Tomo's Factory Blog

管理人・大里朋の徒然なる日常の記録

『空に近い場所』の再アップと、続編に関するお詫び

2005-12-23 22:24:41 | 創作談話
小説に、しばらく公開停止になっていた『空に近い場所』を再アップしました。


なぜ公開停止にしていたのかというと、続編を書こうと思ったからです。
読まれた方はご存知かと思いますが、『空に近い場所』は多くの謎を残したまま終わっています。それはもう、書いている本人にも真相がわからなくて途中で投げ出してしまったと思われかねないくらいに(汗
これはミステリではないので、謎は謎のまま残しておいてもいいのではないかと思うのですが、あの終わり方じゃあまりに気分が悪すぎます(汗
そのため、その後の話は必要だろうと考えていました。

実のところ、続編のプロットはかなり前から出来ていました。その中では京子の髪の毛の理由や、あの真相についても語られています。いちおうハッピーエンドで、前作のもやもやした気分も晴れるような話の予定でした。
これまで時間が取れなかったり、気分が乗らなかったりして執筆を先送りしてきたのですが、このまま頬って置くわけにも行かないと思いましたし、ごく少数ですが続編を期待する声もあったこともあり、そろそろ書いてみようかと決意したのです。

その前に、これまでの話の流れを再確認するため前作をもう一度読み直してみたのですが――



これはひどい……。 _| ̄|○


文章やストーリーのアレな出来に、ちょっと頭が痛くなってしまいました(汗
結局、軽く読み返すつもりが修正の嵐となりました。……まさか、その作業で一月もかかるとは思いもしませんでしたが(汗
今回のバージョンでは多少はまともになったとは思うのですが、決して満足できる出来というわけではありません。このまま小生を続けていてもらちがあかないので、だいたいのところで見切りを付けてしまっただけだったりします。
なので、あまり過大な期待はしないでください(汗

そうして、一月ほど修正に煩わされた結果、続編を書く気が失せてしまいました(汗
続編自体はうまく欠くことが出来ればそれなりに面白い物になりそうな気がするのですが(←希望的観測)、前作の出来を考えるとどうしてもその続きを書くという気にはなれないのです。

こんなことを書くとまるで『空――』が嫌いのように受け取られかねませんが、そういうわけではありません。個人的にこの話には思い入れがあります。これを書き上げることができたおかげで、小説を書くという行為に少しだけ手応えを感じることが出来たように思えましたし。
……まあ、錯覚だったわけですが(を
当時の自分としてはそれなりにがんばったかな、とは思えるのですが、今読み返すにはあまりにアレな出来ですし、今になってその続きを書くのは正直気が乗りません。
というわけで、現段階では続編は勘弁してください(汗

続編自体は書きたい部分が多くあり、そのうち気が乗ってきたらなんとか形にしたいとは思っています。
続編を心待ちになさっている方は、今しばらくお待ちください。

……自分が認識しているかぎりでは、二人だけど(汗