リカバリー志向でいこう !  

精神科医師のブログ。
弱さを絆に地域を紡ぎ、コンヴィヴィアルな社会をつくりましょう。

ほたか・野の花 NPO法人に

2009年10月20日 | Weblog
長野県内にはあちこちに「憩いの家」という地域の精神障がい者があつまれる小さな居場所がある。

安曇野市、穂高にも数年前家族の集まりが中心となって立ち上げた憩いの家があり、行政の建物に部屋を借りほぼボランティアで運営している。
しかし来年度から県の単独事業であった精神障害者憩いの家事業が廃止になるので、いままでの活動を継続するためにNPOを立ち上げることになった。来年4月からのNPO移行に向けて準備をして地域活動センター3型として同様に継続運営していく方針だ。

その運営の中心となっている方がPSWの資格取得の勉強のために安曇病院に実習きていたときに知り合ったのが縁で今年から毎月、地域の方に向けての精神障がいに関しての勉強会を行ったりしていろいろ教えていただいている。

そうしたこともあり今回、NPOに移行するに当たって役員としてお手伝いをさせてもらうことになった。NPOの立ち上げにかかわるのは初めての経験で総会や会則、予算など勉強になることしきり。

以下、設立の趣意書 

精神障がいとともに生きる人は、病気の苦しみのみならず、社会生活においても様々な生きづらさを感じながら地域社会の片隅でひっそりと暮らしています。
しかし、わたしたちの地域においても精神障がいに対する理解は十分すすんでいるとはとても言えません。
「NPO法人・ほたか野の花」は、弱さを絆に人と人とが出会い、それぞれの持ち味を生かし分かち合い支え合える場(医、職、住、友、遊)を地域の中につくり育てます。
そして当事者が癒され、生きる力を得て、地域で安心してくらしリカバリーを果たしていくのをみんなで支えます。
これらの活動を通じて地域をつむぎ、だれもがお互いのことをおもいやり、自分らしく暮らしつづけることができ、生きていてよかったと思える、そんなあったかい元気な街づくりに地域の一員として参加します。



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