昨日、カヤの2カ月ぶりの血液検査。
ALB値は2.6g/dlと標準値内に収まっており、うれしい限りだった。
もちろんホメオパシーやサプリのおかげだけれど、
理由はどうあれ、健やかであることに越したことはない。
酒井先生もほっとした様子だったので、
私はつい、最近気になっていることを口にした。
「カヤは毎日22時間くらい寝ていると思います。
このまま、こんな生活でいいのかなあと、
カヤは楽しいかなあと、考えてしまいます」と。
「こんな生活でいいのかなあ」というのは、自分のことでもあった。
3頭の黒犬が2頭に減ってしまっても、なんだかんだ世話を焼き、
毎日毎日、河川敷や樹林公園に出かけては歩き回っていた日々。
それが、カヤを迎えて、まったく耳が聞こえなくなった当初、
歩きたがらないことを理由に、外に出さなくなってしまい、
カヤの運動に関しては、何の努力もしなくなってしまった。
散歩をしなくなったおかげで、一歩も外に出ない日もある。
からだはなまるし、不健康このうえない。
自分へのダメだしばかりが増えていく。
そんな私のつぶやきに対して、酒井先生は、
「私も耳が痛いです。すっかり運動不足になって」と
まずご自分のダメだしをしてから、
「刺激のない生活は、老化を加速させるので…」
そこでぎょっとする私。先生は続けて、
「カヤちゃんが疲れない程度に歩かせてあげたいですね。
たとえば、家の中でリードウォークの練習をして、
リードで飼い主さんとつながっているという意識が持てれば、
外でも信頼して歩けるようになるのではないでしょうか」と。
ああ、そうだった! 家の中でもリードウォークの練習はできる。
リードでつながってることに安心感を持てるようになれば、
外で私の匂いが分からなくなっても、怖くないかも。
「たまには、少しでこぼこの土の地面を歩かせてあげるとか、
草の匂いをかがせてあげるとか、抱っこの散歩だっていいんです。
飼い主さんとは別の人と接する機会を持つとか、
やはり何かしら、刺激を与えてあげられるといいですね」。
何もしていなくても、どこにも出かけなくても、
視覚や聴覚から刺激を得られる私たちと違って、
真っ暗で、何の音もしない世界で生きているカヤ。
カヤに何かしてあげられるのは、私だけなのに、
「カヤは楽しいのかなあ」なんて、
そんな無責任なことを言っている場合じゃなかった。
酒井先生の言葉に鼓舞されました。
素敵な言葉をかけていただいたなあと思った。
そういえば、カヤが外を歩くのを怖がっていたのは、
まったく聞こえなくなったばかりの頃だった。
あのころは難治性の病気になってしまったために、投薬の毎日で、
すべてにおいて恐々していて、消極的になっていた。
ほかの獣医師さんで「一生室内で過ごす犬もいますから、
怖がるようなら、無理に外に連れ出す必要はないでしょう」
とおっしゃった方がいたけれど、
でも、カヤが完全に耳が聞こえなくなってから、
もう1年と5カ月が経とうとしている。
きっとカヤだって、昨日と同じじゃないはず。
地面に降ろしてみて、どんな反応をするか観察してみよう。
そう思って帰宅した際、エントランスのスロープで、
カヤを歩かせてみたら、引き取った後に練習を始めた頃のように、
ゆっくりだけど確実にリードに導かれながら、
自宅玄関まで歩くことができたのだった。
感無量! 大げさだけど、ちょっと泣けた。
酒井先生にこころから感謝した。
親身になってくださる獣医さんが近くにいて、
本当にありがたいと思った。
私もこのままじゃダメだわ。カヤと2人で努力しなきゃ。
ALB値は2.6g/dlと標準値内に収まっており、うれしい限りだった。
もちろんホメオパシーやサプリのおかげだけれど、
理由はどうあれ、健やかであることに越したことはない。
