小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

映画「犬に名前をつける日」

2015-09-18 | 犬&猫との暮らし
繁殖犬の本を書くのに取材させていただき、
お世話になった「ちばわん」のメンバーの方たちや、
知って広める動物愛護活動「Say NOプロジェクト」の
斉藤さんも出演しているドキュメンタリー映画
『犬に名前をつける日』が、10月31日から
シネスイッチ銀座で公開される。




神奈川、埼玉、千葉から北海道、沖縄まで
全国順次公開予定らしいですよ。

前売りチケットは、ちばわんの「ネットショップ」や
「いぬ親会会場」でも販売中。
ちばわん特典で、保護犬シールがついてくるそうです。
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カヤへの代替療法を求めて

2015-09-17 | 犬&猫との暮らし
床の陽だまりに、カヤが丸まっているのを見たとき、
なぜか「あっ、神様がいる!」と思った。
カヤの毛がクリーム色ということもあって、
キラキラ、ボワンと輝いていて、
崇高ないのちの塊に見えたのね。

そんな、うちの神様は最近とみに尿漏れが激しくなり、
頑固な耳の汚れにも苦戦しているので、
統合医療医の森井先生に相談しに行くことにした。

しんでん森の動物病院まで、うちから16kmくらい。
かつて頼りにしていた笹塚の病院より近い。
ただ川越街道、環七と主要幹線道路を使うことになるので、
時間によっては渋滞に巻き込まれてしまうのだけど。

これまでの検査結果や病態の推移を書いたメモを持って、
出かけて行った。


病院の横には5台分の駐車スペースがあった。
1台分空いていたので、何とか駐車。
待合室には広々したスペースがあり、
壁に作り付けの木製ベンチで、何人もの飼い主さんと
ワンコ、ニャンコが待っている。
混んでいて、びっくりしてしまった。

待っている間にも、次から次へと患者がやってくる。
そして、診察を終えた飼い主さんには、看護師さんによって
次から次へとさまざまな薬やサプリが渡されていく。

すっごいなあと思いながら、待っていると
声がかかり、診察室へ。
2週間ちょっと前に初めてお会いした森井先生が、
あらかじめ提出してあった検査結果やメモを見て、
「ずいぶん苦労したんですねえ」とひと言。
そうなんです、うちの神様は苦労人で、
とは言わなかったけれど、
先生は重い状態だったカヤを気遣ってくれた。

それでも、ステロイドをがっつり処方した
酒井先生の処置を称えてくれ、
「あの状態で腹水・胸水が溜まっていたら、
苦しいまま死んでしまうからね」とおっしゃった。

そうですよ、酒井先生は優秀な西洋医だ。
代替療法は駆使しない方だけど、見立ても処置も
常に適切で、西洋医薬の投薬治療においては、
また、外科的な手術においても、腕の立ついい先生だ。

「そちらの処方は尊重して続け、うちでは
ステロイドや免疫抑制剤によって低下した免疫力を上げ、
傷ついた部分を修復する力をつけるために、
ホメオパシーやハーブなどの代替薬を
処方しましょう」と森井先生はおっしゃった。

初めて聞いたことなのだけど、アメリカンコッカーは
形質的に尿漏れが多い犬種なのだそうだ。
漢方やホメオパシー、ハーブなどでも、
尿漏れや外耳炎に効くものがあるそうで、
「そういった中から選択していきます」とのこと。

まずは免疫抑制剤を切ったあとに揺り起こしがこないよう、
腸内環境、口内環境を整えることになり、
ドイツの薬草からつくった錠剤、フランスのホメオパシー薬、
乳酸菌生成エキス、歯垢付着阻害酵素や抗菌物質を生成する
口腔善玉菌(フリーズドライ生菌)などが処方された。

耳の中にいる菌を培養し、どんな対処が適切かを知るための、
薬剤感受性試験料が高かったこと以外は、
(外部の検査機関に出すから仕方ないのです)
ホメオパシー薬も驚くような値段ではなかった。

