桂木嶺のGO TO THE THEATER!~Life is beautiful!~

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日曜夕方の池上ワールドをみてビックリ!中国ってすごいことになっていたんですね!

2017-10-29 17:09:51 | きょうのオピニオン

いま、パーヴォが北京・上海と演奏旅行にいかれていますが、テレビ東京で、「日曜夕方の池上ワールド」を見ていて、中国の習近平さんについてとりあげていたので見てみました。大変な権力者になられたのだな、ということは、マカオにいってみても感じることでしたが、テレビを見てみて、一層その意を強くしました。

しかし、その最終的に意図するところは、「一帯一路」構想に尽きるようです。中国がアメリカについでGDPが第2位になり、日本が完全に追い抜かれてしまっている状況ですが、国としてのゆたかさや、大らかさを感じます。アメリカが孤立主義をトランプ政権以降とるようになって、中国がその間を埋めるように、21世紀のシルクロード構想を打ち出したことは、日本経済や社会にどのような影響を与えるのだろうかと思います。

つまり、日本はずっと日米同盟を基軸とした外交戦略、安全保障政策をとっていましたが、これからは、先日の安藤忠雄さんのお話ではありませんが、「アジア」を軸にした戦略の策定を早急にする必要があるのではないか、ということも考えることができます。それがひいては、北朝鮮対策にもつながるのではないかと思えるからです。

実際、マカオだけですが、行ってみて思ったことは、実はあまり英語が通じませんでした。中国語(広東語)でないと、あまりよくわかってもらえない、というのが現実でした。そして、圧倒的に大陸(中国本土)からの観光客が大勢おしよせ、高級ブランド品を買い、カジノで豪遊し、帰っていくチャイナパワーを目の当たりにして、わたしと夫はこれからの日本を想い、中国を思いました。

中国人の方々のパワフルさは、香港に行ってみても痛感していました。が、実際に本土のひとにふれてみると、実に生きることに貪欲で、たとえ共産主義であっても、そのエネルギッシュな生き方は、世界中でも十分に通用すると思います。

日本人も、もっともっと、生きることに貪欲でないといけないのではないかと思えます。先日、このブログで、「日本は本当に『貧困』なのか」という話題をとりあげましたが、社会的インフラとしてのパソコンやスマホを、どう活用するかで、これからの生き方や経済的収入、ひいては日本の国力そのものが大きく変わってくるのではないかと痛感した次第です。若い方々に申し上げたいのは、広い視野を持って、「世界の中の日本」、そしてアジアというものを眺めることが不可欠だと思っています。

夫は、前の会社で若いうちから中国に行き、商談をまとめてきましたが、彼らのバイタリティに舌を巻きつつ、なかなか手ごわい相手だという印象もあったそうです。人件費は日本よりいまは安いかもしれませんが、13億人という市場、労働市場が今後世界をどう変えていくか、非常に注目したいと思っています。

パーヴォ、いまごろ、上海で、どんな演奏をされているんでしょうね。がんばっていただきたいものです!

 

 



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