助手 「今度はアウディから新しいのが出ましたね。」
所長 「A5スポーツバックじゃな。」
助手 「それにしてもここんとこのアウディの新車攻勢はとどまるところを知りませんね。」
所長 「販売も好調みたいじゃし、まだまだ行きそうじゃな。」
助手 「A4のセダンとアバントがあって、クーペのA5にカブリオレ、今度のスポーツバックとA4ベースも随分ラインナップが広がりましたね。」
所長 「SUVのQ5もあるしの。」
助手 「あっ、そうですね。」
所長 「あと日本には入っとらんけど、A4にもオールロード・クワトロがあるらしいの。」
助手 「いくらなんでも増やし過ぎな感じがしますよね。」
所長 「今度のジュネーブではA1が出るらしいの。3ドアみたいじゃし、5ドアはスポーツバックとして出るんじゃろうな。」
助手 「一体、どこまで増やせば気が済むんでしょうかね。」
所長 「なんて言うか、縦の行にA4やA6、A8のサイズ展開を書いて、横の列にセダンやワゴン、クーペ、SUVとボディスタイルを書いた表をつくってじゃな、空いてる欄を埋めていっとるような感じじゃな。」
助手 「ホントそんな感じがしますよね。」
所長 「まぁ、トヨタみたいに埋まっとる欄に無理やり新規車種をつくったりするのから比べたらマシなんじゃろうけどな。」
助手 「確かに。」
所長 「それにたくさん車種を増やしてもどれもおんなじ方向をむいてるのは、コンセプトがしっかりしとるプレミアムブランドならではなんじゃろうな。」
助手 「そうですよね。これが国産メーカーだったらクルマごとにあっちこっちむいてますよね。」
所長 「ま、それぞれの地域の多様なお客に合わせた結果なんじゃろうし、それがダメというわけでもないんじゃけどな。それにレクサスやインフィニティなんかの高級ブランドではちゃんとしとるしの。」
助手 「ですね。」
所長 「ま、空欄を埋め尽くしてしまえばアウディも新しいタイプのクルマをつくるか、違うコンセプトに移らんといかんのじゃろうけど、まだまだ空欄がたくさんあるし、困ることはないんじゃろう。ライバルメーカーにある車種だけでも6シリーズに当たるA7やCLSに当たるA7のスポーツバック、CLに当たるA9、X1に当たるQ3なんかは、既存のプラットフォームを使えるし、その気になれば簡単につくれそうじゃしな。」
助手 「言えてますね。」
所長 「とは言ってもアウディの販売量は圧倒的にA4が占めとるから、デカいクラス、それも数の出んクーペやカブリオレなんかは、今の情勢では出しにくいじゃろうな。今後はA3、A1なんかを充実させて来るんじゃないかの。」
助手 「でも小さいクラスになるとグループ内のフォルクスワーゲンやなんかと競合することになるんじゃないですか。」
所長 「そうじゃ。じゃからアウディと言う個性が必要になるんじゃ。小さいクラスでもデカいのと遜色のない品質じゃとか、おんなじ方向をむいとるコンセプトやデザインなんかが他のブランドとの差別化になるじゃろ。」
助手 「それもそうですね。ところでA5のスポーツバックですけど、どうなんですかね。この間の5シリーズのグランツーリスモと一緒でセダンのプレステージ性、ワゴンの使い勝手、クーペのエレガントなスタイリングなんかを融合してるそうですけど、結局それをやると通常のセダンやアバント、A5の客を取ってしまうことになるんじゃないでしょうか。」
所長 「そんなことないじゃろ。セダンには動力部分と荷室とを完全に分離した3ボックスならではの贅沢な居住空間の良さがあるし、ワゴンの積載能力が必要なモンもおるじゃろ。クーペに関しては4ドアクーペなんて論外じゃ。」
助手 「うーん、じゃあA5のスポーツバックはいいとこ取りのように見えて実は中途半端なクルマに過ぎないということですか。」
所長 「そうでもないんじゃ。」
助手 「どういうことですか。」
所長 「要は昔からある5ドアなんじゃ。スポーツバックって言うからわかりにくいんじゃが、ワゴンのことをアバントと呼んどるのと一緒なんじゃ。知っての通り5ドアってセダンのようにもワゴンのようにも使える合理的なパッケージングじゃろ。」
助手 「そうですね。」
所長 「実用的な部分が高級感に欠けるからか、一部のフランス車を除いて高級車には採用されとらんかったんじゃ。」
助手 「そうですね。トヨタもレクサスではプリウスじゃなくってセダンのHSにしてますしね。」
所長 「それがじゃな、利便性重視だった5ドアがクーペフォルムをまとうことによって、高級車市場でも人気を得ることになったと考えれば、そう悪い話でもないじゃろ。」
助手 「あっ、そういうことですか。」
所長 「本来はA5じゃなくってA4の1バリエーションなんじゃろうな。ただそれではただの5ドアに見られるからA5の名前とデザインを拝借したといったところじゃろ。」
参考資料
アウディ A5スポーツバック(アウディ ジャパン 株式会社)
アウディ A5(轟クルマ文化研究所)
アウディ A4(轟クルマ文化研究所)
フォルクスワーゲン・パサートCC(轟クルマ文化研究所)
Yahoo!グループ 轟クルマ文化研究所
所長 「A5スポーツバックじゃな。」
助手 「それにしてもここんとこのアウディの新車攻勢はとどまるところを知りませんね。」
所長 「販売も好調みたいじゃし、まだまだ行きそうじゃな。」
助手 「A4のセダンとアバントがあって、クーペのA5にカブリオレ、今度のスポーツバックとA4ベースも随分ラインナップが広がりましたね。」