人間の場合は「自然療法、代替療法はセレブ相手の療法」
と言われるくらい、一般保険診療との差が大きいけれど、
もともと動物の場合、自由診療だから、
代替治療薬も西洋医薬も、大した差はないのでしょう。

帰り道、運転していると、ぷうんと何やら臭ってきた。
うちの神様が我慢できずにケージの中で、
ウンチをしてしまったのだった。
おむつをしていたので、踏んづけられずにすんだけど。
ごめんね、排泄時間を気にしてあげなくて。

それはそれとして、カヤに新しい治療の道が拓け、
とっても希望が持てた一日だった。
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動物の統合医療医

2015-09-16 | 犬&猫との暮らし
8月の終わりに動物の自然療法医・統合医療医である
しんでん森の動物病院院長の森井啓二院長に
お話を聞く機会があった。


森井先生は北大獣医学部の1年生の頃、
エドガー・ケイシーの書物を読んで触発され、
独学で代替療法の勉強を始めたのだそうだ。

イギリスやアメリカの最新の治療技術や薬剤情報が
時差なく入ってくるオーストラリアに渡って学び、
ホメオパシーも極めていらっしゃる。
漢方、ホメオパシー、メディカルハーブ、
ホモトキシコロジー、鍼などなど、引き出しがいっぱい!


開業以来、四半世紀にわたって、
西洋医学的な一般診療に、こうした代替療法を取り入れ、
動物の統合医療を進めてこられたのだけど、
一次診療も二次診療(セカンドオピニオン)もこなす。
最近はほかの獣医師さんとも連携を深める一方、
人間の医師も交えた勉強会を重ねているそう。
DR.NORIKO自然療法院の宮野先生のことも、
同じホメオパシー医だからか、よくご存じだった。

ホメオパシーにしても漢方にしても、
まだまだ進化している最中なので、これからもっと
よりよく使えるようになるんじゃないかなとおっしゃる。
特にがんの治療では、
いまだに抗がん剤を使う病院が多いけれど、
いずれ抗がん剤は「大昔の治療法」になっていくと思うと。
そういえば、人のがん専門医である帯津良一先生も
同じことをおっしゃっていた。

がんにもよるけれど、抗がん剤は
治療というより体を壊してしまうことが多い。
実際、森井先生の病院では、抗がん剤より
抗がん剤以外の治療法のほうが、圧倒的に治癒率もいいし、
平均すると、動物たちの残りの寿命も長いのだそうだ。

急性期でも、自分に使ってほしくない薬は
動物にも使いたくないとおっしゃっていた。
治療の選択肢が多いので、何パターンもの組み合わせを
考えられることも、森井先生の強み。

驚いたのは、森井先生が、最近新聞の広告で見た
『君が代 その音霊は~』の著者だったこと。


休日には北アルプス、南アルプスに登り、
自然の中に身を置くという森井先生。
自然を尊び、野生動物の保護にも造詣が深い。

とってもバランスのよい方で、
元気や希望を与えてくれるお話に
全身の細胞が生き返る思いだった。
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免疫ミルク「ペットアイジージー」

2015-09-15 | 犬&猫との暮らし
カヤに毎日あげているサプリ「ベジタブルサポート腸用」が
もうすぐなくなりそうだったのに、注文し忘れていた。
そういえば、うちには取り置いているサプリがあった。
ベジサポが届くまで、それをあげてみようか……。

それが、DR.NORIKO自然療法院の宮野獣医師のセミナーで、
サンプルをもらった「PetIgG(ペットアイジージー)」。
腸内環境を整え、免疫細胞を強化するという機能性ミルクだ。


このミルクの説明を引用すると
「母乳からの移行抗体の発想で生まれた免疫ミルク。
健康な乳牛に無害化した26種類の細菌を投与し、
体内で抗体をつくらせ、母乳に含まれる抗体を
取り出したもの」だそうだ。
乳糖不耐性もほぼ影響がないことが分かっているらしい。

