週末に新宿で「防災展」が開催されていました。
建物にどのような耐震対策をすべきか、防災グッズとしてどのようなものをどのぐらい準備すればいいのか、地盤の液状化実験などなど関係者のブースがありました。
そのひとつ、消防庁の耐震対策について。
家具転倒防止グッズについての実験では、金具とビスで壁と家具を固定する方法はかなりの効果がありますが、家具と天井の間に転倒防止用つっかえ棒をつける方法は少し効果が低いとのことです。
しかも、(たとえばベニヤをはってあるような)張物に固定しても地震のときにはベニヤごと壊れてしまうことも多いので、つっかえ棒は、打音で確認してせめてきちんとコンクリートなどの梁部分に、そしてなるべく家具の奥(壁より)に固定しましょう。
つっかえ棒や免震シールの「震度7に耐える」という広告はそのまま鵜呑みにして安心してはいけないとのことです。
が、それでも、なにもしないよりはとりつけたほうが絶対によいので是非とりつけてほしいとのことでした。
金具とビスで家具を固定しない場合は、免震シールとつっかえ棒のダブル防止策がよいそうです。