ホースヘアの革

今日はサンプルブーツに使ったホースヘアの革を紹介します。

『ホースヘア』とは　“毛付きの馬革”　の事です。
そのままですね。


ちょっと前にサンプルブーツを作ったので、まずはそちらから

筒の部分がムラ加工？のヘアホースです。
個人的にヘアホースの革は全体に使わず、部分使いが好きなのでこんな感じのコンビにしました。


他にもこんな革があります。

黒のムラ付きヘアホースです。
黒だとオーダー感が出ずらくなりますが、この革だったらパッと見でも「おっ！」と目を引きますね。


普通のヘアホースはこんな感じです。

このヘアホースは『チョコ色』です。
普通の革と違い、角度によって艶やかに光ります。

もう一色。

これは『ベージュ』です。
この革でエンジニアブーツを作ってもカッコ良いかも。


他にも何種類か用意してますので興味のある方はご連絡ください。



今度の日曜日で木型無料キャンペーンが終了します。

オーダーでブーツを作った事の無い方もこの機会に一足いかがですか。

「オーダーでブーツって良く分からない。いくらかかるか分からないから・・・。」という方も
作りの説明・だいたいの合計金額でしたらお答えできますので、お気軽にご連絡ください。










ホームページ開設に伴い、　「ＨＰ開設キャンペーン」　を行っています。

３月３１日　までにご注文をいただいたお客様は木型代を無料にさせていただきます。


この機会に是非、オーダーブーツの履き心地を実感してください！

詳しくはホームページをご覧ください。


トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。




価格　：　ラスト(木型)代　　￥ 20,000（税込￥21,000）　※初回のご注文の場合は必要になります。
　　　　　　ブーツ代　　　　￥105,000（税込￥110,250）～


　
連絡先等は
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
Tong Liao （トンリョウ）
〒270‐2212
　　　　　千葉県松戸市五香南2‐31‐5元山マーケット１Ｆ中央
電　話 ： 047(710)6917
U R L　：order-boots.com
E mail ： boots.tongliao@gmail.com
時 間　： 10：00～20：00
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
※不在の事がありますので先にご連絡をください。

オーダー製ブーツの履き心地は？

以前の記事で私のバイクが「調子が悪い。」という小言？を載せたんですが

先日、修理をお願いしていたバイク屋さんに引き取りに来てもらいました。





このバイクともしばしのお別れです。（涙）



バイクは工房に停めていたので工房にきてもらい、軽く工房を見てもらったんですが、
革、機械、サンプルブーツを見て「スゴイね。」と言ってもらいました。

（私の工房は必要最低限の機械しかなく、とても立派な工房とは言えませんが・・・）


調子が悪いと思われる箇所を説明し、セッティングを見直してもらいたい箇所も確認してもらいました。

今回、修理をお願いしたバイク屋さんは友人の紹介で依頼する事になったんですが、この方は
私の乗っているような古いカワサキのバイクを中心に整備・カスタムを手掛けていて、
素人の私が説明しても「ココの部品と・・・・この年式だと・・・・・」など即答できるほど詳しいんですよ。

以前、工房を移転した際に電気の配線を見ていただいた方やエアコンの取り付けをしてくれた方などに
話を聞いても、「へぇ～。」と思う事だたくさんありました。


やっぱり『その道のプロ』ってスゴイですね。

私も「そう感じていただけるように精進しなくちゃ！」と改めて思いました。


さて、私の作っているブーツなんですがデザインからお聞きして作るので
「どんなブーツになるか分からない。」と不安を感じる方もいると思います。

既製品の場合は実際に見て、手に取って確認する事ができるので履き心地を確認できますし、
素材を変更するにしてもある程度の完成形は想像できると思います。

私も安心感？をもっていただくためにサンプルブーツを作っているんですが、まだすべての木型で
サンプルブーツを作っていないので既製品のブーツに比べて「完成形が想像しずらいだろうな。」
と感じています。


