トルコに行ったとき朝ごはんはスープとパンという定番メニューがあった。スープは常に五種類ぐらいあって、あるときイシュケンベ(羊のモツスープ)を選んだ。まあこれが壮絶なシロモノで、もともと私の好みではない動物性油(超こってり豚骨ラーメン的な)に、糞の香りが漂うスープなのだ。モツのダシと塩ぐらいしか入っていないであろう味付け。それでも真ん中あたりは少しうまいと感じるレベルでさすがはトルコ料理だった。(ちなみに上澄みと底溜りはクセが二倍増し)
で今回は ROLLING STONESの「 Goats Head Soup 」だ。ストーンズのアルバムの中でもトップクラスの統一感がある。とは言っても幅は広い。どろどろのブルースにヘビーな歪んだ曲に哀愁漂うメロディーに民族音楽もどき。そしてそのどれもが「これぞストーンズ」と唸りたくなる出来映え。特にミック・ジャガーの歌とビル・ワイマンのベースは絶好調で、そこにホーンやピアノが絡んだごちゃまぜなバンドサウンドがいい!この必要以上にテクニックにこだわらず、ひたすらストーンズっぽい曲を様々なパターンで生み出すところがストーンズがストーンズたる所以であり、このアルバムの良いところなのだ。ストーンズという大鍋で煮込まれたスープは材料が何であれ、どの部分をすくっても間違いなくストーンズを味わえるのだ。
で今回は ROLLING STONESの「 Goats Head Soup 」だ。ストーンズのアルバムの中でもトップクラスの統一感がある。とは言っても幅は広い。どろどろのブルースにヘビーな歪んだ曲に哀愁漂うメロディーに民族音楽もどき。そしてそのどれもが「これぞストーンズ」と唸りたくなる出来映え。特にミック・ジャガーの歌とビル・ワイマンのベースは絶好調で、そこにホーンやピアノが絡んだごちゃまぜなバンドサウンドがいい!この必要以上にテクニックにこだわらず、ひたすらストーンズっぽい曲を様々なパターンで生み出すところがストーンズがストーンズたる所以であり、このアルバムの良いところなのだ。ストーンズという大鍋で煮込まれたスープは材料が何であれ、どの部分をすくっても間違いなくストーンズを味わえるのだ。