降って来るもの

写真と散文とぽえむ

聴心記.ⅩⅩⅨ

2017-12-08 14:04:06 | 聴心記

                  ⅩⅩⅨ「問題なのは」

 

順風の時は

尖ることなど如何程もない

満帆の時は

ココロに掛かる彼是など

 簡単に霧消する

凪のそよ風に会えば

昨日を向いて大息を吹いて明日の推進力にする

さて、無風が訪れたら・・

 必死で空気を漕いで渦巻きを創るのだ

 

問題なのは

昨日へ過去へ亡羊へと

 更にその先の闇へ無へと

後退りさせようとする逆風に晒された場合だ

強弱方向寒暖長短大小と

様様に姿や形を変えて襲ってくるが

 その暴虐に抗うしかない

 

何を武器に立ち向かう?

何を力量にして挑む?

何を振り絞って闘う?

 僕らは天与のイノチを丸ごと捧げて

荒ぶ雑多の中で自問しながら立ち続けるのだ

どうすれば

前進出来るのかを模索しながら

 

それを創造主は「人生」と名付けた

それゆえ

その答えを見つけるに一生かかる人も居る

*11/08 14:26 万甫

 

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昨日も一昨日も

2017-12-08 06:09:41 | 夕景

            ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます!!

 

昨日も一昨日もお天気が良かったので、例によって夕方のwalkingでは立ち止まり見回して焦点を合わせの夕空撮影会になりました。

初冬の空気は痛いほど寒くて、それだけに澄み渡って・・

        

恐竜の肋骨の化石のような雲が

       

是は怪鳥の・・

       

夕焼けの空へ

美しい色層を作る!!

振り返れば、何時ものように北東の山々は「黄昏blueに包まれる^。^

  

12/08 06:09 まんぼ

 

 

 

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聴心記.ⅩⅩⅧ

2017-12-08 05:36:14 | 聴心記

                    ⅩⅩⅧ「本当のぼくは」

 

書いた人は僕なのか

付いているのは

 僕が付けた足跡なのか

あれを言ったのがボクで

これを伝えようとするのがボクの実体なのか

 アナタを恋しがったのはbokuで

bokuが待ち続けたのはanataで・・

 

過ぎてしまえば

全ては薄暗がりの曖昧さに隠れて

何が本当だったのか

どれがBOKUだったのかさえ分かり辛くなる

 

何しろ現実を生きる実感は

たった今と

 約束無しのその先にしかない

後ろには

手にした瞬間から傾れる亡羊の無が拡がる

 

何という尖った剣が峰を

何という鋭い切っ先を

何という際どい脆さを

何という儚い有無の連鎖を

 辿るしかない、僕らだ

 

その束の間に

僕やボクやBOKUを鮮明にしたとて

 何の意味がある

あの日、アナタを愛したのは僕で

昨日、ANATAへ

 聴心記ⅩⅩⅦを書いたのはBOKUで・・

今朝JINENに包(くる)まれて

penを走らせた右手は確かに僕のもので・・

 

それでいい

それが事実なのだ

今、この瞬間にしか

 ”本当のぼく”は居ないのだから

                     「何か?を」

 

きっと僕にできる何かを

過たず熟すようにと

 此の沈黙のしじまに

目的に相応しい時間の長さを

付与してくれたのに違いないと

僕は唯ひたすらにその何か?を

 出来るかも知れぬ何か?を

イノチのある限り追い続ける

例え、つまり、結局

 解らぬままの終焉を迎えるとしても

僕は威張って報告できるだろう

迷わずに歩いた、その過程の

 勤勉と潔さの事を!!

*12/08 05:36

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