問答無用

ゆるい話から、ゆるい話まで語る毎日。

驚愕のオープンギミック

2011年02月20日 23時29分25秒 | 今日の独り言
なんというか
しかし
なんともいえず

眺めるしか出来なくて
だからとて直視なんて、とても出来ない

声を掛ける?
ううん ダメ
とても声なんて掛けられない
じゃあ、どうすればいいっていうのよ・・・・・・!


先日、電車に乗っていたら目の前に長身の男性(カッコイイ系)が立っていました。
お洒落なジャケット、お洒落なブーツ、おしゃ・・・

嗚呼、なんということでしょう。
ズボンの、ズボンのチャックが開いているではありませんか。
社会の窓がオープンマイハート。
もし、彼が私なら心の花が枯れてしまうぐらいショックを受けることでしょう。

うーん。
換気でもしているのかな?

・・・いや
もしかしたら・・・
彼は、わざと開けているのか?チャックを。
チャンス見つけて華麗にチャックを上げる為に。
マイケルみたいに華麗にチャックを上げる為に。
「フゥー!」とか言いながら。


そうこうしているうちに、とある駅に電車が到着し数人新たに乗り込んで来ました。
そのうちの一人のおじさんが事もあろうに、チャック兄さんと私の間に割り込む形で入って来たではないですか。
見えないよ。
それじゃ見えないよおじさん。
それじゃ「フゥー!」の瞬間が見えないよ!

電車は私の目的地である終点に到着しました。
奇跡的にチャック兄さんも最後まで乗っていました。
ついでにおじさんも乗っていました。

はぁ・・・結局チャック兄さんは、チャックを上げられないまま電車を降りるんだな。豪快にチャックを開けながら京都の繁華街を闊歩するんだな。
とか思いながら、降り際に何気なくチャック兄さんの下腹部に目をやると――

なんということでしょう。朝のトイレで閉め忘れたであろう、だらしなく開いたズボンのチャックが、固く閉じられ貝殻のように見事に閉まっているではないですか。

嗚呼っ!!
おじさんという名の壁の向こうでいったい何が起こっていたんだ!!
きっと私の見えないところで「フゥー!」をやったんだ。
そうに違いない。

これからはマイケル兄さんと呼ぼう。