『アイランド』、観ました。
近未来。リンカーンは大気汚染から救いだされ、完璧に管理された都市空間の
コミュニティで暮らしている。ここに暮す住人にとっての夢は、抽選会に当選し、
地上最後の楽園といわれる“アイランド”へ行くこと。しかし、リンカーンは
ある日ふとしたことから、この都市空間の恐るべき真実を知ってしまう‥‥。
これでもかこれでもかと見せ場に次ぐ見せ場の連続。どうだ見てみろと
言わんばかりのダイナミックなアクションシーン。希薄な(?)ストーリーを
補って余りあるほどの映像に、観ながらオイラはただただ呆然‥‥。果たして、
これが“今後の映画界が進むべき道”かどうかは分からぬが(笑)、最高級に
楽しめる“ハリウッド・エンターテイメント”であるのだけは間違いない。
さて、監督は『パール・ハーバー』、『アルマゲドン』のマイケル・ベイ。
随所に小ネタで笑わせつつ、MTVを思わせるスタイリッシュ映像は、さすが
“エンターテイメントのツボ”を心得た映画作り。中でも、映画中盤から終盤に
掛けての逃亡劇‥‥、空からビルの大きなロゴが降ってきたり、走ってる
貨物トラックの荷台から列車の車輪を落として、後続の追跡車をペチャンコに
潰しちゃったり…、とにもかくにもマイケル・ベイのやりたい放題、もう完全に
開き直ってます(笑)。しかし、それにしても、自分の車が原因で大パニックに
なっているというのに、それに気付かず、のん気にトラックを走らせてる
運ちゃんなんて居るんだろうか(笑)。ハッキリ言って、もうここまでくると、
住んでる国の領土の面積が違うとか、互いの肌の色が違うとかじゃなくて、
もっと根本的なところで“人間の種類”が違うんだろうね、我ら日本人と
ヤツらアメリカ人は…(笑)。
最後に、今作オイラのお目当てだったスカーレット・ヨハンソンについて。
彼女の良さは、「少女」と「大人の女性」、「悪女」と「聖女」、常にその両者を
併せ持つミステリアスと、それでいてオトコを惑わす(?)あの攻撃的で強い瞳。
ただ、今作に限っては、あくまで“アクション”に重点を置いた作りのせいか、
そういう彼女の“内なる魅力”は存分に発揮させれてないように感じた。
やっぱり、彼女は「メジャー作品」という“大きな檻”の中で、ちょこちょこ
動き回るよりも、小さくとも制約のない世界(作品)で、伸び伸び演じる方が
似合ってると思うのだけど。
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クローン技術の発達した近未来の話。
こういう設定の映画って僕は好きなんです
よね。迫力のある映像、そしていささか
グロテスクな映像もあってすごかったですね。映画館でみるほうが楽しめる映画です
よね。何度も見返す種類の映画ではなく、
遊園地のアトラクションのような映画でした。脇役のキャストが魅力的でした。
逃亡を助けて、射殺されてしまう役の人や
最後に主人公達を助けてくれる黒人の
役の人。そのうち、レビューするので
そのときはTBさせてもらいますね。
コメント、ありがとうございます。
> 何度も見返す種類の映画ではなく、
> 遊園地のアトラクションのような映画でした。
何も考えずに気分転換として観るには
まぁ、打ってつけの映画でしょうなぁ。
観終わって、後々まで印象に残る映画ではないけど、
観てる間は間違いなく楽しめる。
脇役ではスティーヴ・ブシェミが良かったですね。
それにしても、ユアン・マクレガーは
最近になって『スターウォーズ』やら、この映画やら、
SF映画に目覚めたちゃったみたい。
個人的には『ブラス!』が一番好きなのですが。