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友坊主の頬づえ

日常をとりまく物事について

琵琶湖でジョギング(4)-ジョグ一周年記念ジョグ

2009-10-27 | ジョギング


琵琶湖へ一泊二日旅行のメインイベント。1日目の夕方に琵琶湖を走りました。

一応目的は「夕日を見ながら琵琶湖を走る」ですが、これはあくまで「一応」で、もちろん曇ってたらお日様は拝めないんだから、まあとにかく琵琶湖を走ろやないか、それだけで十分気持ちええやろ、ぐらいの気持ちでいました。ホテルのキャンセル料も発生するし、当日雲ってたからヤメ、という訳にもいきません。
滋賀の週間予報は、走る24日(土)がサイトのページに表示されてからは毎日チェックしてました。ちなみにブラウザのトップページはgooにしてます。金曜日までの週間予報は「時々」か「」だったので、「お、これはなんとか乗り切れるかな」と喜んでました。
でも土曜日、朝起きて、カーテンを開ける前にパソコンのブラウザを開けて、天気予報を見てみると「」だけになっている。「え?」と思ってカーテンを開けると、外は見事に曇ってる。「天を仰ぐ」という言葉の意味ほど大げさな気持ちにはならなかったけど、やはり晴れてるに超したことはなかったので、あらまあ、と、上を見上げました。




土曜日の朝、最寄り駅で撮った空。微妙に薄曇りなんですよね。なんとなく空が見えそうな感じもするんだけど、でも実際は滋賀に入っても長浜に着いても、ずっと曇り通しでした。
16時にホテルにチェックインして、すぐにジョギング用の服に着替えて、出発しました。今回の旅行は友人と行っていて、その友人も「走る」と言ってジャージを持って来てました。ただ彼はおそらく高校卒業以来、運動らしい運動はしていないので、途中で歩いたり止まったりするだろう、と思って、時間的に余裕を持って早めに出発することにしました。日没が17時くらいのはずなので、その前後15分は琵琶湖にいたいと考えていたからです。でも急ぎたくはなくて、お互い話が出来るくらいのペースを保ちました。




長浜駅前に、16時半くらいに到着。琵琶湖は駅の向こう側で、そんなに距離はありません。ここで16時半なら間違いなく15分後には琵琶湖に着けます。




長浜城です。琵琶湖に面する豊公園(ほうこうえん)内にあります。琵琶湖は目と鼻の先。
曇り具合はご覧の通りで、このあたりでさすがに「今日は夕日を拝めそうにないな・・・」と諦めました。
それに、実際に琵琶湖を見ると「まあいいや」と自然に思えたんです。




琵琶湖の静かな雰囲気が、前から好きなんですよね。これまでに何回か来たことがあって、それは西岸の方ですけど、何回来ても、好きでした。その頃はジョギングはしてなかったから、この日、走れるだけでも「まあいいや」と思えました。
ここから、友人と別行動を取りました。僕は、全然速くはないですが1年続けて来たのでなんとか止まらず走る事ができるし、友人とペースを合わせていると、ちょっと走りづらい、というのがありました。




ここからは琵琶湖沿いの一本道を延々と走って行きます。だから「今、4時50分やろ。ここから俺、15分走って、戻ってくるから。(友人は)ゆっくり走って。もし途中で道が分かれてたら俺そこで引き返すから、すれ違う事はないから」という事にしたんです。




そして15分走ったあたりの画像。この道、すごく気持ちよく走れました。この後友人に言われて気づいたんですけども、歩道がフラットで高低差もないので、走りやすい、というのもあったと思います。
琵琶湖は、ずっと見えている訳じゃなくて林に遮られることも多かったけど、目にする琵琶湖も、それに林も、薄目の夕暮れも、始めて走る場所は色々なものが綺麗でした。
もう日は落ちていて、というかこの時「なんで湖の向こう側じゃなくて走っている方向が色づいてるんだろう」と思いながら走ってたんですが、この日はここまでで折り返し、友人の方へ再び走り始めました。




友人は思いの外たくさん走っていて、すぐに落ち合えました(画像の少し右あたり)。学生時代は--ちなみに彼とは小学4年に知り合って小中高と同じです--彼のほうが全然運動神経良かったし。さすがに地力が違うなと思いました。この後は特に焦る必要もないし、基本的に歩いて、時々走って、というふうにしてました。
「これからはウオーキングから始めて走る」とか、友人は普通のスニーカーで走ってたので「とりあえず専用のを買ったほうがいい」とか、「お互いオッサンやから代謝落ちてんで」とか、そういう話をしてる時に、ふと友人が後ろを振り返って「あ、キレイやで」と言いました。なので自分も振り返ってみたら、






え!!

