桂木嶺のGO TO THE THEATER!~Life is beautiful!~

歌舞伎中心とした演劇・クラシック音楽・美術展・映画など芸術全般のレビューを書きます。優れた芸術は応援します!

生まれて初めてみた演劇~帝国劇場「風と共に去りぬ・第一部」の思い出。

2017-11-19 17:18:03 | 芝居のエッセイ

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そこで、自己紹介がてら、生まれて初めて見た演劇のご紹介を。それは、1974年の帝劇「風と共に去りぬ・第一部」です。私が6歳のころになります。ちょうど、「モスラ対ゴジラ」がテレビで放送され、主演の宝田明さんのファンになった私が、新聞広告でたまたま「風と共に去りぬ」の宣伝がでていたので、親にたのんで、連れて行ってもらったのがきっかけです。

このときの配役は、上月晃さんのスカーレット、宝田さんのレット・バトラー、横内正さんのアシュレイ、淀かほるさんのメラニー、三國連太郎さんのジェラルド・オハラ、益田喜頓さんのミード博士、京塚昌子さんのマミー、真木洋子さんのベル・ワトリングでした。

菊田一夫さんの畢生の大作でもあり、マーガレット・ミッチェルの名前も知った大変な名作ですが、忘れられないのが、帝劇の舞台に、南北戦争の映像がながれて、本物の馬が登場して、宝田さんと上月さんが命からがら逃げていく場面は、子供心に鮮烈な印象を残しました。...
またこの時の三國連太郎さんが名演で、「本当にこの人は気が狂ったんじゃないだろうか?!」と幼心にビックリしたほど、彼の演技が迫真に満ちていたことを思い出します。

上月さんの白いパラソル姿と、喪服でバトラーと踊る場面もワクワクしたものです。

第2部は上演されませんでしたが、やはり私の中では、スカーレットといえば、上月晃さんだし、バトラーといえば、宝田明さんなんですね!

すばらしい観劇はじめ。観劇に際し、連れて行ってくれたいまは亡き祖母と、一生懸命チケットをとってくれた母、夜遅くの終演時間にも関わらず、帝劇まで車で迎えに来てくれた父に感謝します。

またプログラムの冒頭には、現・松岡功東宝名誉会長が序文を寄せておられて、今でも私の宝物です。

ご縁があって、東宝に入って、そして、いまは退職しましたが、演劇・映画を語る人間として、みなさまにこうしてお話できるのも、この「風と共に去りぬ」体験があったればこそです。

こんな私ですが、どうぞよろしくお願いいたします!


大活躍をつづける歌舞伎界。 これからも目が離せません!!!

2017-11-19 12:50:04 | 歌舞伎情報

最近秋に入ってなにかと元気な歌舞伎界ですが、ここへきまたうれしいニュースがはいってきました(^_^)/

 

〇坂東巳之助さん、中村隼人さん、

来年8月、「NARUTO」の歌舞伎版に主演決定!!!

https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201711190000099.html

 

「NARUTO」は東宝にいたころから、映画化されていたんですけれど・・

実はおはずかしながら、あまりわたし、ストーリーをよく知らないのです。

でも映画版も大変ヒットを飛ばしているので、歌舞伎版も期待が持てますね!

演出のG2さんがどんな演出をされるか楽しみですし、巳之助さん&隼人さんのフレッシュ主演コンビも

ぜひぜひ頑張っていただきたいですね!

 

〇11月、12月歌舞伎で大活躍の松緑さん!!「坂崎出羽守」「蘭平物狂」「土蜘」で奮闘します!

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171119-00010000-spht-ent&p=3

 

ただいま国立劇場で「坂崎出羽守」「沓掛時次郎」に出演の、松緑さん。

「坂崎出羽守」はおじい様、おとうさまの当たり役でもあり、こちらも大変評判をとっています。

(あ、ひとつだけお願いがあります。松緑さん、この役演じるときに、絶対に国立劇場の入り口に

盛り塩をしておいてくださいね!!!)

そして、12月は「蘭平物狂」と、「土蜘」にご出演です。

息子の左近さんとともに、「蘭平物狂」に挑むので、こちらも頑張っていただきたいですし、

けがのないようにしていただきたいですね!(すごい大立ち廻りがあるので!)


大ベテランから若手まで、大活躍をつづける歌舞伎界。

これからも目が離せません!!!