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《2/2読了 新潮文庫 1987年刊 【日本の小説】 あわさか・つまお(1933~2009)》
各界の70人に“人生を変えた1冊”を聞いた「座右の本」(原田かずこ/宝島新書/2013年刊)の中で、綾辻行人があげている本です。
すでに何十冊と買ってはみんなにプレゼントしている、というのを読むと期待は高まる一方なんですが、その期待は裏切られなかったです。
話はというと、ある新興宗教団体を舞台にタイトルにもあるヨギ・ガンジー氏とその仲間が謎を解くミステリー。
ストーリーそのものはもちろん、作者がこの本にしのばせたあるしかけ(しかけがあること自体は帯に書いてある)にもびっくりです。
さっき、テレビでキラのマジックを見ていて、その受け手の心を誘導するテクニックにすごく共通点があるなあ、と感じました。
泡坂妻夫自身もマジシャンなんですね。
さらに、テクニック以上のもの、例えば情けだったり愛嬌だったりサービス精神だったりが、一層両者の確かな実力を引き立てているというすばらしさ。
あー。わたしも誰かにプレゼントしたい。
/「しあわせの書 迷探偵ヨギ ガンジーの心霊術」泡坂妻夫
各界の70人に“人生を変えた1冊”を聞いた「座右の本」(原田かずこ/宝島新書/2013年刊)の中で、綾辻行人があげている本です。
すでに何十冊と買ってはみんなにプレゼントしている、というのを読むと期待は高まる一方なんですが、その期待は裏切られなかったです。
話はというと、ある新興宗教団体を舞台にタイトルにもあるヨギ・ガンジー氏とその仲間が謎を解くミステリー。
ストーリーそのものはもちろん、作者がこの本にしのばせたあるしかけ(しかけがあること自体は帯に書いてある)にもびっくりです。
さっき、テレビでキラのマジックを見ていて、その受け手の心を誘導するテクニックにすごく共通点があるなあ、と感じました。
泡坂妻夫自身もマジシャンなんですね。
さらに、テクニック以上のもの、例えば情けだったり愛嬌だったりサービス精神だったりが、一層両者の確かな実力を引き立てているというすばらしさ。
あー。わたしも誰かにプレゼントしたい。
/「しあわせの書 迷探偵ヨギ ガンジーの心霊術」泡坂妻夫