履き心地に関してはもっと伝わらないと思います。


先日、来ていただいた方はサンプルブーツより少し小さい足だったので実際にサンプルブーツを
履いていただきました。


その感想は「USA製某有名メーカーのブーツを何足か持っているけど、こちらのブーツの方が全然良い。」
と言っていだだきました。

とても嬉しい事です。

製法だけではなく、アッパーの作りから違う事を説明させていただき、実際に使っている材料や
作成中のアッパーを見ていただきました。

以前お作りたお客様からも「玄関でブーツを脱ぐときに、（足が）疲れた～。」という感覚が
無くなった。と言っていただきました。


履いていただかないと分からない事なんですが、
履いていただければ説明の意味が分かっていただけると思います。


サンプルブーツはちょっと大きめの２５．０cmなので、近い足のサイズであれば
試履きだけでもしてみてはいかがでしょうか。










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先芯と月型

ご注文をいただいているブーツ達のアッパーがそろそろできるので
先芯と月型を作りました。


トンリョウでは先芯・月型共に革を使用しています。

既製品のブーツ（靴）だとケミカル材を使う事が多いのですが、足馴染みや保形の事を考えて革を使う事にしています。


使っている革はこんな革です。

中底用のヌメ革で、革を一定の厚さに漉いた余りの部分です。


このヌメ革に型紙をあてて型入れをします。

その後、荒断ちをします。

これを型に合わせて切ります。


このままだと革の厚さがアッパーにひびいてしまうので、漉きをします。

この漉き機は基本的にアッパー用の革を漉くものなので先芯や月型用の革を漉く場合は機械の調整が必要になります。
（革の厚みがアッパー用だと厚くても３mm強なのに対して月型の革は４mm以上あるので。）


漉き機である程度漉けたらグラインダーで段差をキレイにします。

そして、最後に確認を兼ねて手で漉きます。

包丁で漉くんですが、切れる包丁でないと上手く漉けないんですよ。


キレイに漉けたら出来上がりです。

今回は３足を同時進行なので先芯・月型も３足分です。


漉いた状態はこんな感じです。

月型の上の部分です。ブーツになった状態で見える部分なので、角が尖る？ようになだらかにしておきます。
こうする事によってブーツを見ただけではどこから先芯・月型が入っているか分からないようになり、
足あたりもゴワッとせず、自然な感じになります。



吊り込む部分はこんな感じです。

角を尖らせると強度が十分にでないので端の部分も若干厚みを残しておきます。



この先芯・月型は吊り込みの作業で登場します。










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チョコ色エンジニアブーツのご注文

そろそろ桜の時期ですね。

つい先日まで「梅の花がキレイだな～。」と思ってましたが、
もう桜が咲いています。

今日は私用で出かけたのですが、帰りに近くの桜並木を通ったら桜の花で
キレイなピンク色になってきてます。

この道は『桜の道百選』に選ばれていて、毎年『桜祭り』をしています。
その期間はたくさんの人が訪れ、結構賑わいます。


まだ６分咲きぐらいでしょうか。
満開になるととてもキレイなんですよ。



という事で、仕事の方にっと！


昨日、エンジニアブーツのご注文をいただきました。


今回ご注文をいただいたのは栃木のお客様です。

オートバイに乗っていて「エンジニアブーツが欲しいなー。」と思っていたそうです。
既製品のエンジニアブーツも検討されたそうですが「せっかくだったら足に合ったブーツを。」
という事でオーダーをいただく事になりました。

バイクでお越しいただいたのですが、昨日は風が強い日でした。
時々風に煽られながらの走行だったそうですが、来ていただきありがとうございました。



さて、デザインはというと、こんな感じです。

パッと見は普通のエンジニアブーツですが、履き口サイドに付くベルト部のカットラインを少し変えて作ります。


素材はこれです。



チョコ色の国産ステアです。
そして、履き口のみグリーンの革で、脱いだ時に「おっ！チョット違う。」という感じですね。


お客様は革の色を決める際「黒か濃い茶色がいいかな！？」と思っていたそうなんですが
黒の革を何種類か（クロムエクセル、バッファロー、ステアなど）見てもらい、革（ブーツ）の味（経年変化）が
どのように出るかを説明させていただいた結果、このチョコ色の革を選んでいただきました。