酒井先生もほっとした様子だったので、
私はつい、最近気になっていることを口にした。
「カヤは毎日22時間くらい寝ていると思います。
このまま、こんな生活でいいのかなあと、
カヤは楽しいかなあと、考えてしまいます」と。
「こんな生活でいいのかなあ」というのは、自分のことでもあった。
3頭の黒犬が2頭に減ってしまっても、なんだかんだ世話を焼き、
毎日毎日、河川敷や樹林公園に出かけては歩き回っていた日々。
それが、カヤを迎えて、まったく耳が聞こえなくなった当初、
歩きたがらないことを理由に、外に出さなくなってしまい、
カヤの運動に関しては、何の努力もしなくなってしまった。
散歩をしなくなったおかげで、一歩も外に出ない日もある。
からだはなまるし、不健康このうえない。
自分へのダメだしばかりが増えていく。
そんな私のつぶやきに対して、酒井先生は、
「私も耳が痛いです。すっかり運動不足になって」と
まずご自分のダメだしをしてから、
「刺激のない生活は、老化を加速させるので…」
そこでぎょっとする私。先生は続けて、
「カヤちゃんが疲れない程度に歩かせてあげたいですね。
たとえば、家の中でリードウォークの練習をして、
リードで飼い主さんとつながっているという意識が持てれば、
外でも信頼して歩けるようになるのではないでしょうか」と。
ああ、そうだった! 家の中でもリードウォークの練習はできる。
リードでつながってることに安心感を持てるようになれば、
外で私の匂いが分からなくなっても、怖くないかも。
「たまには、少しでこぼこの土の地面を歩かせてあげるとか、
草の匂いをかがせてあげるとか、抱っこの散歩だっていいんです。
飼い主さんとは別の人と接する機会を持つとか、
やはり何かしら、刺激を与えてあげられるといいですね」。
何もしていなくても、どこにも出かけなくても、
視覚や聴覚から刺激を得られる私たちと違って、
真っ暗で、何の音もしない世界で生きているカヤ。
カヤに何かしてあげられるのは、私だけなのに、
「カヤは楽しいのかなあ」なんて、
そんな無責任なことを言っている場合じゃなかった。
酒井先生の言葉に鼓舞されました。
素敵な言葉をかけていただいたなあと思った。
そういえば、カヤが外を歩くのを怖がっていたのは、
まったく聞こえなくなったばかりの頃だった。
あのころは難治性の病気になってしまったために、投薬の毎日で、
すべてにおいて恐々していて、消極的になっていた。
ほかの獣医師さんで「一生室内で過ごす犬もいますから、
怖がるようなら、無理に外に連れ出す必要はないでしょう」
とおっしゃった方がいたけれど、
でも、カヤが完全に耳が聞こえなくなってから、
もう1年と5カ月が経とうとしている。
きっとカヤだって、昨日と同じじゃないはず。
地面に降ろしてみて、どんな反応をするか観察してみよう。
そう思って帰宅した際、エントランスのスロープで、
カヤを歩かせてみたら、引き取った後に練習を始めた頃のように、
ゆっくりだけど確実にリードに導かれながら、
自宅玄関まで歩くことができたのだった。
感無量! 大げさだけど、ちょっと泣けた。
酒井先生にこころから感謝した。
親身になってくださる獣医さんが近くにいて、
本当にありがたいと思った。
私もこのままじゃダメだわ。カヤと2人で努力しなきゃ。
ここまで考えてくれている飼い主さんとそんなカヤちゃんに・・・。
外はやっぱりいいですね。
季節の移り変わった匂いも空気も・・・♪
それから地面の感触も、生きてる!って感じですね。
雨の日はベランダで雨の匂いもわかりますよ、きっと♪
駆け回れなくても、やっぱり自然の匂いや空気を感じさせてあげたいなあと思いました。
寝てばかりで老いてゆくなんて、もともと猟犬で快活なコッカーらしくないですもんね!