先日の新聞に載っていましたが、所有者不明の空家の解体に、世田谷区ではじめて「不在者財産管理人制度」が利用されたそうです。
「不在者財産管理人制度」とは、利害関係人から財産の管理人選任の申立てを行い、家裁が管理人を選任し、「権限外行為」の許可を得ることにより、所有者にかわり不動産の解体や売却ができるというものです。
通常、弁護士さんや司法書士さんが選任されます。
今回解体されたのは北烏山にある空家で、天井などが朽ちおちていたそうです。
世田谷区は登記情報や住民票から調査しましたが、所有者がみつからず、代執行で解体しても費用回収ができないため、この制度を利用し、今後、この土地を売却して売却益を解体費用に充てる予定だそうです。
全国的に空家対策に苦慮していますが、このやり方は全国的にもはじめてだそうです。
老朽化した空家をそのままにしておくのは危険で、不衛生ですので、この手法がふえるかもしれません・・・