ナショナル・トレジャー 特別版ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメントこのアイテムの詳細を見る |
『ナショナル・トレジャー』、観ました。
歴史学者であり冒険家のベンは、テンプル騎士団の秘宝の謎を追っていた。
謎に一歩近づいたベンだったが、資金提供者のイアンと対立。ベンは
秘密を守るために“アメリカ合衆国独立宣言書”を盗むはめになり……。
“お宝探し”というからにゃー、『インディ・ジョーンズ』さながら、
“未開の地”で繰り広げられる「大冒険もの」だと期待をしたが、観れば
“現代アメリカ”を舞台とした「アクション娯楽」といった装(よそお)い。
まさか“ロケ代”ケチったわけじゃなかろうに(笑)、思いもよらぬ事態に
何度も首をかしげ、次なる急展開を静かに息を潜めて待ちわびるオレ…。
しかし、結局、主人公一団は飛行機はおろか、船さえ乗らず仕舞いで
ジ・エンド。なんだかなぁ~、これはこれでなかなか面白かったんだけどね。
さて、映画はテンポも良くて、アクションの見せ場もたっぷり。もう少し
“謎解き”の楽しさが加われば、更に良かったと思うが‥、まぁ、それは
“無いものねだり”というものか(笑)。一方で、この映画の面白さとして
忘れちゃならないのが、主人公の相棒にして、“ボケ役”に徹した
エンジニアの存在だ。謎に行き詰っても…、危機に直面しても…、ヌケた
発言を繰り返し、場の雰囲気を和ませる。言うなれば『スターウォーズ』の
“C3-PO”と同じような役回り、、彼の“コミカル”なくして、この映画の
成功はなかったとオイラは信じてる。
それにしても、「絶対に泥棒はいたしませんッ!」と公言していた主人公が、
次なる場面では、綿密なる計画立てて“独立宣言書”を盗み出しちゃう
ご都合主義(笑)……「おいおい!、さっきと言ってることが違うじゃ
ねぇのかい」と、ツッコミを入れたくなる(笑)。もう少し“巧い理由付け”が
出来なかったのかなぁ(笑)。