私の個人的な考えですが、黒や白の革だと長く履いていても『革の味』というより『良い意味でのヤレ感』がでます。

それに比べて黒と白以外の革は、手入れの仕方で『革の味』がそれぞれ変わってきます。


例えば、ミンクオイルで手入れをした場合はしっとりした感じになり、屈曲部のシワに色の濃い・薄いがでます。

一方、同色もしくは少し濃いめの靴クリームを塗ると革自体の色やツヤに変化がでて「履いてるなー。」っていう
感じのブーツになっていきます。

両方共、つま先や踵は何かにぶつけてキズがついたり、パンツで擦れて色が褪せたりするんですが、
それがまた『いい味』になるんですよ。

私のお勧めしている革は国産のステアなんですが、オイルを含んでいる革で「程よいしっとり感」が良いんですよ。

『程よい』程度のオイルなので、オーナーさんの手入れ方法の違いでそれぞれ違ったブーツに変わっていきます。


良いブーツが出来そうです。


今回ご注文をいただいたお客様は「初めてオーダーでブーツを作る。」との事だったのですが、
木型代が無料という事で『初オーダー』となったそうです。


木型代を無料でお作りできるのも今月末までとなりました。

今回のお客様ように『初オーダー』という方もお気軽にご連絡ください。

作り手・履き手としてお話しをさせていただき、その結果「作ってみようかな。」と
思っていだだけたら幸いです。




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ブーツのアッパー

今、ご注文をいただいたブーツ達のアッパー作りをしています。


前回紹介したモトクロスブーツの他に２足を同時に作成中なので
そちらを紹介します。


こんな状態です。

エンジニアブーツとミリタリーブーツです。

２足共、色コンビの仕様です。

私がこの仕事を始めてからまだ１年弱ですが、今のところオーダーをいただいたお客様は
すべて色コンビの仕様です。（汗）


始めるときは「黒いブーツの需要が多いかな！？」と思って黒の革を何種類か用意したんですが
黒以外のブーツが多いですね。

お話を聞いていると「せっかくオーダーで作るんだったら。」との事で黒以外が多いようです。



今回作成するエンジニアブーツも落ち着いた赤色です。


こんな感じです。

『真っ赤』じゃなく落ち着いた色なので洋服にも合わせやすいし、表情もある革なので
履き込む程に良い色になっていくでしょう。



もう１足はミリタリーブーツです。

このブーツはデザインの元があり、お客様から「できるだけ同じように。」との事だったので
なるべく忠実に作っています。

お客様の脚の寸法に合わせたり、素材の違いや仕立ての変更（ライニングを全面に使用）などがあるので
『瓜二つ』にはなりませんが、ブーツ全体の雰囲気は損なわないようにしています。


このブーツのご注文をいただいたお客様は靴・ブーツ共にとても詳しい方で私の方が勉強になっちゃいました。（テヘッ）
なので、素材選びも上手です。



お越しいただくお客様はいろいろで、ブーツに詳しい方もいらっしゃいますが、そうでない方もいます。

「ブーツや靴に詳しくない。」方でもオーダーをする事は難しい事ではないんですよ。


お越しいただいたときにサンプルブーツや革などを見ながら使用用途や普段どんな服を着てるかなどを聞き、
私の方からも提案をさせていただいています。

『作り手』としてはもちろんですが、私自身が普段からブーツを履くので『消費者』としての提案もさせて
いただいています。



“オーダー”　という言葉だけ聞くと「敷居が高い。」と感じられる方もいると思いますが、そんなときは
「チョット見てみたい。」と言ってもらえればご説明等をさせていただきます。



ただ、私一人で仕事をしているもので（汗）外出して不在の事もありますのでお越しいただく前に電話やメールで
ご連絡をいただけると助かります。









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