは。


「iRobot」だけでいい。

他社は、製作に時間がかかり過ぎで、率直に見て「使えない商品」と言う事だ。

日本の企業、「スピード感が全くないだろ」。

仮に「iRobot」よりも性能の良い製品が出てきたとしても、これからの福島原発で必要になるのか?。

原子炉内などは別だが、最もロボットを必要としていた時は「既に過ぎ去っている」。


「スピード感が全くない」=役に立たない=利益にならないと言う事だ。



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torl_001 (「日本原子力研究開発機構」は早急に潰すべきだ~継続させておく余裕は無いのだ!。)
2012-01-10 04:00:35


必要であれば、マイナスが無くなった後であれば、その時こそ、新たに作れば良いと言う事だ。

このような天下り官僚の飼育、無駄の垂れ流しを行っているので、マイナスは減らないと言う事だ。

文部科学省の次の予算は減らすべきではなかろうか!。

「ふざけているとしか言いようがない!」。

最近の大臣の顔を思い浮かべても、「前の奴は、エロ大臣」、「今の奴は、朝鮮支援系の大臣だ」

なんだか、気持ち悪い大臣が続いている。


下記の問題を含め、早急に再検討すべき問題だ!。



記事参照

原子力機構、会費で1億円超支出 関係団体に、天下り先も

 高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)を運営する文部科学省所管の独立行政法人(独法)「日本原子力研究開発機構」が2009年4~9月に、関係する公益法人などに「会費」名目で計1億900万円を支出していたことが9日、民主党行政改革調査会の調べで分かった。

一部法人には文科省や原子力機構のOBが「天下り」している。

 原子力機構には09年度に国から約1850億円が交付されており「お手盛り」との批判が出そうだ。

総務省所管の独法「情報通信研究機構」も10年度に4550万円の「会費」名目で支出があった。

2012/01/10 02:02   【共同通信】

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高速増殖炉原型炉もんじゅ(2005年2月6日)ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を使用し、燃やした量以上のプルトニウムをウランから取り出すことができるため「夢の原子炉」とも呼ばれる。実験炉の次の段階に当たり、1994年4月に初臨界。ウランの有効利用が可能で、国が進める核燃料サイクル政策の中で重要な役割を担う。冷却材のナトリウムは空気に触れると燃焼するため、安全管理が難しい。


http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012010901001592.html





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torl_001 (もんじゅで、制御棒の駆動機構に不具合?「原因不明のトラブル」?。)
2012-01-21 05:09:33


今回は「原子炉に制御棒が挿入された状態」であったので、原子炉が暴走する事は無かった。

しかし,「逆な事」が発生した場合どうなのか!。

原子炉が駆動状態で「制御棒が入らなかった場合」、その場合、制御出来無くなり、「核燃料が更に反応し、原子炉が暴走する」と言う事だ。

非常に危ない状態だ!。


「原子炉に制御棒が挿入された状態」でよかった。


早急に廃炉にすべきだ。

遅ければ、それだけの無駄な費用が発生する事になる。



記事参照

もんじゅで原因不明トラブル、存廃論議に拍車も

 電力
 経済産業省原子力安全・保安院は20日、日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で、制御棒の駆動機構に不具合が生じたとして、同機構に原因究明と再発防止を指示した。


 保安院によると、不具合が生じたのは昨年12月12日。駆動機構19基のうち、1基が動作確認試験で稼働せず、2日後の再試験で動いた。

さらに別の1基も動かず、機構は、原因を究明できないとして工場で分解点検する方針。

 公表が遅れた点について保安院は「制御棒がすべて挿入されていた上、機構側が地元で公表していた」と釈明した。

もんじゅは現在、原子炉に制御棒が挿入された状態で、安全性に問題はない。

しかし、東京電力福島第一原発事故を受けて政府がもんじゅの存廃を含めた原子力政策全般の見直しを進めており、不具合は議論に拍車をかけそうだ。

(2012年1月20日21時57分ハハ読売新聞)

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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120120-OYT1T01191.htm




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