少し成長

2017-01-11 00:36:01 | 映画・サントラ
今年こそはジャズが聴けるようになりたいと思う。楽器別に考えてみると、一番やっかいなのはトランペットだ。なにしろマイルスでつまずいているのだから、そこから進みようがない。ビッグバンドの甲高く叫ぶようなプレイはいいと思うのだが、マイルスのようなミュートされた音がとつとつと続くと凄さがよくわからない。
映像で感動すれば音楽もわかるかと思い年末に観てきたのが「ブルーに生まれついて」である。チェット・ベイカーという実在の白人トランペッターの物語。年代も50~60年代でロックの時期だとばかり思っていたが、マイルスもいてジャズも黄金期だったらしい。チェットもそんな中の1人。物語が上手く演出されていてラストが鳥肌もの。映画はやっぱりいいなあとすっかり満足した。で、肝心の演奏だがやっぱりジャズは難しい。だが、どれがいい演奏で、どれが下手くそかというのはなんとなく分かった。ただ、うまい演奏にしびれるほどの感受性はまだないが。今年も精進していきたいと思う。