宮野先生に「ベジサポはあげてよい」と言われているけど、
ペットアイジージーについては確認していなかったので、
ベジサポを注文しがてら、相談するつもりで、
DR.NORIKO自然療法院に電話をした。

宮野先生は不在だったけど、もう一人の獣医師さん、
花田道子先生が電話に出てくださった。
花田先生も日本ホメオパシー医学会認定獣医であり、
ペット栄養管理士でもある。

初めてお話ししたのだけど、明るくやさしい語り口で、
ほかのサプリとの飲み合わせも心配ないし、
カルテを見ながら、今のカヤにもあげても大丈夫と
教えてくれたあと、
「うちの犬もペットアイジージーは大好きですよ。
犬もわくわくする気持ちが大切でしょ。
そういう思いをたくさんさせてあげてくださいね」という。

男勝りの宮野先生とは好対照。
絶妙なコンビネーションで病院を運営しているんだなあ。
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紀州犬の受難

2015-09-15 | 犬&猫との暮らし
昨日、縄抜けしてうろついていた紀州犬が
通行人や警官に噛みついて、捕獲に失敗したために、
警官3人に13発も発砲されて射殺された事件が起きた。

射殺された紀州犬は、体長120センチ、
体重21キロのオスだと報道されていた。

体長120センチ? まさか、と思った。
犬の体長というのは、犬を横から見て、
胸の先端からお尻の突端までをいう。
鼻先からしっぽの先までの長さじゃない。

体高というのは、地面から背中までの高さのことで、
紀州犬の場合、体高10に対して体長11の割合が
スタンダードと言われている。


紀州犬

だから、体長120センチもあったら、
背中までの高さが1メートルを超えていることになり、
それじゃあ、まるでグレード・デーンじゃないですか。

紀州犬の獰猛さを伝えたかったのか、
大きくて手に負えなかったから撃ち殺した、
ということを正当化したかったのか、
新聞などは「体長約120センチ」などと書いていたけれど、
そんなに大きな体格ではなかったと思う。

「大型犬」との報道もあったけれど、体重は21キロでしょ。
それが本当なら大型犬でもないし、
紀州犬のオスとしては標準サイズ。
21キロの犬だったら、見た目にも
それほど大きさを感じないと思うのだ。

確かに小型犬だって、立派に猟犬として働くのだから、
勇猛果敢に挑まれたら、人間はかなわない。

問題は犬の大きさじゃなくて、
飼い方を間違うと「家族に対して忠実で
従順な性格をもつ」といわれている犬も、
こんなとんでもない最期を遂げなくてはいけないわけで、
本当に痛ましいことだと思った。

普段から家族に噛みつくから、
物置の中で飼われていただなんて、悪循環。
どんなに鬱屈していたことだろう。
噛まれた方たちもお気の毒だったけれど、
ミリオンくんのことも心から気の毒に思う。
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カヤのALB値、上昇!

2015-09-10 | 犬&猫との暮らし
8月中旬からシクロスポリンを4日に1回の投与に変えて、
3週間目の昨日、久しぶりの血液検査。

すでに漏出性腸炎だったことも忘れるくらい、
ウンチも良好だし、適度な体重を維持している。


お昼寝中、ZZZ…

で、血液検査ではALB値が2.5g/dlと
うちで引き取った当初に検査した値になっていた!
寛解状態と言っていいと思う。

シクロスポリンを飲ませた夜は、カヤの息が荒くなる。
多分、気持ち悪くなるのだろうと思う。
もう必要のない薬なのではないかと私は思っているのだけど、
それでも先生は慎重を期して、
向こう1か月、シクロスポリンを6日に1回投与することに。


食後のカヤさん。耳が汚れないようにこんなカバーをしてお食事。

「1か月後、ALB値や体調に変化がなければ、
一度投与を中断してみましょう」とおっしゃった。
いよいよ、薬漬けの生活から脱却か。
多分、できると思うぞ!
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