北海道は「食べ物はおいしいけど人のもてなしが今ひとつ」 じゃらん旅行者調査

北海道は食べ物がおいしいけれど、もてなしの心を感じる場面はあまりない－。リクルート（東京）の調査機関「じゃらんリサーチセンター」の旅行者調査から、道内旅行に対するこんなイメージが浮かび上がった。観光のライバルである沖縄は、もてなしに対する満足度を含む複数の項目で４７都道府県中トップを獲得。大きく差をつけられる結果となった。

テーマ別では「地元ならではのおいしい食べ物が多かった」が、北海道は７０・９％で高知の７７％に次ぐ２位だった。新鮮な海の幸が評価を得た。沖縄は６６・３％の５位。

「魅力ある特産品、土産物が多かった」は、北海道が５６・２％の４位。上位３位は沖縄（６８・９％）、京都（５８・８％）、長崎（５７・４％）だった。「魅力的な宿泊施設が多かった」は、北海道が４１・９％の７位にやや後退。１位は海に面したリゾートホテルの人気が高い沖縄（５７・５％）で、２位には大分（５２・２％）が入った。

一方、旅の満足度を大きく左右するサービス面は深刻な結果に。「地元の人のおもてなしの心を感じた」は、北海道は２７・４％の２１位と振るわない。１位は沖縄（５０・１％）で、２位の鹿児島（３７・４％）も大幅に引き離した。結果について同センターは「北海道人気は高いだけに、サービス面などが向上できれば、より魅力的な地域になる」と指摘している。

調査は全国の２０－７９歳の男女を対象に実施。インターネットを使い、昨年度に国内の宿泊旅行をした１万２８０人の回答を集計した。

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