HEY HEY MY MY

和・洋問わず音楽を聴いて、思ったこと、感じたことを時々、こそっと、書きます。

Gary Moore - Business as usual

2011年06月25日 | ロック
 1982年夏、新星堂レコード店のスピーカーからは、The end of the worldがひきりなしに流れていた。兄が最初に聴いていた彼のレコードをきっかけに彼のレコードを過去へ過去へとさかのぼっていった。Thin Lizzyとであったのは高校の同じ部活動の同級生の影響。彼のレコードを求め東京のタワーレコードへもいった。大学時代は、中古レコード店へ通い彼のレコードを手にした。
 この音楽はバージンレコードレーベル最後のアルバムの最後の曲。その後、マイナーレーベルへ移籍。幾度の新作を発表するも以前のような演奏はアルバムで聴くことはできなくなった。
 この曲は彼が音楽と出会ってから、結婚、離婚に至るまで生々しい彼の半生がその歌詞。アイルランドという20世紀の紛争地帯で生まれ、故国に寄り添いながらアイルランドの平和を願い続けた。ギター演奏にもアイルランドの調べを導入し、後のゴシックメタルバンドにも多大な影響を与えた。

 フィルとコージーと天国でのセッションを
 冥福を祈る。
(2011-02-08 09:18:54 記)

アイルランド新聞の報道によるミュージシャンのコメント(2011/2/14 追記)

(2011/6/25 リンク変更)
Gary Moore - Business As Usual - Montreux 1997
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Pat Metheny - And I Love Her (The Beatles)

2011年06月19日 | フュージョン
 朝の風が、寒さから涼しさに変わる頃。この地域は蝦夷梅雨とよばれる、長雨の時期に入る。季節の到来はエゾハルゼミが告げ、一気に夏へと向かう。
 もっとゆっくりと、と願っても駆け抜けるように季節は過ぎてゆく。

Pat Metheny - And I Love Her (The Beatles)
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ZONE 『FINAL in 日本武道館』

2011年06月06日 | JPOP
 このブログに、彼女たちのことを書くことに多少の違和感を覚えつつ、それでも音楽の一つの形態と、そして音楽への向き合い方を考えさせてくれたバンド(ユニット)ということで。
 ZONEは、当初、ダンススクールのダンスユニットだったという。インディーズで発売されたシングル「believe in love」は札幌ではチャート1位を記録した。当時、バラエティー番組の取材で注目され、メジャーデビューした北見出身の「ホワイトベリー」が活躍していた。
 彼女たちの全国展開にあたって、ソニーミュージックは、付加価値が必要と考え、彼女たちに楽器を持たせた形態でメジャーデビューとなった。いわゆる女子バンドブームへの便乗だった。「バンドル」という造語もあわせて送り出し、彼女たちは一定の知名度を持つようになった。メジャーデビュー当時、小学生と中学生。彼女たちの芸能活動は土日と長期休業に限られていた。
 多くのタレントがそうであるように、デビューを果たすと東京へ「移住する」。大方の関係者もおそらく将来的には、東京の高校へと考えていたのではないだろうか。しかし、商業音楽の世界で「勝ち上がって行く」には、彼女たちは貧欲すぎたし、所属事務所も彼女たちの人生にそこまで関与すべきでないと判断していたのかもしれない。結局、彼女たちは地元の高校に通学した。卒業を機に解散するが、最後まで札幌と東京の往復を止めなかった。プロモーション活動にかなりの支障があったことだろう。

 出発点からして、ホワイトベリーの「二番煎じ」的に写った層からは、「演奏のできないバンド」と評され続けたが、解散後に発売されたアルバムは、オリコン1位。国内の記録ではビートルズ以来。
 先日入手した武道館のライブを観ると、多少のオーバーダビングはあるものの、(演奏のミスも含め)彼女たちの演奏が繰り広げられる。ロックバンドに女性が少ない理由は、昔は音圧(ギター、ベースの弦をはじく力など)が細いからだとどこかで聞いたことがあるが、現在の機材ではそれを感じさせることはなく、かつての「ショーヤ」を彷彿させた。

 普通の10代に戻った彼女たちの演奏を間接的にでも聞く機会はもうないだろうが、楽曲を提供し続けた町田紀彦氏と創り出した作品は、時々はオンエアーされるだろう。量産音楽の世界にあって、10代の前半の男女を対象にした純朴な作品は希有であった。そして、彼女たちにとっても、傍観者の私にとっても、地方の女子学生がアイドルたり得た、バンドたり得たということは、奇跡だったように思う。

 都会にでてしまえば、大概、地方(立脚点)を忘れて行くのだ。訛りも「矯正」され、全国共通の「商品」としてより洗練されてしまうのだ。

 DVDの最後に、スタッフらとの集合写真があるのだけれど、小さな小学生くらいの女の子も写っていて微笑ましい。誰かの家族か。その1枚で、日常の中で彼女たちがあったし、だからこそ彼女らの音楽の内容は日常のことだったのかな、と思った。

 冬になると、「白い花」をCMソングに使ったコマーシャルを思い出す。何だったけなー。

初稿 2005-11-17 23:19:19

2011年8月に、1か月限定で再結成されることが発表された。

Zone Final Live in Nippon Budokan - 卒業 Sotsugyou (Chapter 30)


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ClariS Neomoon

2011年06月06日 | JPOP
 北海道札幌市にあるスタジオランタイム所属といえばZONEが真っ先に浮かぶ。去年の秋、中学生2人組のユニットがメジャーデビューし、一気にオリコンチャートを駆け上がった。所属プロダクションはスタジオランタイム。2人組のユニット「ClariS
 元々は、ニコニコ動画のカテゴリー「歌ってみた」の「歌い手」アリス☆クララ(ニコニコ動画では歌を歌う動画を投稿する人をこう呼ぶ)。

 アニメ関連のテーマ曲を中心に活躍。音程が揺れることなく伸びるタイプ。顔出しなしのスタイル。地方からの動きに注目したい。


【中①女子☆二人】「君の知らない物語」を歌ってみた アリス☆クララ


ClariS_Neomoon【高音質】

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