《8/26読了 朝日新聞社 1998年刊 【日本の詩歌 俳句 エッセイ】》
谷川俊太郎との対談で、目覚時計は嫌い、だってあれ12時間しか使えないでしょう、と言い放った(それでわたしはこの人が大好きになった)岸田今日子の俳号は「眠女」。
エッセイに俳句を織り交ぜた1冊です。
よく眠る人だというのが象徴するように、なんだか半身あちらの世界を漂っているような感じ。
なのに読後感はものすごく鮮やかという不思議な本です。
娘さんや多くの友人たち、印象に残った旅や仕事など、さまざまな思い出が、まるでこの世ではないどこかから振り返っているように語られます。
霧がかったような透明感のある文章に、しばしばドキッとするような鋭く重い表現があるのもいい。
ちょっと疲れた時や荒れてきたな~と感じる時に効きますよ。
谷川俊太郎との対談で、目覚時計は嫌い、だってあれ12時間しか使えないでしょう、と言い放った(それでわたしはこの人が大好きになった)岸田今日子の俳号は「眠女」。
エッセイに俳句を織り交ぜた1冊です。
よく眠る人だというのが象徴するように、なんだか半身あちらの世界を漂っているような感じ。
なのに読後感はものすごく鮮やかという不思議な本です。
娘さんや多くの友人たち、印象に残った旅や仕事など、さまざまな思い出が、まるでこの世ではないどこかから振り返っているように語られます。
霧がかったような透明感のある文章に、しばしばドキッとするような鋭く重い表現があるのもいい。
ちょっと疲れた時や荒れてきたな~と感じる時に効きますよ。