来日タイ人の強弱を見分ける裏技

ボクシングファンの方から、
「タイ人のボクサーって弱いよね」
と言われる事があります。

確かに、日本に来るタイ人ボクサーは
早いラウンドで、コロコロ、ＫＯ負けしている試合が多いから、
こういう風に思ってしまうのも無理はないのかもしれません。

でも、そうでは無いんです。これには裏があるんです、

タイを愛する私としてはこの誤解を溶く為に
今日はその裏話．．．

まず、タイはムエタイ（キックボクシング）が国技ですから、
キックボクサーの競技人口は、もの凄い数ですが、
純粋にボクシングだけしているボクサーと言うのは殆どいないんです。

一部の、世界チャンピオンを目指す為にやっている、ボクシングだけをやっているトップボクサーを除いたら、
タイ人ボクサーは、ムエタイとボクシングを兼用で、やっているんです。

て言うより、ムエタイの技である、キック、膝蹴り、ひじ打ちを使わないで、パンチだけでやる競技がボクシングだという認識です。
だから、複雑なコンビネーションパンチなんて教わった事など無く、当然、打てないです。

タイ国内のチャンピオンとかランカーなんて言うのは、殆どこういうボクサーばかりです。
（トップボクサーはタイ国内のランキングには興味が無く入りません）

日本でコロコロＫＯ負けしている、タイ人ボクサーはこういうボクサーなんです。



こういうタイ人の見分け方が上の写真のシューズなんです。

タイのＦＢＴというメーカーのボクシングシューズです。

上の写真は新型のシューズ、下の写真が旧型のシューズなんです。
（シューズの靴の裏を見ても分かります、新型は靴の裏が赤で、旧型は白ですから）

タイではトップボクサーになると試合毎にシューズは支給されますから、期待されているトップボクサーは当然、新品の新型を履いてます。
その他のボクサーは大抵、使い古した旧型を履いて日本でコロコロしています。

シューズを見れば、タイ人ボクサーが強いか弱いか、わかってしまうんです。



ＰＳ

因みに、このシューズ、軽くて履きやすいと、うちのジムの練習生にも評判が良く、履いている子が多いんです。

アマチュア選手もプロボクサーも殆ど全員、このシューズを履いて戦います。

多分、日本で、このシューズを履いてリングに上がっているのはうちのジムのボクサー達だけだと思います．．．