所長 「SUVのQ5もあるしの。」
助手 「あっ、そうですね。」
所長 「あと日本には入っとらんけど、A4にもオールロード・クワトロがあるらしいの。」
助手 「いくらなんでも増やし過ぎな感じがしますよね。」
所長 「今度のジュネーブではA1が出るらしいの。3ドアみたいじゃし、5ドアはスポーツバックとして出るんじゃろうな。」
助手 「一体、どこまで増やせば気が済むんでしょうかね。」
所長 「なんて言うか、縦の行にA4やA6、A8のサイズ展開を書いて、横の列にセダンやワゴン、クーペ、SUVとボディスタイルを書いた表をつくってじゃな、空いてる欄を埋めていっとるような感じじゃな。」
助手 「ホントそんな感じがしますよね。」
所長 「まぁ、トヨタみたいに埋まっとる欄に無理やり新規車種をつくったりするのから比べたらマシなんじゃろうけどな。」
助手 「確かに。」
所長 「それにたくさん車種を増やしてもどれもおんなじ方向をむいてるのは、コンセプトがしっかりしとるプレミアムブランドならではなんじゃろうな。」
助手 「そうですよね。これが国産メーカーだったらクルマごとにあっちこっちむいてますよね。」
所長 「ま、それぞれの地域の多様なお客に合わせた結果なんじゃろうし、それがダメというわけでもないんじゃけどな。それにレクサスやインフィニティなんかの高級ブランドではちゃんとしとるしの。」
助手 「ですね。」
所長 「ま、空欄を埋め尽くしてしまえばアウディも新しいタイプのクルマをつくるか、違うコンセプトに移らんといかんのじゃろうけど、まだまだ空欄がたくさんあるし、困ることはないんじゃろう。ライバルメーカーにある車種だけでも6シリーズに当たるA7やCLSに当たるA7のスポーツバック、CLに当たるA9、X1に当たるQ3なんかは、既存のプラットフォームを使えるし、その気になれば簡単につくれそうじゃしな。」
助手 「言えてますね。」
所長 「とは言ってもアウディの販売量は圧倒的にA4が占めとるから、デカいクラス、それも数の出んクーペやカブリオレなんかは、今の情勢では出しにくいじゃろうな。今後はA3、A1なんかを充実させて来るんじゃないかの。」
助手 「でも小さいクラスになるとグループ内のフォルクスワーゲンやなんかと競合することになるんじゃないですか。」
所長 「そうじゃ。じゃからアウディと言う個性が必要になるんじゃ。小さいクラスでもデカいのと遜色のない品質じゃとか、おんなじ方向をむいとるコンセプトやデザインなんかが他のブランドとの差別化になるじゃろ。」
助手 「それもそうですね。ところでA5のスポーツバックですけど、どうなんですかね。この間の5シリーズのグランツーリスモと一緒でセダンのプレステージ性、ワゴンの使い勝手、クーペのエレガントなスタイリングなんかを融合してるそうですけど、結局それをやると通常のセダンやアバント、A5の客を取ってしまうことになるんじゃないでしょうか。」
所長 「そんなことないじゃろ。セダンには動力部分と荷室とを完全に分離した3ボックスならではの贅沢な居住空間の良さがあるし、ワゴンの積載能力が必要なモンもおるじゃろ。クーペに関しては4ドアクーペなんて論外じゃ。」
助手 「うーん、じゃあA5のスポーツバックはいいとこ取りのように見えて実は中途半端なクルマに過ぎないということですか。」
所長 「そうでもないんじゃ。」
助手 「どういうことですか。」
所長 「要は昔からある5ドアなんじゃ。スポーツバックって言うからわかりにくいんじゃが、ワゴンのことをアバントと呼んどるのと一緒なんじゃ。知っての通り5ドアってセダンのようにもワゴンのようにも使える合理的なパッケージングじゃろ。」
助手 「そうですね。」
所長 「実用的な部分が高級感に欠けるからか、一部のフランス車を除いて高級車には採用されとらんかったんじゃ。」
助手 「そうですね。トヨタもレクサスではプリウスじゃなくってセダンのHSにしてますしね。」
所長 「それがじゃな、利便性重視だった5ドアがクーペフォルムをまとうことによって、高級車市場でも人気を得ることになったと考えれば、そう悪い話でもないじゃろ。」
助手 「あっ、そういうことですか。」
所長 「本来はA5じゃなくってA4の1バリエーションなんじゃろうな。ただそれではただの5ドアに見られるからA5の名前とデザインを拝借したといったところじゃろ。」
参考資料
アウディ A5スポーツバック(アウディ ジャパン 株式会社)
アウディ A5(轟クルマ文化研究所)
アウディ A4(轟クルマ文化研究所)
フォルクスワーゲン・パサートCC(轟クルマ文化研究所)
Yahoo!グループ 轟クルマ文化研究所
ハッチバックは静粛性が劣るのでその辺をうまくいなせていたら完璧です。
アウディの攻勢はいいのですが、A3以下は横置きエンジンなのでアウディらしさが薄いかなぁと…
後ろにドアがあるだけで色んな夢を見させてくれますしね。
いざとなったらワゴン顔負けの積載性があるのも嬉しいですよね。
アウディに関しては全高がA4より低くなってるのが残念です。
>アウディの攻勢はいいのですが、A3以下は横置きエンジンなのでアウディらしさが薄いかなぁと…
縦置きだからFFでもFRの他社に対抗できてる部分はあるでしょうね。
かといってコンパクトサイズでパッケージ上不利になるのを承知で縦置きにするのはBMWの後追いになりますし、難しいですよね。
ここはアウディならではの品質とデザインを武器にするのが無難でしょうね。