先日の地方紙朝刊にギョッとするような写真入り記事が出ていた。
「木造築50年のアパート半壊」
普通に車が運転ミスか何かで突っ込み、玄関を壊した、というような記事かと思って読んでみた。
内容は、半壊した建物はタイトル通り、築50年の木造2階建てアパートと言う内容はそのまま。
しかし、所有者の男性と妻の1世帯だけが1階に住んでいて、崩壊時、男性は建物内におり、「柱がミシミシ音を立て、慌てて外に出たら崩れた」という。
いくら4月から解体予定だったとはいえ、居住中に壊れるとはお気の毒なことだ。
私は、空き家の管理、しかも殆どが築年を40年以上過ぎた「旧耐震基準」の木造住宅を主とした管理の代行をしています。
ですから、この記事を見たときは流石に関心があり、近くでしたのでとりあえず現地に行き見て来ました。
3日前の出来事でしたので、流石に道路側は片付けられ、両隣にはシートが貼られていましたが、真っ二つになった建物の奥には生活感を感じさせる
家事の道具や材料が丸見え,「もしもし」と尋ねれば「何か?」と居住者が出てきそうな感じでした。
記事だけ読めば、”突然の出来事”ということですが、なんでも原因があるから結果が伴うのが常であり真実。
恐らく、新築当時は隠れていた構造上の瑕疵が、長い年月を伴い後から劣化のスピードを早めたのかもしれないですね。
長い期間に瓦や軒からの雨漏りやシロアリなど外部要因が加わり梁(はり)や柱、床などにダメージを与えていたのかもしれませんね。
一歩間違えば、通行人や隣地にとんでもない被害が出ていたかもしれませんね。
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