なんだその奇跡のカムバック的な夕焼けは!ってかなんで改めまして琵琶湖に陽が落ちてへんねん!俺は今どこを走ってんねん!

完全にテンパりました。友人は思わずそっちのけで、アームポーチに入れてたデジカメを引っ掴んで辺りをウロウロし始めて、琵琶湖側の草むらに走り出しました。草むらに向かってジャンプしました。ジャンプとか久々にしたわ。




あぁー、ギリギリ見える。あぁー、綺麗だわ。めっちゃ綺麗だわ。
やっぱり琵琶湖側に陽が落ちてるのか。もっと近づきたいなぁー。




あそこの、葉が茂ってる木と葉の無い木のあたりまで草をかき分けて行けば、なんとか琵琶湖が一望できそうだったんです。そこまでの細い道筋も出来てるっぽかったので、半パン姿で怖々、おおい茂る草むらへ割入ってみたんですが、途中で挫折してしまいました。大きな、お蜘蛛様がいらっしゃいまして・・・。




でも、これだけ綺麗な夕焼けを見られたんだから。十二分に心を満たされました。なかなかお目にかかれる色彩じゃなかった、と思います。
そして、ここから暗闇に落ちていく琵琶湖がまた素晴らしかった。




だんだん、湖面がピンク色に染まっていったんです。辺りが夜になってからも湖面だけ淡い桃色に、ぼうっと光り続けていて、その余韻は自分達が離れるまで消えることがありませんでした。
本当に、来て良かったと感じた数十分でした。



* * * * *



・・・という長浜旅行でした。
まあ、もうちょっと方向とか考えて走ってれば綺麗な琵琶湖の夕焼けが見れたんでしょう。でも、結果オーライという事で。めちゃめちゃ綺麗でした。
これだけのものを見せられると、やはり琵琶湖というものに、そして長浜というものに思い入れを持ってしまいます。いっこ下の更新で黒壁美術館について書いてますが、館の方と話している時にこの事(前日の夕焼けが綺麗だった)について触れると、館の方も「ああ!確かにあの時はとても綺麗でしたね)と仰っていました。
つまり、毎回あんな夕焼けを見れる訳じゃないということですね。そりゃそうですよね。でも、やっぱり、また行きたいなあと思うんですよ。黒壁スクエアや、いろいろな所も見たいですし。
それに、町の中の「量感」みたいなものが、例えば建物の高さや、密度や、人の多さだとかが、自分に丁度合っていたんです。簡単に言うと「落ち着いた雰囲気」になるかもしれません。

そういった訳で、年に1回、○周年記念で様々な場所に行ってジョギングしたいと思っていたけど、今はそれよりも長浜に何回か足を運んで、ゆっくりと散策やジョギングを楽しみたいな、という気持ちになってます。良さげな呑み屋さんも多いみたいですし、地酒と地のものも味わいたいです。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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あの日の夕焼けは・・・ (遮那王)
2009-10-28 18:07:44
あの日の夕焼けは、和泉でも綺麗でしたよ!
職場の駐車場から、いい感じに夕日が見れるので、ほぼ毎日見ています。たいてい雨の後とか曇リの日の夕日が美しいです。
あの日のは今まで見た中で一番綺麗で、すごく印象深いですね。
だから、お写真拝見して、あ!あの時の!って思って驚きました。
確かに日にちも同じだし。
きっと、友坊主さんがジョギングの後に、しかも琵琶湖という最高のロケーションで見たあの夕日は本当に心に染みた事でしょう。
絶対、一番良いタイミングで行ってると思います!羨ましい~★
素晴らしい旅行ですね!
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Unknown (友坊主)
2009-10-28 22:07:31
おぉ、あの夕焼けは和泉でも見えてたんですか・・・。それはちょっと凄いですね。
今まで「こちらで夕焼けが見えてるけどそちらではどうですか」という会話を、よく考えたらした事がないです(笑)。
とすると、あの夕焼けは一体どれだけの範囲の、どれだけの人が見ていたんだろう、と想像すると、なんだか感慨深いものや不可思議なものを感じます。
あの日は夕日や夕焼けを完全に諦めていたので、その振り幅も手伝って、今までになく印象強い夕焼けでした。
その夕焼けを琵琶湖で見れたというのは、もう、旅の醍醐味ここにありという感じで(笑)、日常の雑事がサーっと洗われていきました。
遮那王さんの仰るとおり、一番綺麗だったかもしれません。とても素晴らしい夕方でした。
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